《元王者同士対決!ラミレスVS.バルテレミー戦・他注目戦》米国/No.1446 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《Sライト級ノンタイトル12回戦》
ーundercardー
《Sウェルター級ノンタイトル12回戦》

開催日:4月27日(日本時間28日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州フレズノ/セーブマート・アリーナ




元2団体(WBC&WBO)世界Sライト級統一王者
ホセ・カルロス・ラミレス(31=O/USA)
VS.
元2階級(Sフェザー級・ライト級)制覇王者
ランセス・バルテレミー(37=O/CUB)


〈試合経過〉
開始序盤はラミレスがバルテレミーに左ボディーから左アッパーと先制攻撃でリードしてそのまま進むかに見えた。
しかし、3回からバルテレミーは右から左にスイッチして左ストレートを浴びせてラミレスがグラつくとバランスを崩してスリップダウン。バルテレミーは倒れぎわの加撃で注意を受ける。
4回、さほどダメージのなかったラミレスはバルテレミーのボディー攻めに集中し始めた。
5回〜6回もラミレスはジャブからバルテレミーのボディーを執ように攻め込む。後半戦に突入するとバルテレミーも時折左ストレートから右フックで反撃を見せる。それでもラミレスはバルテレミーの攻めを見抜くと完全に主導権を握ったように映った。
11回、ラミレスが手数の減ったバルテレミーに左右集中連打を浴びせてストップ寸前に追い込んだ。
最終回、バルテレミーにドクターチェックが入ったが続行。ラミレスは優勢なままゴングを聞いた。

〈12回採点結果〉
118ー110(ラミレス)
119ー109(ラミレス)
119ー109(ラミレス)

ラミレスが3ー0大差判定勝ち。
ラミレスはWBC&WBO世界Sライト級王者時代の2021年5月22日、当時WBAスーパー&IBF世界Sライト級統一王者だったジョシュ・テイラー(英国)との4団体Sライト級王座統一戦で12回0ー3(2P差×3者)の僅差判定負けで王座から陥落して今回再起3連勝とした。現在世界ランキングはWBO4位、WBC9位、IBF11位と挑戦できる位置にいる。果たして、ラミレスは王座返り咲きなるか注目が集まる。

元2階級制覇王者でベテランのバルテレミーは11ヶ月ぶりの試合は白星ならず。Sフェザー級やライト級では技巧ぶりが注目されたが、3階級目のSライト級では壁になっているようだ。ここ5戦を3勝1敗1分とまずまずの戦績だったが痛い黒星となった。
現在ランキング外となっているバルテレミーはもうすぐ38歳を迎えるが果たして再び這い上がれるか・・・



(Photos by boxingscen.com)

【両選手の戦績】
★J・カルロス・ラミレス/30戦29勝(18KO)1敗
★R・バルテレミー/35戦30勝(15KO)3敗1分1NC



ーundercardー
《Sウェルター級ノンタイトル12回戦》


WBA世界Sウェルター級1位・WBC6位・WBO7位
バージル・オルティスJr.(26=O/USA)
VS.
元ウェルター級世界ランカー
トーマス・デュロルメ(34=O/PUR)

〈試合経過〉
初回、開始ゴング早々からお互い接近して上下に打ち込む展開で始まった。2分過ぎオルティスJr.の鋭い左フックがデュロルメのボディーをえぐるように叩くと苦悶のダウン。デュロルメはリングで丸くまりカウントアウトとなった。

ーKO・1回2分39秒ー

オルティスJr.が全く問題にせず僅か159秒圧倒KOで決めた。
これでオルティスJr.はデビューから21連勝全KOとした。
そしてまだベルトは巻いていないが人気はすでに世界王者並です。
次戦は勝利した場合に決定していた8月3日、前WBO世界Sウェルター級王者ティム・チュー(豪州)と対戦することになる。
おそらくWBO王座挑戦者決定戦の位置づけでしょう。
もし、オルティスJr.が勝てばWBO新王者となったSウェルター級では巨漢(197センチ)のセバスチャン・ファンドラ(米国)への挑戦となるでしょうか非常に楽しみです。

2度の世界戦経験者デュロルメは3連敗から前試合は3回TKO勝ちしたものの再び黒星となった。ここ5試合を1勝4敗と元気がない。すっかり若手の踏み台となってしまった感は否めない。
デュロルメは負け癖から脱出できるか・・・


(Photos by fightnews.com)

【両選手の戦績】
★バージル・オルティスJr./21戦21勝(21KO)無敗
★トーマス・デュロルメ/34戦26勝(17KO)7敗1分







《Sバンタム級10回戦》
開催日:4月24日(日本時間25日)
開催地/会場:米国フロリダ州ヒルズボロ・プラントシティー/プロボックス・イベント・センター




WBA世Sバンタム級4位・IBF&WBO10位
ラモン・カルデナス(28=O/USA)
VS.
メキシコ・Sバンタム級
エドゥアルド・ラミレス(28=O/MEX)

〈試合経過〉
前半戦はラミレスが左右で積極的に攻めカルデナスは時折ワンツーから右カウンターなど浴びせる。カルデナスは手数は少ないものの的確有効打でやや優勢に回を重ねた。
9回、上下の攻め合いから1分過ぎカルデナスが接近して左右を浴びせて狙い澄ました左ボディーを叩き込むとラミレスは間を置き膝を着くダウン。かなり効いたラミレスは立ち上がろうとしたものの両手をついたままカウントアウトとなった。

ーKO・9回1分37秒ー

勝利したカルデナスは2017年4月25日、ダニー・フローレス(メキシコ)との10回戦で唯一の黒星(0ー2僅差判定負け)から再起後13連勝とした。ここまで7年間負けなしでここ3戦は元王者や実力者を全てKOで下すなど注目され知名度も上げてきた。
今後連勝を伸ばせばSバンタム級の台風の目となりそうです。

敗れたラミレスは上下攻撃でなかなかいい攻めだったがスタミナ切れのボディー被弾が万事休すだった。ここ5戦を4勝1敗と勝ち星を重ねていたものの痛い黒星となった。今年1月には那須川 天心(帝拳)のスパーリングパートナーとして来日していた。
ラミレスは無念の出直しです。


(カルデナスは手応えあったか悠々とした)


【両選手の戦績】
★ラモン・カルデナス/26戦25勝(14KO)1敗
★エドゥアルド・ラミレス/28戦22勝(16KO)3敗3分