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ボクシングの一寸先は闇だが一瞬にして栄光を掴む!





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《スーパーライト級12回戦
ーundercardー
《ウェルター級10回戦》

開催日:5月16日(日本時間17日)
開催地/会場:米国バージニア州ノーフォーク/スコープ・アリ
ーナ




WBO世界Sライト級1位・元WBO世界ライト級王者
キーショーン・デービス(27=O/usa)
VS.
WBC同級19位
ナヒール・オルブライト(30=O/usa)

デービスはライト級時代の2023年10月14日、オルブライ
トと対戦して10回2ー0(4P/2P/ドロー)と判定勝ちしたも
のの、後のドーピング検査でデービスの体内から禁止薬物(マリフ
ァナ成分)が検出された為、判定は取り消され無効試合となり90
日間の出場停止処分も科された。唯一苦戦したオルブライト戦は微
妙な判定だったことで2年7カ月ぶりの決着戦となる。

〈試合経過〉
序盤はデービスがジャブからワンツーを繰り出すスタート。
2回、デービスが手数を増やすとオルブライトは左右で多彩な攻め
で揺さぶる。しかし、ラウンドを重ねると次第に絡み合いが増えて
凡戦模様の兆しが見えた。それでも手数と有効打でデービスリード。
5回、オルブライトが右フックがヒットすると6回はデービスの左
右がヒットして差を広げた。
7回、揉み合いからデービスがオルブライトを持ち上げリングに投
げ落とす反則行為。レフェリーは危険な行為だとしてデービスに減
点2点を科した。以降再び打ち合ってはクリンチの場面は続く。
11回、ペースダウンしたオルブライトにデービスがワンツーから
連打を叩き込むものの打たれ強いオルブライトは耐えた。
最終回、デービスが左フック、右ストレートとヒットさせるとオル
ブライトは必死にクリンチで逃れる中,ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
117ー109(デービス)
118ー108(デービス)
118ー108(デービス)

デービスが3ー0大差判定勝ち。
これで前回2年7カ月前の僅差判定(後に無効試合)も大差で決着
した。そしてその唯一の無効試合から6連勝とした。今後は既に挑
戦権を獲得しているWBO世界Sライト級王者シャクール・スティ
ーブンソン
(米国🇺🇸)への挑戦となるのか発表が待たれる。

オルブライトは世界ランキング上位進出のチャンスも勝利ならず。
前回地域王者2冠のデービスと対戦して接戦に持ち込み僅差判定負
けだったが後に無効試合となり黒星とはならず救われた。今回も部
分的には前回同様粘りを見せたが研究され長続きしなかった。
オルブライトは出直しです。




(PHOTOS BY FIGHTNEWS24.COM)

それではデービスが相手を投げ飛ばしてでも(笑)勝ちたかった
一戦をハイライトでどうぞ!(8分41秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★キーショーン・デービス/16戦15勝(10KO)1NC無敗
★ナヒール・オルブライト/21戦17勝(7KO)3敗1NC



ーundercardー
《ウェルター級10回戦》


前WBO世界ウェルター級王者
ブライアン・ノーマン(25=O/usa)
VS.
元IBFインターNウェルター級王者
ジョシュ・ワグナー(33=O/can)

〈試合経過〉
初回、ノーマンが鋭い左ジャブを繰り出し順調なスタート。
2回、序盤ノーマンが左ジャブから右を浴びせるとワグナーは後退。
更にコーナーに詰めて連打から右フックでワグナーは尻もちダウン。
カウント8で再開するとノーマンの追撃連打でワグナー2度目のダ
ウン。ワグナーは立ち上がり左肩を押さえてレフェリーに痛さをア
ピールした。レフェリーはカウントを中断してドクターを呼ぶとチ
ェック。結局、ドクターは続行不可と診断して呆気なく試合終了と
なった。

