《ライバル同士対決!WBO世界Sミドル級》3月1日 ドイツ・マグデブルグ/No.406 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

ボクシングの一寸先は闇だが一瞬にして栄光を掴む!

IMG_8990.jpg

《WBO世界Sミドル級タイトルマッチ12回戦》
日時:3月1日(日本時間2日)
開催地/会場:ドイツ・マグデブルグ/GETEC・アリーナ


IMG_9812.jpg

WBO世界Sミドル級王者
ロバート・スティーグリッツ(32=ドイツ)IMG_5110.gif

ーVsー

WBO同級1位
アルトゥール・アブラハム(34=ドイツ)IMG_5110.gif


★ライバル同士3度目の対決!
  2012年8月25日、当時WBO世界Sミドル級王者のロバート・スティーグリッツは7度目の防衛戦で元IBF世界ミドル級王者のアルツール・アブラハムの挑戦を受けて戦うと激闘の末に4p・2p・4p差の0ー3判定負けで王座から陥落してしまう。アブラハムは2階級制覇達成となった。
その後、スティーグリッツは1試合を挟んでアブラハムとの再戦が決定。
2013年3月23日、再戦は王座奪還に燃えるスティーグリッツが序盤からワンツー、左右フックを的確にヒットさせると、2回あたりから既にアブラハムの左目が塞がってしまう。
3回、アブラハムは左目の腫れで手数が減りスティーグリッツに左右連打され劣勢は目に見えていた。
そして、4回に入ったところでレフェリーは試合を止めた。
試合後、アブラハムは「まだ反撃の余力は残っていたんだ!突然のストップには納得いかない」と不満をあらわにしていた。
4回01秒での負傷TKO勝ちでスティーグリッツが王座を奪還して返り咲きに成功した一戦でした。

(左目が塞がってしまったアブラハム)

IMG_8080.jpg

返り咲きに成功したスティーグリッツは2013年7月13日に初防衛戦で清田 祐三(フラッシュ赤羽)を10回負傷TKOで退け、2013年10月19日にはアイザック・エクポ(ナイジェリア)を8p・8p・10p差の大差判定3ー0で下して2度目(通算8度)の防衛に成功している。
一方、アブラハムは王座陥落後、2013年8月24日、再起戦をWBOインターコンチネンタル・Sミドル級王座決定戦をウィルビーフォース・シヘポ(ナミビア)と戦い3p・6p・4p差の3ー0判定勝ちで地域王座ながら王座獲得。
2013年10月26日、WBOインターコンチネンタル・Sミドル級王座の初防衛戦をジョバンニ・デ・カロリス(イタリア)と戦い、これも12p・10p・10p差の大差判定3ー0で退けて初防衛に成功している。

〈みどころ〉
最近の戦い振りから見るとパワーとアグレッシブさではスティーグリッツが有利でしょう。
しかし、アブラハムも初対戦した時のように接近して粘り強いひつこい攻撃を再現すれば勝機がないわけではない。
スティーグリッツはそのひつこさのアブラハムに打ち合いで根負けして一度は王座を手放しています。
スティーグリッツの1勝1敗(1KO)
お互い手の内を知り尽くしていることからすれば、もつれることもあり得るでしょう。
フック系に強打を秘めている両者。
どっちが先に仕掛けて主導権を握るのか、このライバル同士の3度目の対決は決着戦となるでしょう。必見です!

【両選手の戦績】
ロバート・スティーグリッツ
49戦46勝(26KO)3敗

アルトゥール・アブラハム
40戦36勝(28KO)4敗

数週間後にはWOWOWで放送されるでしょう。
もしくは、youTubeでも見られると思います。


IMG_1487.jpgIMG_9012.gif