《WBC世界Sライト級TM〜デヴィン・ヘイニーVS.ライアン・ガルシア》米国/No.1444 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBC世界Sライト級タイトルマッチ》
開催日:4月20日(日本時間21日)
開催地/会場:米国ニューヨーク・ブルックリン/バークレイズ・センター




WBC世界Sライト級王者・2階級制覇者
デヴィン・ヘイニー(25=O/USA)
VS.
WBC同級6位・元WBC世界ライト級暫定王者
ライアン・ガルシア(25=O/USA)

前日計量で王者ヘイニーはSライト級リミット140ポンド(63.50Kg)を1回で計量パスもガルシアはリミットを1回目で3.2ポンド(約1.45Kg)超過で失格。再計量を拒否した為、挑戦権は剥奪された。そればかりかガルシアは瓶ビールを持ち込んでガブ飲みするなど醜態を晒して周りを唖然とさせた。(^o^)
しかし、試合を中止すれば混乱が起こることが予想されるとしてガルシアにファイトマネーから約2億円超の罰金を課すことで挙行するとした。試合はヘイニーが勝てば防衛も負ければ王座陥落となりガルシアが勝利しても王座は空位となる変則ルールで行われることになった。つまりガルシアにとってはノンタイトル戦となる。

ガルシア王者からダウン奪って勝利も王座は空位!

〈試合経過〉
開始序盤から王者ヘイニーはジャブから様子見もガルシアの左フックを貰ってグラつくなど危ないスタートだった。
2回、ヘイニーは持ち直して右ストレートで応戦もまだガルシアの左右強打が優勢に映った。その後ヘイニーは時折右ストレートで反撃も続かずピンチになると再三のクリンチで凌いで回を重ねた。
7回、打ち合いからガルシアの左フックでヘイニーがダウン。再開すると再びスリップ気味ダウン。これはスリップと裁定。
10回、ガルシアの右ストレートから左フックで2度目のダウン。
11回、ガルシアの左フックでヘイニー3度目のダウン。
ヘイニーはガルシアのパンチにあまり威力がなく致命的ではないのかスリップを含めると4度もマットに沈んだが耐えて見せた。
最終回、ガルシアの左右攻めもヘイニーは敗色濃かったが試合を捨てず左フックで対抗する中ゴングを聞いた。

〈12回採点結果〉
112ー112(ドロー)
114ー110(ガルシア)
115ー109(ガルシア)

ガルシアが2ー0判定勝ちもWBC世界Sライト級王座獲得とはならず空位となった。ガルシアはWBC世界ライト級暫定王者時代から3年ぶりのメジャー王座初戴冠となるはずだったが自業自得で墓穴を掘った。それにしても計量後に瓶ビールをガブ飲みするなど破天荒な振る舞い。ガルシアは以前計量後に突然泣き出し大声で叫けぶなど奇行を晒し精神状態が危ぶまれると報じられていたが的中してしまった。次戦はどうなるのかプロモーターは頭を悩ます。

ヘイニーは去年12月9日、前王者レジス・プログレイス(米国)から大差判定勝ちで王座を奪って2階級制覇に成功したが初防衛に失敗した。連勝は21で途切れた。まあ、ヘイニーは負けで王座陥落は仕方ないにしてもとんだ破天荒者相手にモチベーションを崩したのかもしれない。それでもヘイニーは悔しさが募ったのか試合終了後は懲りずに再戦を希望した。果たして再戦はあるか・・・





(Photos by boxingscen.com)

それでは壮絶な打ち合いでガルシアが王者ヘイニーから3度ダウンを奪って勝利したシーンをハイライトでどうぞ!(2分02秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★デヴィン・ヘイニー/22戦21勝(14KO)1敗
★ライアン・ガルシア/36戦35勝(24KO)1敗