ーTKO・2回1分24秒ー

ノーマンは再起戦をストップ勝ち勝利。
昨年11月22日、保持していたWBO世界ウェルター級王座の3
度目防衛戦をデヴィン・ヘイニー(米国🇺🇸)と対戦して激闘の末、
12回0ー3(1P/7P/5P)差の判定負けで王座から陥落、3
0戦無敗だったが初黒星を喫した。ノーマンは25歳とまだ若く今
回の勝利で王座返り咲き目指すことになる筈。現在の世界ランキン
グはWBC5位、WBO6位、WBA7位、IBF10位と全て挑
戦可能の位置にいる。年内に王座返り咲きなるか楽しみです。

元IBF地域王者のワグナーは敵地で勝利ならず。
前王者に勝っていれば当然世界ランク入りのチャンスだったが、何
もすることなく呆気ない負け方だった。今回「当て馬的」扱いも今
後奮起してどこまで攻撃力を向上させるかでしょう。ワグナーは再
起なるか・・・




(PHOTOS BY BOXING NEWS24.COM)

ノーマンの圧倒TKO勝ちしたシーンをハイライトでどうぞ!
(6分41秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ブライアン・ノーマン/32戦29勝(23KO)1敗2NC
★ジョシュ・ワグナー/22戦19勝(10KO)3敗







《WBC世界ミニマム級タイトルマッチ
開催日:5月16日(日本時間17日)
開催地/会場:南アフリカ・ガウテン州ケンプトンパーク/エンペ
ラーズ・パレス




WBC世界ミニマム級王者
メルヴィン・ジェルサレム(32=O/phi)
VS.
WBC世界同級2位
シヤコルワ・クゥセ(22=S/rsa)

ジェルサレムは当初3月14日、WBA&WBO世界同級統一王
オスカー・コラーゾ(プエルトリコ🇵🇷)との統一戦が予定されて
いたが、プロモート先でトラブルが発生して延期に。ジェルサレム
陣営は長期空白を避ける為、前試合で接戦となったクゥセとのダイ
レクトリマッチを組むことになった。

〈試合経過〉
序盤からジェルサレムが右で上下に攻めるとサウスポーのクゥセも
長いリーチを活かして右ジャブからワンツーと打撃戦になった。
2回も激しい打ち合いとなったが終盤に差し掛かったところで偶然
のバッティングでジェルサレムが左眉をカットした。
3回〜4回とジェルサレムが攻めあぐねる中、クゥセが左ストレー
トから右フックとジェルサレムを攻め立てポイントを重ねる。
中盤戦に突入してジェルサレムがボディー攻めに集中するとクゥセ
は軽快な足捌きで躱して左右攻めで優勢に回を進めた。

11回、クゥセが右フックを放った後、ジェルサレムの右ストレー
トがヒットするとクゥセが尻もちダウン。クゥセはダメージなく直
ぐに立ち上がりカウント8で再開するとこの回を凌いだ。
ジェルサレムもポイントで追い上げたかに見えたが、まだクゥセが
貯金差でリードしているように映った。
最終回、逆転を狙うジェルサレムが攻め込もうとするもののクゥセ
の動きに決定打が奪えない中、ゴング。採点に委ねられた。

〈12回採点結果〉
116ー112(クゥセ)
116ー111(クゥセ)
115ー112(クゥセ)

クゥセが3ー0判定勝ちでWBC世界ミニマム級王座奪取成功。
昨年10月29日、比国ケソン市での世界初挑戦では12回0ー3
(112ー115/112ー116×2者)
の判定負けに終わった
が、今回地元での2度目世界挑戦は雪辱を果たすとともに14戦目
で王座に就いた。次戦は鬼門の初防衛戦となるが、契約上ではジェ
ルサレムとの再々戦(3度目のラバーマッチ)もあるようだ。また
これが消化されればWBCのこの階級には日本人選手も15位以内
に3人いることからチャンスがありそうです。

ジェルサレムはWBC王座の4度目防衛失敗、王座から陥落した。
やっぱり地元と敵地では雰囲気も変わりモチベーションを保てなか
ったんでしょう。これまでジェルサレムの海外試合はタイ国、米国、
南アフリカと全て黒星と敵地では白星がない。尚、この試合の契約
には再戦条項が盛り込まれているようで3度目対戦が濃厚でしょう。
しかし、試合前にはライトフライ級への転向も噂されていたことか
ら体重が維持出来なければ再々戦を破棄して階級転向も考えられる
でしょうか、果たしてどうなる・・・




