《WBO世界Sミドル級タイトルマッチ》
ー12回戦ー
日時:3月1日(日本時間2日)
開催地/会場:ドイツ・マグデブルグ/GETEC・アリーナ
WBO世界Sミドル級王者
ロバート・スティーグリッツ(32=ドイツ)
ーVsー
WBO世界同級1位
アルトゥール・アブラハム(34=ドイツ)
〈試合経過〉
序盤からお互いジャブからワンツー、左右フック。
打ってはクリンチの繰り返し。
もう、それはボクシングとは程遠い。
各ラウンドごとに3.4回のクリンチで流れがどっちつかず。
一進一退と言った方がいい。
8回にアブラハムが後頭部攻撃で減点1点。
今度は、9回スティーグリッツが再三の首絞め(ホールディング)で減点1点。
打ってはクリンチの繰り返しは続く。
そんな展開が11回まで続いた。
戦い方が似ているからそうなるのか?
と、、、12回ラストラウンドに入った途端、アブラハムはスタミナを温存していたか、俄然プレスを掛けた。
強烈な左アッパーから右フックでスティーグリッツに膝をつかせるダウンを奪った。
立ち上がって、カウント7で試合再開もゴングとなった。
〈採点結果〉
112ー113(スティーグリッツ)
114ー111(アブラハム)
115ー110(アブラハム)
2ー1でアブラハムが王座奪還。
これでアブラハムの2勝1敗となりました。
【両選手の戦績】
ロバート・スティーグリッツ
50戦46勝(26KO)4敗
アルトゥール・アブラハム
43戦39勝(28KO)4敗
〈後記〉
試合の流れからして、もうこれは凡戦かなと、、、
このままだと、やや手数で上回っているスティーグリッツがドローに持ち込んで防衛かなと思っていました。
しかし、2歳年下のスティーグリッツに負けてたまるかの勢いが勝(まさ)ったのでした。
アッパー、フックで最後の最後でのドンデン返し。
だからボクシングは面白いんです!
(王座に返り咲いたアブラハム)
(悔しさに嗚咽するスティーグリッツ)