《WBCシルバーSミドル級タイトルマッチ》
開催日:1月27日(日本時間28日)
開催地/会場:米国アリゾナ州フェニックス/フットプリント・センター
WBCシルバーSミドル級王者
元WBO世界Sウェルター級王者
ハイメ・ムンギア(27=O/MEX)
VS.
WBC世界同級8位・IBF10位
元WBA・WBO世界Sミドル級暫定王者
ジョン・ライダー(35=S/GBR)
〈試合経過〉
初回、序盤ムンギアが左構えのライダーに左ジャブから右ボディーストレートを繰り出すとライダーも中盤から右ジャブ、左ストレートと応戦して激戦を予想させるスタート。
2回、激しい攻防の1分過ぎコーナーに詰まったライダーにムンギアの右ストレートがヒットしてライダーがダウン。カウントを受け立ち上がると再開。この回ライダーは左右で反撃して逃れた。
3回、ムンギアの攻めにライダーは左フックを浴びせて凌いだ。
4回、出入り激しい打ち合いとなった終了間際ムンギアの左カウンターでライダー2度目のダウン。ゴングに逃れた。
5回もムンギアの右フックでライダー再びピンチ。
6回〜7回とムンギアの執拗な左右上下攻撃にライダーも左フックを上下に攻めて踏ん張りを見せる。
しかし、8回ムンギアの連打でライダーはロープに詰められ再びピンチ場面も粘ってゴングに逃れた。
迎えた9回、開始早々ムンギアの右フックでライダーがダウン。
再開すると追撃連打でライダーこの試合4度目のダウン。ここも執念で立ち上がって続行に応じたライダーだったがムンギアが連打を浴びせて防戦一方となった場面で見かねた陣営がレフェリーにストップ要請、試合終了となった。
ーTKO・9回1分25秒ー
ムンギアが去年6月10日に王座決定戦で獲得したWBCスーパーミドル級シルバー王座の初防衛に成功した。
ムンギアは出だしから好調さをアピールしていたが、元暫定王者のライダーを4度倒したものの結構粘られ決定力に欠ける印象だった。サイトニュースでは快勝も疑問符もついたでしょう。しかしこの勝利で予てから対戦が噂される元ゴールデンボーイ・プロモーションズ所属の元同僚で同国の4団体同級統一王者サウル・アルバレスとの対決は今年中に実現するのか注目されるが・・・
元WBO世界Sミドル級暫定王者のライダーはWBCシルバー王座獲得ならず。去年5月6日、メキシコで4団体世界Sミドル級統一王者サウル・アルバレス(メキシコ)と対戦して5回にダウンを奪われ粘ってKOは逃れたが12回0ー3大差判定負け。WBO暫定王座は正規王座に吸収され無冠となっていた。ライダーは今回の負けで連敗となったが、4度倒されても試合を諦めない闘争心は素晴らしいものだった。果たして現役続行は・・・
(Photos by boxingscen.com)
それではムンギアがライダーにストップ勝ちしたシーンをハイライトでどうぞ!(1分52秒)
※途中消除の場合ありです。
【両選手の戦績】
★ハイメ・ムンギア/43戦43勝(34KO)無敗
★ジョン・ライダー/39戦32勝(18KO)7敗
《WBOインターCウェルター級王座決定戦》
開催日:1月27日(日本時間28日)
開催地/会場:英・北アイルランド・ベルファスト/アルスター・ホール
元WBO欧州ウェルター級王者
ルイス・クロッカー(27=O/GBR)
VS.
元ライト級世界ランカー
ホセ・フェリックス(31=O/MEX)
ーTKO・5回1分54秒ー
クロッカーがWBOインターコンチネンタル・ウェルター級王座を獲得した。英国期待のクロッカーはデビューから19連勝とした。
これで世界ランキング入りも間違いないでしょう。
これからの戦いぶりが楽しみな選手です。
ベテランのフェリックスは地域王座獲得ならず。
フェリックスは2014年4月12日、当時WBA世界Sフェザー級暫定王者ブライアン・バスケス(コスタリカ)に挑戦して12回0ー3判定負けの初黒星だった。人気はあったが、その後は負けが込み3階級も上げてウェルター級で戦うとは思いもしなかった。
復活なるか・・・
(Photos by boxingscen.com)
【両選手の戦績】
★ルイス・クロッカー/19戦19勝(11KO)無敗
★ホセ・フェリックス/48戦40勝(31KO)7敗1分