(PHOTOS BY SP-SOUTHAFRICA.COM)

ジェルサレムVS.クゥセ戦をハイライトでどうぞ!(8分5秒)


【両選手の戦績】
★メルヴィン・ジェルサレム/29戦25勝(12KO)4敗
★シヤコルワ・クゥセ/14戦10勝(4KO)3敗1分











《IBFインターCヘビー級王座決定戦》
開催日:5月16日(日本時間17日)
開催地/会場:英国サウス・ヨークシャー州ドンカスター/ECO・
パワー・スタジアム




WBO世界ヘビー級2位
WBC5位・WBA6位・IBF8位

フィリップ・フルゴビッチ(33=O/cro)
VS.
元世界ランカー
元WBAインターCヘビー級王者

デビッド・アレン(34=O/gbr)

〈試合経過〉
初回、フルゴビッチが鋭い左ジャブから右ストレートでアレンを後
退させる攻め。終盤にはアレンをローブに追い込み連打を浴びせて
早くもフルゴビッチが主導権を握った格好。
2回、フルゴビッチの左ジャブから右ストレートにアレンは手が出
ずどこまで持つかの展開。もうフルゴビッチの独壇場。
迎えた3回、フルゴビッチの左右攻撃になんとか耐えアレンも単発
ながら左右で応戦するものの効き目なし。2分半過ぎ再びフルゴビ
ッチの連打に晒されたアレンに見かねた陣営がリングの縁に立ちレ
フェリーに向けタオルを掲げてストップ要請、ここで試合終了とな
った。

ーTKO・3回2分37秒ー

フルゴビッチが全く問題にせず圧倒ストップ勝ちでIBFインター
コンチネンタル王座を獲得した。
まあ、今回の相手では勝って当然かも知れないが、それにしてもあ
まりにも差のあるもの凄い勝ちっぷりだった。
何しろフルゴビッチは元WBO世界同級暫定王者の張 志磊(中国
🇨🇳)と同じく元WBO世界同級暫定王者ジョー・ジョイス(英国🇬🇧
)をともに判定で下している実力者なのだ。唯一の黒星は2024
年6月1日、IBF世界ヘビー級暫定王座決定戦でダニエル・デュ
ボア
(英国🇬🇧)と対戦して壮絶な打ち合いの末、8回TKO負けし
た試合のみなのだ。もうそろそろ正規王座挑戦の声が掛かっても良
さそうですが、果たして・・・

アレンは全く歯が立たずTKO負けでIBF地域王座獲得ならず。
これまでアレンの8敗は全てが実力者との対戦だった。
しかし、アレンは"噛ませ犬"的存在も堂々と実力者を逆指名した
というから勇気ある選手と言っていい。そして、英国では負けても
腐らず人柄もよく紳士的で並の世界王者より人気があるというから
捨てたもんじゃない。ファンはいつの日かに番狂わせを待っている
のだろう。それに期待しよう。



(PHOTOS BY BOXING NEWS24.COM)

フルゴビッチが一方的に攻めまくったシーンをハイライトで
どうぞ!(CMあり/9分23秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★フィリップ・フルゴビッチ/21戦20勝(15KO)1敗
★デビッド・アレン/36戦25勝(20KO)9敗2分
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ジョージ・フォアマンを勇気付けた名曲!



