★5/4開催ファン待望のメキシカン対決!カネロ・アルバレスVS.ハイメ・ムンギア/No.1439 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《4団体世界Sミドル級タイトルマッチ》
開催日:5月4日(日本時間5日)
開催地/会場:米国ネバダ州ラスベガス/T-モバイル・アリーナ




4団体世界Sミドル級統一王者
サウル"カネロ"アルバレス(33=O/MEX)
VS.
WBC世界同級1位・WBO1位
元WBO世界Sウェルター級王者

ハイメ・ムンギア(27=O/MEX)


アルバレスの最強誇示かそれとも大波乱か!

これはボクシングファンなら誰もが観たくなるメキシカン同士対決でしょう。アルバレスがSミドル級の最強を誇示するのか、それともムンギアが次期スーパースターの座を射止めるのかこの一戦から目が離せませんね。両者は元々数年前から対戦話はあった。
当初アルバレスはWBC世界同級暫定王者のデビッド・ベナビデス(米国)との対戦も浮上していたが禁止薬物使用発覚や体重超過で2度も王座を剥奪され試合を汚していることから陣営が毛嫌いしたとされる。しかし、アルバレスにも禁止薬物疑惑は消えていない。
では何故、急遽このカードが実現したのかには理由がある。
アルバレスは去年5月6日、サウスポーの曲者ジョン・ライダー(英国)の挑戦を受け戦い5回にダウンを奪って大差判定勝ちしたものの最後まで粘られ倒し切れなかった。
一方、ムンギアはこの共通相手のライダーと今年1月27日に対戦して壮絶な打ち合いで4度倒した末、9回TKO勝ちを収めたことからアルバレスは癪(しゃく)に障ったようです。(^o^)
つまり、アルバレスはその倒した相手を倒してしまえば最強を誇示できると踏んだようです。アルバレスが33歳にして65戦目ならムンギアも27歳で44戦目と両者経験豊富。
おそらくアルバレスの対戦合意はオプション契約(再戦盛り込み)でしょう。要するにアルバレス陣営は用意周到で仮に負けてもまた戦えるという精神的余裕を持って試合に臨めるところがプラスになると見ている。かたやムンギアはこの戦いに敗れることになれば暫くはチャンスから遠退いてしまうことになる。

アルバレスの直近戦は去年9月30日、階級下の4団体世界Sウェルター級統一王者ジャーメル・チャーロ(米国)と挑戦を受ける形で戦い7回アルバレスが右でチャーロからダウンを奪いその後粘られたものの12回3ー0大差判定勝ちで4団体Sミドル級王座の防衛に成功している。しかし、対戦相手が2階級下王者とあってあまり評価はされなかった。

アルバレスの直近戦チャーロとの戦いぶりをどうぞ!
(3分26秒)




〈挑戦者ハイメ・ムンギア〉
ムンギアはWBO世界Sウェルター級王座を5度防衛後に王座を返上してミドル級に転向した。しかし、ミドル級では世界戦に恵まれずWBO地域王座獲得のみに留まっていた。その後、再び階級を上げSミドル級に転向。Sミドル級では4戦目にして世界挑戦のチャンスが訪れた。不安があるとすれば執ようにジャブを突いてインファイトしてくる相手は苦手だ。その例が去年6月10日に戦った技巧派のセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ)だった。接近しての打ち合いはムンギアがボディから右を浴びせていたがタフなデレフヤンチェンコはジャブから左右を浴びせ11回終了時点では2、3Pリードされていた。最終回、1分過ぎムンギアが左フックでデレフヤンチェンコからダウンを奪って続行すると更にダウン寸前まで追い込んだがKOできず12回3ー0(1P差×2者/3P)とあわやの僅差判定勝ち。ムンギアは土壇場でダウンを奪っていなければ明らかに負け試合だった。
今回の王者アルバレスはデレフヤンチェンコに輪を掛けたようにタフで圧力をかける。背丈こそないが屈強な体躯から左右強打を上下に叩き込んでくる。特にアルバレスのボディを貰うとスタミナを削がれることになる。おそらくこれまで戦ったことのないようなレベル差を感じるはずだ。果たしてムンギアは自慢のワンツー、右ストレートは通用するのか注目したい。

ムンギアは苦戦から一転直近戦では前述の今年1月27日、WBC・Sミドル級シルバー王座決定戦をジョン・ライダー(英国)と対戦して9回TKO勝ちだった。

ではそのライダー戦で計4度ダウンを奪って快勝したシーンをどうぞ!(1分52秒)


アルバレスは禁止薬物使用疑惑が未だに晴れずアンチも結構いるようだ。そのアンチ派は6:4でムンギア。
アンチ派ではないファンは7:3でアルバレスとしている。
個人的にはそろそろ番狂わせが起きてもいい派ですが・・・😄

それに、アルバレスは負けたWBA世界Lヘビー級スーパー王者のディミトリー・ビボル(ロシア)との再戦をしきりと口にしているが、3団体Lヘビー級統一王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア)の名は全く口にせず避けているのは何故なんだ。ハンマーパンチが怖いのかな・・・

【両選手の戦績】
★サウル・C・アルバレス/64戦60勝(39KO)2敗2分
★ハイメ・ムンギア/43戦43勝(34KO)無敗