《大注目!カシメロVS.リゴンドー戦ほか世界戦》8月14日(15日)/米国・英国/No.1189 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBO世界バンタム級タイトルマッチ》
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《WBA世界バンタム級暫定王座決定戦》

開催日:8月14日(日本時間15日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州カーソン/ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク


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WBO世界バンタム級王者
ジョンリール・カシメロ(31=O/PHI)IMG_7625.JPG
VS.
WBO世界同級4位・前WBA世界バンタム級休養王者
ギジェルモ・リゴンドー(40=S/CUB)IMG_7679.JPG

カシメロがスプリット判定も防衛成功!

〈試合経過〉
初回からカシメロが前に出るとリゴンドーはお得意の足を使って出方をうかがう。カシメロが連打でいい攻めを見せたラウンド終盤リゴンドーが四つん這いにスリップ。
2回、カシメロが強引に圧力をかけてパンチを振り回すとリゴンドーは左ストレートで反撃した。
3回〜4回とお互いスピードが増してカシメロがスイッチを混じえて左フックを連打するとリゴンドーも負けじと左を狙いながらボディーを打ち込む。
この後は5回〜6回とカシメロは空振りも増えたが、手数有効打で優勢。しかし、7回〜8回とリゴンドーも右ジャブから右フックが冴えて優勢。
その後はカシメロがボディー攻めでポイントを重ねたように映る。リゴンドーは足を使って退がりながらもジャブを突いたが手数が減ってしまう。そして、ブーイングも聞こえる。
11回まで明らかにカシメロが4、5ポイントはリードしているように見えたが、噛み合わない場面が多い。
最終回、カシメロが左右を浴びせるとリゴンドーは挑発するものの、手が出ず動き回る中でコングとなった。

〈12回採点結果〉
116ー112(カシメロ)
117ー111(カシメロ)
113ー115(リゴンドー)
2ー1
のスプリット判定ながらもカシメロがWBO世界バンタム級王座の4度目防衛に成功した。
今後は熱望する2団体王者の井上 尚弥(大橋)との統一戦は果たしていつ実現するのか話題が高まりそうです。

敗れたリゴンドーはWBA団体にこの試合が承認されずリングに上がった時点でWBA世界バンタム級正規王座の剥奪で無冠となったが、WBO王座奪取にも失敗した。
今後もバンタム級に留まるのか、それとも元のスーパーバンタム級に戻すのか注目される。
というより、9月30日には年齢も41歳となることから引退もチラついてくるが・・・

ブーイングを浴びて全体的にあまりパッとしない対決だったが、唯一の攻防シーンをどうぞ!(2分15秒)


【両選手の戦績】
★ジョンリール・カシメロ/35戦31勝(21KO)4敗
★G・リゴンドー/23戦20勝(13KO)2敗1NC
※NCは(ノーコンテスト=無効試合)


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ーundercardー
《WBA世界バンタム級挑戦者決定戦》


WBA世界バンタム級2位
ゲーリー・A・ラッセル(28=O/USA)IMG_7463.png
VS.
WBA世界同級7位・元IBF世界同級王者
エマヌエル・ロドリゲス(29=O/PUR)IMG_7174.png

〈試合経過〉
コングが打ち鳴らされた初回、ラッセルが踏み込んで右を出そうとした瞬間、バッティング発生(頭が当たったか)ロドリゲスが苦痛でリングに転がり込む。
レフェリーがロドリゲスの鼻柱からの出血を確認すると続行は無理と判断、試合ストップとなった。
なんとも呆気ない幕切れだった。

ー初回・16秒負傷終了(無判定)ー

それではヘッドバットのアクシデントに見舞われ無判定となったシーンをどうぞ!(42秒)


【両選手の戦績】
★G・アントニオ・ラッセル/19戦18勝(12KO)1ND
★E・ロドリゲス/22戦19勝(12KO)2敗1ND
※NDは(ノーデシジョン=無判定)


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《WBOインターN・ウェルター級TM》
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《WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ》

開催日:8月14日(日本時間15日)
開催地/会場:米国テキサス州フリスコ/ザ・フォード・センター


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WBOインターNウェルター級王者・WBO世界同1位
バージル・オルティス(23=O/USA)IMG_7463.png
VS.
WBO世界同級5位
エギディウス・カバラウスカス(33=O/LTU)IMG_8023.png

注目のオルティスが18連勝全KO驀進!