ジョージ・フォアマンがまだ王座に返り咲く前だった。
フォアマンは43歳を迎え練習に試行錯誤していた最中、ある日の
トレーニング中にふとどこからか歌が流れてきて動きのリズムによ
くマッチしてたちまちその曲の虜になったという。
その曲とは1992年にリリースされたカントリーソングでヒット
の兆しをみせていた「I don't need your rockin cheir」 (
アイ・ドント・ニード・ユア・ロッキング・チェア)という実に乗
りの良い素晴らしい曲だった。
歌詞の内容は"仕事をリタイアして君の勧める揺り椅子(ロッキン
グ・チェア)などまだ俺には必要ない。ジェリトール(老齢者向け
の栄養剤)やメディケア(高齢者向けの公的医療保険)も要らない
んだ。無理にリタイアを押し付けないでくれ!どうだ見てみろ、俺
は未だにステージの上で元気に激しく揺れてるんだぜ!"
(ビデオ
収録第1弾より)
と歌詞を繰り返しアップテンポのリズムに乗って
歌っている。その後カントリー部門のベスト10入りとなった。
フォアマンはトーク番組で「43歳となってトレーニングに熱が入
らない時期があった。ところがある日まるで俺を励ましてくれてる
ような歌を耳にしたんだ。何故か元気が湧いてきたね。友人からそ
の曲を譲り受けいつの日からかそれを聴いたあとトレーニングに励
んだものさ!」
と語った。(2014年米NBCトーク番組談)

フォアマンは当時この曲が気に入りどうしても歌った本人に会って
みたいと関係者に頼み込んだのがカントリーソング界の大御所であ
り伝説的歌手のジョージ・ジョーンズであった。

(81歳まで歌い続けたジョージ・ジョーンズ)


フォアマンの願いは叶ってジョーンズと初対面となった。
話は弾み、その年ジョーンズの計画されていた第2弾目のプロモー
ションビデオにどうせなら一緒にやろうよと誘われ出演したのだっ
た。ビデオ撮影ではリングがセットされ二人はWジョージとして登
場した。その映像は1992年から長らく世界各国(日本含む)の
ミュージックシーンで放映されていた。この時期、日本では駐留米
軍向けのラジオ放送局FEN(ファー・イースト・ネットワーク/
AFN)の番組アメリカンミュージック・ヒットチャート・コー
ナーのカントリーソング部門では常に流れていたことを記憶してい
る。その後「アイ・ドント・ニード・ユア・ロッキング・チェア」
はジャンルの垣根を超えて曲の乗りの良さで日本では今一だったが、
米国では大ヒットとなった。カントリーソングというよりカントリ
ーロックです。

そして、フォアマンは2年後の1994年11月5日、WBA&I
BF世界ヘビー級王者マイケル・モーラー(米国🇺🇸)に逆指名され
挑むのだった。メディアやファンはモーラーが35戦全勝(30K
O)無敗で年齢も26歳では敵うはずがない。19歳の年齢差では
無謀すぎる挑戦だとフォアマンの下馬評は低かった。しかし、いざ
蓋を開けてみると試合はフォアマンが前半は劣勢だったが、徐々に
挽回し始めた10回右カウンター一撃で逆転KO勝ち。見事予想を
覆し王座獲得。当時45歳9カ月でヘビー級史上最高齢王座奪取記
録を更新。まるで好きな歌の詞を再現するかのように20年ぶり王
座に返り咲き"奇跡の男ビッグ・ジョージ“と呼ばれたのでした。

それではフォアマンが愛してやまなかったジョージ・ジョーンズ
の名曲「アイ・ドント・ニード・ユア・ロッキング・チェア」をど
うぞ!聴けば体が自然に揺れてきますよ♪♪♪😎(3分59秒)



〈ジョージ・ジョーンズ〉
本名:ジョージ・グレン・ジョーンズ
出身地:米テキサス州サラトガ
誕生日:1931年9月12日(2013年4月26日没・81歳)
カントリーシンガーで神様的存在のハンク・ウィリアムスに憧れ僅
か16歳で地元ローカルラジオ局でギター演奏者としてキャリアを
スタートさせた。一時期、米国海兵隊員となったが水に合わず除隊
して再びカントリーシンガーを目指して各地を転々としたという。
まるで放浪詩人と呼ばれたハンク・ウィリアムスのようだった。
1954年「NO MONEY IN THIS DEAL」比喩的和訳(これ以上
関わっても傷つくだけで得るものがない)でデビューを果たした。
そして次々とビッグヒットに恵まれ人気歌手の仲間入りとなった。
1956年:最優秀カントリー歌手新人賞受賞
1956年代〜2000年代初頭までの間、カントリーソングに於
いて100曲以上ものヒット曲を生み出し、その内14曲はナンバ
ーワンヒットを記録した。また数え切れない程の音楽賞受賞歴があ
り、米国ではカントリーミュージック界に留まらずジャンルを超え
て音楽界全体で尊敬され愛されている大御所歌手。
1992年:カントリー音楽博物館殿堂入り

