《WBCシルバーSライト級王座決定戦〜WBCシルバーSフェザー級TM》英国・伊/No.1437 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBCシルバーSライト級王座決定戦》
開催日:3月23日(日本時間24日)
開催地/会場:英イングランド・シェフィールド/ウティリタ・アリーナ・シェフィールド




WBC世界Sライト級12位
ダルトン・スミス(27=O/GBR)
VS.
元WBCシルバーSライト級王者
ホセ・セペダ(34=S/USA)


スミスがボディショットKO!

〈試合経過〉
初回、サウスポーのセペダが右ジャブでけん制しながら左ストレートで仕掛けるとスミスは様子見で手数少ないながらも時折鋭い左ジャブを突く展開で始まった。
2回、セペダが左ストレートを浴びせるとスミスも体が解れたか負けじとワンツーを見舞っていよいよ試合が動きだす。
3回〜4回とお互い上下に打ち合い一進一退が続いたがややスミスの右が機能し始めた。

迎えた5回、序盤からお互い打ち合うと1分過ぎスミスの右アッパーでセペダが仰け反ったところにスミスの右ストレートがセペダのボディに突き刺さる。セペダは一瞬間を置き膝を着いてダウンすると立ち上がれずそのまま10カウントを聞いた。

ーKO・5回1分25秒ー

スミスが圧倒KOでWBCスーパーライト級シルバー王座を獲得した。何しろ世界戦を3度も経験している相手をボディー一撃で10カウントを聞かせたのは自信に繋がったでしょう。
そして、スミスはデビューから16連勝として世界へ向け着々とキャリアを積み上げている最中だ。試合後は同国のライバルでEBU欧州Sライト級王者のアダム・アジムとの対戦を希望した。
ライバル対決はあるのか次戦が注目される。

ベテランで世界戦3度経験のセペダは勢いある若いスミス相手に倒されてしまった。それもボディショットでの屈辱だった。これでセペダは2連敗を喫してここ5戦を2勝3敗と負け癖がついてしまったか元気がない。このまま若手の踏み台にされてしまうのか、それとも奮起して再びトップ戦線に絡む復活となるのか・・・



(Photos by boxingnews24.com)

それではスミスが5R素晴らしい右ボディショットでKOしたシーンをどうぞ!(無音声/1分39秒)


【両選手の戦績】
★ダルトン・スミス/16戦16勝(12KO)無敗
★ホセ・セペダ/44戦37勝(28KO)5敗2NC






《WBCシルバーSフェザー級TM》
&《WBC世界Sフェザー級挑戦者決定戦》

開催日:3月22日(日本時間23日)
開催地/会場:イタリア・ローマ=コッレフェッロ/パラツェット・アルフレド・ロンボーリ




WBCシルバーSフェザー級王者・WBC世界6位
マイケル・マグネッシ(29=O/ITA)
VS.
WBC世界Sフェザー級5位
力石 政法(29=S/緑)


力石ラストラウンドに大逆転TKO勝ち!

〈試合経過〉
前半戦はマグネッシがスピードあるアグレッシブさに加え時折スイッチして力石をロープに追い込み右ストレートや左フックを浴びせてフラつかせるなどリードした。力石もジャブから右フックで応戦したが中盤戦突入もなかなか突破口を掴めない。
マグネッシが優勢のまま後半戦に突入していく。
9回、マグネッシが攻勢を強め前に出て右ストレートで力石を仰け反らせるなど益々差を広げる。
10回、ようやく力石が左ストレートから右フックを浴びせてマグネッシの攻めが鈍りだすとラウンド終盤も力石が右フックから右アッパー、左カウンターと怒涛の攻めを見せ挽回を図る。マグネッシはかなり効いてしまったように映った。
11回、ダメージの残るマグネッシが左右で攻勢を仕掛けたかに見えたが力石の足捌きに捉え切れない。

迎えた12回、開始早々力石の右フックが炸裂するとマグネッシがついにダウン。マグネッシが立ち上がって再開すると今度は左ストレートでマグネッシ2度目のダウン。ここも執念で立ち上がったマグネッシだったが力石の攻めで退がり際に3度目ダウン。レフェリーはスリップと裁定してここも再開すると力石の追撃連打に晒されたところでようやくレフェリーが割って入り試合を止めた。
どうもレフェリーは止めどきが遅いように感じた。

ーTKO・12回2分34秒ー

力石が敵地ながら最終回ストップ勝ちでWBCスーパーフェザー級シルバー王座獲得とともにWBC世界同級王座への挑戦権も手にした。力石はそのまま最終ラウンドのゴングを聞いていれば間違いなくポイント差で負けていた。まさに倒さなければ勝てないという土壇場の見事な大逆転勝ちだった。これで力石はWBC世界同級王者のオシャキー・フォスター(米国)との世界初挑戦が楽しみになってきました。今年中に挑戦なるか大注目です。

地元開催で有利だったマグネッシは保持したWBCスーパーフェザー級シルバー王座の2度目防衛及びWBC世界同級王座挑戦権獲得に失敗した。後半戦に突入して10回力石の右フックから連打されスタミナを削がれたのが勝負の分かれ目だった。これまでマイナーのIBO団体では王座に就いていたがメジャーでは初挑戦に夢を募らせていたでしょう。マグネッシは無念の出直しで再浮上なるか。





(Photos by abema.tv&wbc.com)

力石選手が敵地でラストラウンドに見事な大逆転ストップ勝ちでWBC・Sフェザー級シルバー王座獲得とWBC同級王座挑戦権を獲得したシーンをどうぞ!(2分19秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★マイケル・マグネッシ/25戦23勝(13KO)2敗
★力石 政法/16戦15勝(10KO)1敗