《主要4団体世界Sライト級王座統一戦・他》5月22日(日本時間23日)米国/No.1166 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《主要4団体世界Sライト級王座統一戦》
ーundercardー
《WBC・Sライト級シルバー王座TM》

開催日:5月22日(日本時間23日)
開催地/会場:米国ネバダ州ラスベガス/ヴァージン・ホテルズ・ラスベガス


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WBC&WBO世界Sライト級王者
ホセ・C・ラミレス(28=O/USA)IMG_7347.png
VS.
WBA(S)&IBF世界Sライト級王者
ジョシュ・テイラー(30=S/GBR)IMG_7348.png

テイラー英国人初の4団体統一に成功!

〈試合経過〉
前半戦はサウスポー王者のテイラーがジャブからボディーで先に仕掛けラミレスもボディーから左右連打を打ち込むなど4回まで激しい攻防で熱い戦いに突入。
5回、序盤からラミレスが連打を打ち込んでペースを上げると終盤はテイラーがジャブから左ストレートをヒットさせた。テイラーは左目瞼を浅くカットした。
ここまで互角な展開も有効打でややラミレスが優勢に映った。
6回、終盤ラミレスが前に出たところでテイラーがタイミング良い左アッパーを突き上げるとラミレスがたまらず膝から前のめりにダウン。ラミレスは立ち上がってカウント8で再開すると足元を揺らしながらも右ストレートの反撃で今度はテイラーが足元を揺らす混戦でゴング。
7回、ラミレスはダメージを残しながらも前に出て立て直しを図ったが、終盤再びテイラーの左アッパーでラミレスは背中から崩れ落ちる2度目のダウン。かなり効いたラミレスは立ち上がって続行に応じるとゴングに救われた。
テイラーは倒し切れなかったが、ポイント連取でリードして回を折り返す。
8回〜9回、ダメージ回復を図りつつラミレスが攻めるとテイラーは疲れからか手数を減らすものの接近しての打ち合いは的確な左右を打ち込みポイントを重ねたように映った。
10回〜11回、お互いワンツーから連打の打ち合いでやや手数で上回ったラミレスは右目瞼を腫らしながらも追い上げた。
しかし、ラミレスは明らかに倒さなければ厳しい。
最終回、ラミレスが前に出て連打を打ち込むものの、テイラーは右ジャブから左ストレートを浴びせてラミレスが接近してくるとクリンチで逃れる。
明らかにテイラーは無理な打ち合いを避け逃げの態勢。
ラミレスは終了間際に怒涛の左右連打を見せたものの倒すまでにはいかずゴングを聞いた。

〈12回採点結果〉
114ー112(テイラー)
114ー112(テイラー)
114ー112(テイラー)

テイラーが3ー0の判定勝ち。
スーパーライト級ではテレンス・クロフォード(米国)以来2人目の4団体統一に成功した。
これでテイラーはWBAスーパー王座2度目、IBF王座3度目の防衛成功とともにWBC、WBOの王座も獲得した。階級全体では6人目の4団体統一王者となり、英国人では初となる快挙で英国へと凱旋帰国です。

敗れたラミレスはWBC王座5度目、WBO王座2度目の防衛に失敗して無冠となった。
6回と7回のダウンも8回以降から連打で猛然と追い上げたが、届かなかった。
減量苦を噂されるラミレスは今後階級をウェルター級に上げて再出発するのでしょうか・・・

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(Photos by badlefthook.com)

それではテイラーが2度ダウンを奪って統一に成功したシーンをハイライトでどうぞ!(1分03秒)


【両選手の戦績】
★ホセ・カルロス・ラミレス/27戦26勝(17KO)1敗
★ジョシュ・テイラー/18戦18勝(13KO)無敗


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ーundercardー
《WBC・Sライト級シルバー王座戦10R》


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WBC・Sライト級シルバー王者
ホセ・E・セペダ(31=S/USA)🇺🇸
VS.
元WBC米大陸ライト級王者
ヘンリー・ランディ(37=O/USA)🇺🇸

セペダが無難な判定勝ち!

〈試合経過〉
両者ともに世界挑戦経験者同士の対戦!

初回は本来右利きでベテランのランディが左にスイッチして右フックを浴びせるなど良いスタートも2回はセペダがジャブから接近してボディー攻めでリードした。
3回、序盤ランディが左ストレートを打ち込むとセペダは足に絡まりスリップ。
4回はセペダが左を打ち込み立て直すと5回セペダが右ジャブを突くなかランディは左がヒット。
6回以降はベテランのランディが徐々に手数を減らすとセペダが小刻みな攻めでリード。
しかし、セペダは手を出すもののこれといった決定打が出ない。
後半戦はセペダの単発な攻めに時折ランディがワンツーをヒットさせる互角の展開。
最終回もお互いこれといった決定打が出ず見せ場のないまま試合を終えた。

〈10回採点結果〉
98ー92(セペダ)
98ー92(セペダ)
98ー92(セペダ)
3ー0
の判定勝ちでセペダがWBCシルバー王座の初防衛に成功するとともにメインのラミレステイラー戦の勝者への挑戦権も獲得した。しかし、今回のパッとしない勝ち方では挑戦できても厳しい結果が予想される。

敗れたランディは前半戦はセペダを苦しめたが、徐々に手数を減らしてしまったのは惜しい。
それでも37歳のベテランにしては善戦したと言えそうです。

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(Photos by ringtv.com)

【両選手の戦績】
★ホセ・E・セペダ/38戦34勝(26KO)2敗2NC
★ヘンリー・ランディ/41戦31勝(14KO)9敗1分


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