〈ジョージ・フォアマン〉
本名:ジョージ・エドワード・フォアマン
出身地:米テキサス州マーシャル
誕生日:1949年1月10日(2025年3月21日没・76歳)
アマ時代:1968年メキシコ五輪ヘビー級金メダリスト
獲得王座:WBA・WBC・IBF世界ヘビー級王座
スタンス:右・ボクサーファイター
プロ戦績:81戦76勝(68KO)5敗
アマ戦績:26戦22勝4敗(当時、強豪ひしめく中、戦歴が少な
いながらも金メダル獲得は快挙でその戦いぶりは絶賛された)
※ヘビー級で45歳9カ月の史上最高齢王座獲得者。主要団体発足
後のヘビー級では現在も最高齢王座獲得者として記録更新中。また
20年ぶりの王座返り咲きは稀で現在も語り種となっている。
尚、他階級ではライトヘビー級のバーナード・ホプキンスが49歳
3カ月で王座を獲得している。(全階級での最高齢記録更新中)
2003年:国際ボクシング名誉の殿堂入り
2006年:世界ボクシング殿堂入り
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《WBO世界ヘビー級タイトルマッチ》
ーundercardー
《ライトヘビー級10回戦》

開催日:5月9日(日本時間10日)
開催地/会場:英イングランド・マンチェスター/CO-OP・ラ
イブ・アリーナ




WBO世界ヘビー級王者
ファビオ・ウォードリー(31=O/gbr)
VS.
元WBA・IBF世界同級王者
ダニエル・デュボア(28=O/gbr)


デュボアが2度ダウンから逆転TKO勝ち!

〈試合経過〉
初回、開始間もなくウォードリーが右ロングフックでデュボアから
早くもダウンを奪う。デュボアはさほどダメージなく再開するとウ
ォードリーの右追撃で再び足元を揺らしたがなんとか凌いだ。
2回、デュボアが左ジャブから右で立て直しを図る。
3回、ウォードリーが1分過ぎ右フックを打ち込むとデュボアは膝
を着く2度目のダウン。カウント8で再開すると回復を図りながら
右を返して巻き返し始めた。
4回、デュボアが劣勢から脱して左ジャブから自慢の右ストレート
と打ち込み本来の攻めを取り戻していく。
中盤戦に突入してデュボアが左右フックでウォードリーをダウン寸
前まで追い込む。ウォードリーは鼻から出血を見せた。会場内は人
気を二分する両者に大歓声が沸いた。その後もデュボアは徐々に挽
回して主導権を握ったように映った。
9回、ウォードリーの右瞼腫れにドクターチェックが入ると続行は
許された。再開するとウォードリーが右アッパー、右ストレートと
反撃を見せたもののデュボアの左右フックを浴びてウォードリーは
足元を揺らしながらもなんとかピンチを凌いだ。
10回、再びウォードリーにドクターチェックが入るとここも続行
許可。再開するとウォードリーは右狙いも捉えられずペースダウン。
終盤デュボアの右ストレートを浴びたウォードリーは再びピンチ。

迎えた11回、開始早々疲労を隠せないウォードリーにデュボアが
コーナー前で右ストレートを打ち込むとウォードリーが横向きとな
ったところでレフェリーが割って入り試合を止めた。

