《寺地 拳四朗 VS.カルロス・カニサレス戦&WBA世界フライ級TM》大阪/No.1428 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBAスーパー&WBC世界Lフライ級TM》
ーundercardー
《WBA世界フライ級タイトルマッチ》

開催日:1月23日(火曜日)
開催地/会場:大阪府大阪市浪速区/エディオン・アリーナ(第一競技場)




WBA(S)&WBC世界Lフライ級王者
寺地 拳四朗(32=O/BMB)
VS.
元WBA世界Lフライ級王者
現WBA世界同級1位・WBC2位

カルロス・カニサレス(30=O/VEN)


寺地がダウン応酬の辛勝王座防衛!

〈試合経過〉
初回、カニサレスがジャブから右をヒットさせ優勢なスタート。
2回、攻め合い終盤寺地の左右でカニサレスがもたれ掛かるようにタウン。寺地も足を掴まれ倒れ込んだ。
3回、今度は左右の相打ちで寺地がダウン。寺地はさほどダメージなく立ち上がって再開すると左右で反撃する。
しかし4回終了時点でカニサレスがポイントで僅かにリードした。
その後は交互にポイントを奪い合う消耗戦の展開となった。
10回、カニサレスが突進して寺地をロープに追い込み連打すると寺地も負けじと左右返しで切り抜ける。
終盤戦はお互い左右の出し合いも寺地は脚を使って時折右をヒットさせるなどポイントアピールするなか最終ゴングを聞いた。

〈12回採点結果〉
114ー112(寺地)
114ー112(寺地)
113ー113(ドロー)

寺地が2ー0判定勝ちで2団体王座の防衛に成功した。
これでWBAスーパー王座の3度目、WBC王座は4度目の防衛成功となった。しかし、元王者に大苦戦だった。
度々口にしている4団体統一を目指すにはこれまで以上の攻撃スキルが必要でしょう。果たして進化できるか・・・

元WBA世界同級王者のカルロス・カニサレスは2団体王座奪取に失敗、王者返り咲きはならなかった。もう一押し見せ場があれば判定は変わっていたでしょう。これで日本人選手との対戦成績は2勝1敗1分となった。再び這い上がれるか注目したい。



(Photos by sportingnews.com)

【両選手の戦績】
★寺地 拳四朗/24戦23勝(14KO)1敗
★カルロス・カニサレス/29戦26勝(19KO)2敗1分






ーundercardー
《WBA世界フライ級タイトルマッチ》


WBA世界フライ級王者
アルテム・ダラキアン(36=O/UKR)
VS.
WBA世界同級1位・WBO5位
ユーリ阿久井 政悟(28=O/倉敷守安)


岡山県ジム初のユーリ阿久井世界王者誕生!

〈試合経過〉
序盤戦は王者ダラキアンの巧みな攻めに阿久井はなかなか決定打が打てずそのまま不利な流れになりかけたが、互角に持ち込んだ。
7回〜8回と阿久井が攻勢を強めて右ストレートが続けざまにヒットしてポイントを連取した。
9回〜10回とダラキアンがアッパー、左カウンターと巻き返しにかかったが、阿久井は上手く躱してみせる。
終盤戦は阿久井が11回右ストレート、左フックとヒットさせる見せ場を作った。最終回、前に出る阿久井にダラキアンも左右で懸命な攻めも決定打が出ない中、ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
116ー112(ユーリ阿久井)
117ー111(ユーリ阿久井)
119ー109(ユーリ阿久井)

世界初挑戦のユーリ阿久井が3ー0判定勝ちでWBA世界フライ級正規王座を獲得した。戦前予想は不利だったが見事覆す番狂わせを演じた。これから先は奪取するより難しい鬼門の初防衛戦でどう戦うのか、突破に期待したいところ。

安定王者の域に入っていたアルテム・ダラキアンは保持した王座の7度目防衛に失敗、無冠となった。初黒星となったダラキアンはこれまで手堅く防衛を重ねてきたが36歳にして振り出しに戻ってしまった。復活なるか再起に注目したい。



(Photos by badlefthook.com)

【両選手の戦績】
★アルテム・ダラキアン/23戦22勝(15KO)1敗
★ユーリ阿久井 政悟/22戦19勝(11KO)2敗1分