★ドネアは王座返り咲きなるか?WBC世界バンタム級TM/5月29日/米国/No.1165 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBC世界バンタム級タイトルマッチ》
開催日:5月29日(日本時間30日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州カーソン/ディグニティ・ヘルス・スポーツパーク


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WBC世界バンタム級王者
ノルディン・ウーバーリ(34=S/FRA)IMG_7624.JPG
VS.
WBC世界同級1位・元5階級制覇王者
ノニト・ドネア(38=SH/PHI)IMG_7625.JPG


両者の対戦は2020年5月16日にセットされていたがコロナ感染拡大の影響で延期された。
同年11月12日、ウーバーリ自身がコロナに感染したと発表され12月12日にリセットされていた試合は再び延期となった。
その後、ウーバーリは正規王者から休養王者として認定(事実上の降格)され王座は空位となった。
WBC団体はバンタム級王座決定戦を設定してドネア井上 尚弥(大橋)に2回KO負けして王座を追われた元IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦を王座決定戦として認定して昨年12月19日に対戦決定したものの、今度はドネアがコロナに感染したため、目処が立たず最終的にはドネア陣営が出場を断念して王座決定戦は消滅してしまった。
その後、今年1月10日にWBC団体はウーバーリを休養王者から正規王者に復帰させたと発表した。
そして、今回、紆余曲折を経てようやく正式決定に辿り着いたといった感じです。

ついにウーバーリとドネアが激突!

サウスポー王者のウーバーリはKO率が70%とはいえ、あまり強打者というイメージはない。
何故なら10戦目から5連続KOで騒がれたが、その倒した相手にはベテランで引退間近の元王者(実際KOした2人の元王者は1年以内に引退)だったり無名の技巧派が相手だった。
まあ、自信を付けさせる為のマッチメークと言える。
けしてウーバーリはハードパンチャーとは言えず、どちらかといえば常に前に出て相手の動きを巧みに躱しながら上下を打ち込む技巧派のフルラウンド・ボクサーと言えるでしょう。
直近試合の暫定王者だった井上 拓真(大橋)との統一戦では判定勝ちしたが4回左ストレートでダウンを奪ったものの、倒しきれず最終回まで持ち込まれて挽回に燃える井上の左フックをモロに浴びてグラつくなどあわやの場面もあった。
試合全体を見れば常に圧力をかけての左右ボディーから左ストレートはなかなかのものだったが、化けの皮が剥がされた格好だった。
今回、ウーバーリはこれまで対戦してきた中で最もタフで時折スイッチするなどの技巧も兼ね備えるドネアを相手に果たしてどう攻略するのか見ものだ。
ネット上では年齢的にも力の衰えを隠せないドネアは不利と見る人も多いが、ネット予想を総合すると現時点での予想は五分五分といったところです。
個人的に言えばウーバーリは確かに試合巧者だが、全盛期は過ぎたとはいえ、ドネアが井上戦で見せたあの諦めないタフさの感覚を再現できれば勝機は見えてくると予想する。
その井上戦の前の試合ステファン・ヤング(米国)戦ではサウスポーを苦にせず左フック一発の6回KO勝ちは見事だった。
ただ、ドネアを贔屓目に書いたが持久戦となった場合のスタミナ配分が課題でしょうか・・・

こんな感じの展開になればドネアの勝利というステファン・ヤング戦をどうぞ!(2分46秒)


【両選手の戦績】
★ノルディン・ウーバーリ/17戦17勝(12KO)無敗
★ノニト・ドネア/46戦40勝(26KO)6敗


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