〈試合経過〉
試合開始からお互い激しい打ち合いで始まると3回、オルティスが右ストレートから左フックでカバラウスカスからダウンを奪う。
その後はカバラウスカスも立て直してワンツー、フックで巻き返しを見せた。
迎えた8回、オルティスが左ボディーでダウンを奪うと、立ち上がって粘るカバラウスカスに2度ダウンを追加したところでレフェリーはカウントせず試合を止めた。

ーTKO・8回2分59秒ー

オルティスがWBOインターナショナル・ウェルター級王座の初防衛に成功するとともに18連勝とした。
そして、WBO世界ウェルター級1位であることから世界挑戦にも手が届くところまできた。

ベテランで世界戦経験者のカバラウスカスは若手相手に打ち負けない場面も見せたが、8回のボディーが効いてしまった。もう少し打たせない技術が備わればまだまだ怖い存在です。

【両選手の戦績】
★バージル・オルティス/18戦18勝(18KO)無敗
★E・カバラウスカス/25戦22勝(18KO)2敗1分


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ーundercardー
《WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ》


WBA世界Sフェザー級王者
ロジャー・グティエレス(26=O/VEN)IMG_7959.png
VS.
WBA世界同級3位・前WBA世界同級王者
レネ・アルバラード(32=O/NCA)IMG_8024.png

グティエレスの返り討ち初防衛成功!

〈試合経過〉
前半戦は王者グティエレスが積極的にジャブを多用して試合を優位に進める。
元王者のアルバラードも6回右フックでグティエレスをグラつかせて流れを引き寄せるかに見えたが7回に突入すると失速、8回にはグティエレスの右ストレートを浴びる。
後半には疲れの見えるグティエレスに再びアルバラードが左右で巻き返しにかかったが、思うように攻めきれない。
最終回はグティエレスが勝ちを意識したのかパンチをちょんちょんと単発に出すことに終始、アルバラードは決定打を打てない中、ゴングを聞いた。

〈12回採点結果〉
116ー112(グティエレス)
116ー112(グティエレス)
115ー113(グティエレス)
3ー0
判定勝ちでグティエレスが初防衛に成功した。
これでアルバラードとの3戦を2勝1敗と勝ち越して決着した。

前王者のアルバラードはダイレクトリマッチで王座返り咲きを目指したが、2連敗となった。
そして、黒星も二桁となってしまった。立ち直れるか・・・

【両選手の戦績】
★ロジャー・グティエレス/30戦26勝(20KO)3敗1分
★レネ・アルバラード/42戦32勝(21KO)10敗


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《WBA世界Sフライ級タイトルマッチ》
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《WBCバンタム級シルバー王座決定戦》

開催日:8月14日(日本時間15日)
開催地/会場:米国オクラホマ州タルサ/ハードロック・ホテル&カジノ


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WBA世界Sフライ級王者

ジョシュア・フランコ(25=O/USA)IMG_8026.png
VS.
WBA世界同級4位・前WBA世界同級王者
アンドリュー・マロニー(30=O/AUS)IMG_8025.jpg

日本でもすっかりお馴染みオーストラリアのマロニー双子兄弟が揃ってリングに登場です。

因縁の再々戦はフランコの判定決着防衛!

