《実力者Sライト級戦&挑戦者決定戦Lヘビー級》3月17日+19日/米国・カナダ/No.1350 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《Sライト級契約ノンタイトル10回戦》
開催日:3月18日(日本時間19日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州ロングビーチ/ウォルター・ピラミッド






メインだったライトヘビー級12回戦のヒルベルト・ラミレス(MEX)VS.ガブリエル・ロサド(USA)戦は前日計量でラミレスがライトヘビー級リミット(79.379Kg)を約2Kg超の大幅体重超過で試合中止となった為、セミをメインに繰り上げての開催となった。

WBC世界ライト級11位
元2階級制覇王者(Sフェザー級・ライト級暫定)

ジョセフ・ディアスJr.(30=S/USA)
VS.
元世界ランカー・元NABO北米ライト級王者
メルシート・ゲスタ(35=S/PHI)

ゲスタが元王者を判定で下す金星勝利!

〈試合経過〉
初回、サウスポー同士は序盤からお互い接近して打ち合いが始まるとゲスタがワンツーから左右フック、ボディーと打ち込み見栄えよく回を進めた。5回、やや後手を踏んだディアスJr.も攻勢を強めて上下に打ち分けゲスタをロープに追い込んだが、ゲスタは足を使って巧く切り抜ける展開。どうもディアスJr.は追い込みながらも当て勘が悪い。終盤戦に突入すると再びゲスタが前に出て上下に打ち込みポイントアピールするなかゴングとなった。

〈10回採点結果〉
99ー91(ゲスタ)
93ー97(ディアスJr.)
98ー92(ゲスタ)

ゲスタが2ー1のスプリットながら判定勝利した。
今回ノンタイトル戦もWBC世界ライト級11位に勝ったことで再び世界ランキング入りも可能性大です。ゲスタはこれまでライト級でIBFとWBAの王座に2度挑戦もともに判定負けだった。
果たして、3度目チャンスは訪れるか・・・

敗れたディアスJr.はWBC世界ライト級暫定王者時代に団体内統一戦で正規王者のデビン・ヘイニー(USA)に判定負けした後、復帰戦のウィリアム・セペダ(MEX)にも判定負け。そしてまたしても黒星を喫して3連敗となった。ディアスJr.は過去にフェザー級とSフェザー級の世界戦を体重超過で無駄試合を経験。ライト級でも厳しいのか今回再起戦で4階級目も見据えてかSライト級契約で戦ったが裏目に出てしまった。階級上げてもさ先が見えたか・・・




(Photos by fightnews.com)

それではゲスタが元王者に判定勝ちしたシーンをハイライトでどうぞ!(2分51秒)


【両選手の戦績】
★ジョセフ・ディアス/37戦32勝(15KO)4敗1分
★メルシート・ゲスタ/40戦34勝(17KO)3敗3分








《IBF世界ライトヘビー級挑戦者決定戦》
開催日:3月16日(日本時間17日)
開催地/会場:カナダ・ケベック州ラヴァル/プレイス・ベル




IBF世界Lヘビー級3位
元WBC&WBA世界Lヘビー級王者

ジャン・パスカル(40=O/HAI/CAN)
VS.
IBF世界同級5位・IBFインターC同級王者
ミハエル・エイフェルト(25=O/GER)

エイフェルトが元王者下し挑戦権獲得!

〈12回採点結果〉
118ー110(エイフェルト)
117ー111(エイフェルト)
115ー113(エイフェルト)

エイフェルトが3ー0判定勝ちでIBF世界ライトヘビー級王座への指名挑戦権を獲得した。これで3冠(WBC・IBF・WBO)王者で19戦全勝全KO中の豪腕破壊者アルツール・ベテルビエフ(ロシア)への挑戦が決定。アマチュア100戦(85勝)で攻防技術を備えた技巧派エイフェルトが豪腕王者に通用するのか注目。

敗れたパスカルはWBA世界Lヘビー級正規王者時代の2019年12月28日、元2階級制覇王者のバドゥ・ジャック(スウェーデン)と対戦して2ー1判定勝ちで初防衛に成功した。しかし、試合後に3種類の禁止薬物使用が発覚して王座は剥奪され、試合も6カ月間の出場停止処分を受けた。その後は自業自得の試合枯れに陥ったが、昨年5月20日の復帰戦でいきなりIBF1位・WBO8位・WBC9位のメン・ファンロン(中国)と対戦して9回ファンロンからダウンを奪い12回3ー0判定勝ちで再び世界ランキングに登場していた。12年前はあのバーナード・ホプキンス(米国)と激闘を繰り広げたが、もうさすがに限界でしょうか・・・




(Photo by badlefthook.com)

【両選手の戦績】
★ジャン・パスカル/45戦36勝(20KO)7敗1分1NC
★ミハエル・エイフェルト/13戦12勝(4KO)1敗