《IBF&WBA世界Sフライ級ダブルTM》
開催日:5月26日(日本時間27日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州フレスノ/セーブマート・アリーナ

《IBF世界Sフライ級タイトルマッチ》
IBF世界Sフライ級王者
ジェルウィン・アンカハス(26=S/PHI
VS.
IBF世界同級1位
ジョナス・スルタン(26=O/PHI)
アンカハスは現WBA世界バンタム級王者で前WBO世界Sフライ級王者だった井上尚弥が昨年9月9日、米国デビュー戦をカリフォルニア州カーソンで6回TKO勝ちを収めて6度目の防衛に成功したあと、統一戦話が浮上していた。
しかし、アンカハス陣営(パッキャオ率いるMPプロモーションズ)は米国進出を計画していたことで実現には至らなかった。
もし、井上と対戦していればアンカハスのファイターぶりからかなりスリリングな激戦になっていたでしょう。
その後、師匠パッキャオも所属してきた米国大手プロモート会社のトップランク社と6試合の契約を交わしている。
そのアンカハスは今年2月3日、米国デビュー戦をテキサス州コーパスクリスティにあるアメリカン・バンク・センターでイスラエル・ゴンサレレス(メキシコ)と対戦して10回左ストレートでダウンを奪い、再開すると強烈左フックで沈めるTKO勝ちで4度目の防衛に成功、米国ファンに強打者ぶりをアピールしていた。
そして、今回2度目の米国リングとなった。
王者アンカハスの大差判定防衛!
〈試合経過〉
フィリピン人同士の対決!
試合が開始されるとサウスポーのアンカハスが右ジャブを多用して接近するとボディー攻めで優位な立ち上がりを見せる。
3回、スルタンも体を左右に振って右フックで流れに乗るかに見えたが単発で手数がない。
的確な左右でポイントを重ねていくアンカハス。
中盤に突入するとアンカハスが踏み込んで左右フック、ボディー攻めと見せ場をつくる。
7回、なかなか突破口を掴めないスルタンがようやく踏み込んで左フックをヒットさせるものの、ここでも手数が足りない。
9回早々、スルタンがスリップして再開するとラウンド終盤やや疲れの見えるアンカハスに左フックがヒットして流れを引き寄せるかに見えたが、続かず、ここまでのポイントは手数と有効打でアンカハスが大きくリードして回を重ねた。
終盤戦に突入すると11回不利を悟ったスルタンが前に出て打ち合うとアンカハスの右強打で右眉をカット。
最終回、お互い激しい打ち合いもアンカハスが的確な有効打でアピールしてゴングとなった。
アンカハスの5連続KOが期待されたが、途切れた。
〈採点結果〉
119ー109(アンカハス)
119ー109(アンカハス)
117ー111(アンカハス)
3ー0の大差判定勝ちで王者アンカハスが5度目の防衛に成功した。米国での2勝目にトップランク社の代表ボブ・アラム氏から祝福を受けた。
世界初挑戦のスルタンは王座獲得失敗に終わった。
【両選手の戦績】
★ジェルウィン・アンカハス/32戦30勝(20KO)1敗1分
★ジョナス・スルタン/18戦14勝(9KO)4敗フィリピン人同士世界戦は93年振りだった!
意外や意外というか、米国の専門サイトBOXINGSCENE.COMの発表でフィリピン人同士の世界戦はなんと93年振りだったと分かりビックリです。
そう言えば、確かにフィリピン人同士の世界戦は見たことがありませんでした。
どうやらマニー・パッキャオがトップランク社に頼み込んで実現に漕ぎ着けたようです。
パッキャオが後継者として認めた秘蔵っ子アンカハスは今後どれだけ本場米国ファンの支持を集めるのか、これから先の戦いぶりに注目したい。
おそらく、究極の構想は他団体王者との統一戦でしょう。
次戦が誰になるのかマッチメイクが楽しみです。
-semi-
《WBA世界Sフライ級タイトルマッチ》
WBA世界Sフライ級王者
カリド・ヤファイ(28=O/🇬🇧)
VS.
WBA世界同級10位
ダビド・カルモナ(27=O/MEX🇲🇽)
前日計量でカルモナが1,6Kgの体重超過で失格した為、王者ヤファイが勝利か引分ければ防衛で負ければ空位となる変則ルールで行なわれた。
王者ヤファイの圧勝防衛!
〈試合経過〉
初回、1分過ぎヤファイが左フックでダウンを奪い、さい先いいスタートを切った。
4回にもヤファイがロープに詰めて左アッパーでカルモナ2度目のダウン。
5回、勢いに乗ったヤファイが左右フックで3度目のダウンを奪うとカルモナは立ち上がって再開に応じて続行した。
しかし、カルモナは7回まで粘って左右で抵抗したものの、ダメージ深くこの回のインターバルで棄権を申し出て終了となった。
ーTKO・7回終了ー
ヤファイが3度目の防衛に成功した。
カルモナは4度目の世界挑戦も王座獲得はならなかった。
【両選手の戦績】
★カリド・ヤファイ/24戦24勝(15KO)無敗
★ダビド・カルモナ/32戦21勝(9KO)6敗5分