〈試合経過〉
前半戦は王者フランコが右ストレートをヒットさせるとマロニーはボディー連打と拮抗した流れで回を重ねた。
中盤戦に突入すると7回、ラウンド半ばマロニーが右をかすめたところでフランコが手を着くダウン。しかし、インターバルで打撃によるものではなく足を滑らせたスリップと訂正された。
その後は9回フランコがアッパー、右ストレートとヒットさせポイントを取ると11回マロニーも挽回を狙って手数で粘りを見せる。
最終回、フランコがスイッチを混じえてマロニーの攻撃を躱す中でゴングとなった。

〈12回採点結果〉
116ー112(フランコ)
116ー112(フランコ)
116ー112(フランコ)
3ー0
判定勝ちでフランコが2度目の王座防衛に成功した。
前試合で提訴問題までに発展した因縁の戦いは珍しい同一選手とのダイレクト3連戦(ラバーマッチ)となった。
これでフランコの2勝1無判定で決着となった。

マロニー弟は前回WBAに提訴して承認されこの一戦に賭けたが、決定打が少なくポイントを重ねるまでにはいかなかった。残念、出直しです。

【両選手の戦績】
★ジョシュア・フランコ/22戦18勝(8KO)1敗2分1ND
★アンドリュー・マロニー/24戦21勝(14KO)2敗1ND


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ーundercardー
《WBCバンタム級シルバー王座決定戦》


WBC世界バンタム級7位
ジェイソン・マロニー(30=O/AUS)IMG_8025.jpg
VS.
WBC世界同級16位
ジョシュア・グリアー(27=O/USA)IMG_8026.png

マロニー兄WBCバンタム級シルバー王座獲得!

〈試合経過〉
序盤からマロニーが左フックを浴びせるなど勢いづき6回にはワンツーでグリアーを仰け反らせるなど最後までリードを許すことなくゴングを聞いた。

〈10回採点結果〉
98ー92(マロニー)
98ー92(マロニー)
96ー94(マロニー)
3ー0
判定勝ちでマロニー兄がWBCバンタム級シルバー王座を獲得した。
この勝利でWBCランキングも上昇して3度目の世界挑戦が巡ってくるでしょうか、乞うご期待。

敗れたグリアーは勝っていればWBC16位から10位以内は確実だったでしょう。出直しです。

【両選手の戦績】
★ジェイソン・マロニー/24戦22勝(18KO)2敗
★ジョシュア・グリアー/27戦22勝(12KO)3敗2分


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《WBA世界Lヘビー級挑戦者決定戦》
開催日:8月14日(日本時間15日)
開催地/会場:英国エセックス州ブレントウッド/マッチルーム・ファイト・キャンプ特設リング


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WBA世界Lヘビー級2位
ジョシュア・ブアッツィ(28=O/GBR)IMG_8028.png
VS.
WBA世界同級3位
リカーズ・ボロトニクス(31=O/LAT)IMG_8027.JPG

ブアッツィが強打炸裂で挑戦権獲得!

〈試合経過〉
序盤からブアッツィが左右強打で試合を優位に進めると6回、中盤に差し掛かったところでボロトニクスからダウンを奪った。再開するとボロトニクスも左アッパーで反撃した。
その後はやや攻めが雑になったブアッツィは8回ローブローで減点1が課せられた。
お互いやや疲れの見えるなか、そのままフルラウンドまでもつれ込むかと思われた。
しかし、迎えた11回、ブアッツィが連打でボロトニクスをロープに追い込んだ2分過ぎ狙いすました右ストレートを打ち込むとボロトニクスが崩れるようにダウン。レフェリーはここでダメージを確認するとノーカウントで試合を止めた。

ーKO・11回2分8秒ー

KO勝利したブアッツィが指名挑戦権を獲得した。
世界挑戦が楽しみです。

敗れたボロトニクスはランキング3位にいたが、ランキング下降は免れないでしょう。

【両選手の戦績】
★ジョシュア・ブアッツィ/15戦15勝(13KO)無敗
★リカーズ・ボロトニクス/25戦18勝(8KO)6敗1分


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