ーTKO・11回28秒ー

デュボアが2度ダウンからの逆転ストップ勝ちでWBO世界ヘビー
級王座獲得に成功した。いやはやこのタイトル戦はスリリングな大
逆転劇となりました。デュボアは昨年7月19日、3団体(WBA
・WBC・WBO)ヘビー級統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウ
クライナ🇺🇦)と保持していたIBF王座を懸け4団体統一戦を争っ
たが9回KO負けでIBF王座から陥落していた。これで今回の王
座獲得は団体は違えど王座陥落から10カ月ぶりに2度目の王座返
り咲きを果たした。何しろデュボアの試合は23勝の内の22試合
はノックアウト勝ちというハードパンチャーぶりでヘビー級ファン
を魅了してきた。そして、唯一苦手としているウシクとの3度目対
決はあるのか今後の成り行きが注目される。

期待のウォードリーは初回と3回にダウンを奪ったものの盛り返さ
れての逆転負けで初防衛に失敗するとともに初黒星を喫した。
ウォードリーは昨年10月25日、WBO世界ヘビー級暫定王者の
ジョセフ・パーカー(ニュージーランド🇳🇿)に挑戦して11回TK
O勝ちで暫定ながら王座獲得に成功。その後WBO団体が4団体統
一王者のオレクサンドル・ウシクに団体内統一戦指令を出したもの
のウシクが対戦を拒否した為、王座は剥奪されウォードリーが正規
王者に昇格した。そして、ウォードリーはアマチュア経験なしの素
人から21戦無敗で王者に登り詰めたことで一躍人気選手となった。
ウォードリーは初黒星となったが強打者を2度も倒したことで自信
に繋がったに違いない。今後は持久力をもっと向上させれば再びト
ップ戦線に絡むこと間違いなしでしょう。期待したい。





(PHOTOS BY BOXINGNEWS24.COM)

それでは2度のダウンから見事逆転ストップ勝ちしたデュボアの
戦いぶりをハイライトでどうぞ!(CMあり/3分20秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ファビオ・ウォードリー/22戦20勝(19KO)1敗1分
★ダニエル・デュボア/26戦23勝(22KO)3敗




ーundercardー
《ライトヘビー級10回戦》


WBO世界同級1位・元WBA世界同級王者
デビッド・モレル(28=S/cub)
VS.
BBBofC英国同級王者
ザック・チェリ(28=O/gbr)

チェリが元WBA王者にTKO勝ち大金星!

〈試合経過〉
序盤戦はサウスポーの元王者モレルが積極的に右ジャブを突き、英
国王者のチェリも右で対抗して始まった。以降、お互い回を重ねる
毎に手数を増やして一進一退の展開。しかし、格下のチェリがモレ
ルの左右強打を外して手数で上回り始める。
5回、チェリの右がヒットするとモレルの攻めは雑になった。
その後はモレルが得意の左を浴びせようとするものの、チェリは上
手く外してモレルは攻めあぐねて後手に回り出す。
8回〜9回とチェリの手数が増え大きくスイングした右がヒットす
るとモレルは(9回終盤)ロープ背にチェリの怒涛の左右連打に相
当なダメージを負った。

迎えた10回、チェリの左フックがヒットしてモレルが怯むとここ
ぞとペースを上げたチェリはモレルをコーナーに追い込み更に左右
フックを打ち込みモレルがガードを下げグッタリしたところでレフ
ェリーが割って入り試合をストップした。

ーTKO・10回2分24秒ー

チェリが元WBA王者にTKO勝ちの大金星を挙げた。
チェリは格下とはいえ元世界ランカーで現BBBofC英国王者でも
あり勝っても不思議ではなかった。何しろWBO世界ランク1位に
勝利したことは大きく飛躍に繋がる。これで再び世界ランキング入
りするのは間違いないでしょう。そして、次戦もランカーを下せば
世界挑戦も夢ではなくなってくる。

元王者のモレルはノンタイトル戦とはいえ黒星は痛い。
モレルはWBO世界Lヘビー級暫定王者のカラム・スミス(英国🇬🇧
)と4月18日(日本時間19日)に対戦予定だったが、スミスの
負傷により延期となっていた。今回調整試合の意味合いで戦ったが、
とんでもない落とし穴となった。果たして、仕切り直してのスミス
への挑戦はあるのか、それとも白紙となってしまうのか・・・



(PHOTOS BY BOXINGNEWS24.COM)

