《WBA世界ミドル級タイトルマッチ》2月1日 モナコ・モンテカルロ/No.402 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦》
日時:2月1日(日本時間2日)
開催地/会場:モナコ・モンテカルロ/サル・デ・エトワール


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WBA世界ミドル級王者
ゲンナディ・ゴロフキン(31=カザフスタン)IMG_4973.gif
VS.
WBA世界同級12位
オスマヌ・アダマ(33=ガーナ)
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〈試合経過〉
初回・ゴロフキンが滑り出しから左フック、右ストレートで攻める。アダマは左ジャブで応戦。ラウンド終了ゴングと同時にゴロフキンの左フック、右ストレートで早くもアダマがダウンで8カウントもその場を凌いだ。~10ー8でゴロフキンのリード。

2回・ゴロフキンが勢いで倒しにかかると思いきや、左ジャブを多用して左フックをヒットさせながら様子見の展開。アダマはダウンのダメージなく押されながらも左アッパー、右フックと盛り返し気味。~手数、有効打でゴロフキン優勢。

3回・ゴロフキンが左ジャブから左右フック、右ストレートでプレッシャーを強める。アダマは後退しながら左ジャブ、左フックで応戦。~手数、有効打でゴロフキン優勢。

4回・ゴロフキンが左フック、右フック、右ストレートで攻める。アダマのマウスピース飛んで一時試合中断するも、再開すると左ジャブ、左アッパーで対応。~手数、有効打でゴロフキン優勢。

5回・ゴロフキンが左右フック、右アッパーの攻め。アダマは右フック、ワンツーで初めてゴロフキンを後退させる。~アダマ見せ場つくるも再び後退させられ有効打でゴロフキン優勢。

6回・ゴロフキンが左右フック、右アッパーで攻めると、アダマのマウスピースが飛んで再び試合中断。再開するとゴロフキンの左フックでアダマが2度目のダウン。アダマは立ち上がると苦し紛れのかすれ気味左アッパー、左右フック、左ジャブでこの回を凌いだ。10ー8でゴロフキン圧倒リード。

7回・ゴロフキンが開始早々に左フックでアダマから3度目のダウンを奪う。アダマは3度目も立ち上がるがと、再びゴロフキンの左右連打を浴びて防戦一方になったところでレフェリーが割って入り試合を止めた。

ーTKO・7回1分20秒ー

ゴロフキンがWBAミドル級王座10度目とマイナーのIBOミドル級王座7度目の防衛に成功した。
16連続KOと王座防衛戦の10度すべてをKOで退け記録更新中。
アダマは2012年3月7日、当時のIBFミドル級王者のダニエル・ゲール(豪州)への挑戦に続き2度目も王座獲得ならず。

【両選手の戦績】
★ゲンナディ・ゴロフキン/29戦29勝(26KO)無敗
★オスマヌ・アダマ/26戦22勝(16KO)4敗


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〈後記〉
挑戦者のオスマヌ・アダマは元IBF王者のダニエル・ゲールへ挑戦したときには、バネのある動きからスピードあるワンツーと左右フックで王者を苦しめたが、今回のゴロフキンへの挑戦では5回に少しだけその片鱗は見せたものの、終始押され気味で攻めを封じ込められた。
もうそれは、初回からその差は歴然としていた。
ゴロフキンはマシュー・マクリン(英国)とカーティス・スティーブンス(米国)のランキング上位にいた二人を倒して、今回はちょっと余裕で戦えたといったところ。
暫定王者から正規王者となって、この2月で3年4ヵ月が経った。
ゴロフキンは15位以内であれば誰の挑戦も拒まないという基本姿勢を貫いていることでも有名な選手。
また、ミドル級一筋でこの階級最強の呼び声高いゴロフキンがどこまで記録を延ばすのか今年の試合に注目です。


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