チェリが元王者モレルに集中連打を浴びせてストップ勝ちしたシ
ーンをどうぞ!(3分16秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★デビッド・モレル/14戦12勝(9KO)2敗
★ザック・チェリ/21戦17勝(9KO)3敗1分








《IBF世界フェザー級タイトルマッチ》
開催日:5月9日(日本時間10日)
開催地/会場:米国ジョージア州アトランタ/ゲートウェイ・セン
ター・アリーナ




IBF世界フェザー級王者
アンジェロ・レオ(31=O/usa)
VS.
IBF世界同級1位
元WBA世界Sバンタム級暫定王者

ライース・アリーム(35=O/usa)

挑戦者ライース・アリームの体重超過で試合中止!

4月8日(日本時間9日)の前日軽量でアンジェロ・レオはフェ
ザー級リミットの126ポンド(57.15Kg)を1回目で合格。
しかし、ライース・アリームは1回目で2.8ポンド(1.7Kg)
超過の大失態。アリームに1時間の猶予が与えられ2度目の計量に
臨んだが0.8ポンド(36g)しか落とせず失格となった。
その後、変則ルールでの対戦も検討されたがアリームの体重が12
8.8ポンド(58.42Kg)とSフェザー級の体重だった為、レ
オ陣営は翌日となればライト級の体重にもなりかねないとして変則
ルールでの対戦を拒否して中止となった。この後、レオはWBC世
界同級王者のブルース・キャリントン(米国🇺🇸)との統一戦を希望
した。そして、対戦が実現すればこの勝者が4団体世界Sバンタム
級統一王者の井上尚弥(大橋🇯🇵)が階級を上げた場合、対戦目標に
もなるでしょう。この一戦は中止となったが夢は広がった。


【両選手の戦績】
★アンジェロ・レオ/27戦26勝(12KO)1敗
★ライース・アリーム/24戦23勝(12KO)1敗


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悲運の元世界ヘビー級王者グレグ・ペイジ!



第29代WBA世界ヘビー級王者グレグ・ペイジは王座から陥落
後、王座返り咲きを目指して戦歴を重ねていた。しかし、好不調の
波が激しくもう一歩のところで敗れチャンスは巡ってこなかった。
42歳となっても現役を続けていたグレグ・ペイジは76戦目とな
った2001年3月9日、米ケンタッキー州ヘビー級王座決定戦で
10回KO負け。頭部に深刻なダメージを負い昏睡状態に陥り病院
へ搬送され緊急開頭手術を受け一命は取り止めたものの脳梗塞と診
断された。グレグ・ペイジは結果的に左半身不随となり歩行困難者
となった。その後は車椅子での生活となり家族の介助で入退院を繰
り返していたが、2009年4月27日、合併症により容体が急変
してケンタッキー州ルイビルの自宅で帰らぬ人となったのでした。
まだ50歳の若さだった。

グレグ・ペイジは同郷出身のモハメド・アリに憧れボクシングを習
い始めると早々と素質が開花して頭角を現す。国際大会への登竜門
とされたナショナルAAU(AMATEUR ATHLETIC UNION)大会
ヘビー級に出場すると全米から集まった若き強豪相手に1977年
〜78年と連覇するなど一躍地元で注目を浴びることになった。
同’78年には権威ある伝統の全米ゴールデングローブ大会でもヘ
ビー級で優勝を果たすと鳴物入りとしてプロ転向を表明する。
’79年2月16日、ヘビー級6回戦をドン・マーティン(米国)
と対戦すると2回KO勝ちの華々しいプロデビューを飾りその後は
破竹の勢いで連勝街道を突っ走っていった。
郷里の憧れである地元出身の英雄モハメド・アリは1981年12
月11日、復帰戦を英連邦ヘビー王者トレバー・バービック(カナ
ダ)と対戦して10回0ー3(3P/5P/5P)差の判定負け。
アリはWBA世界ヘビー級王座から陥落して2連敗を喫したことで
年齢からくる衰えもあり、限界を悟ってこの一戦を最後に現役生活
から引退すると発表した。61戦目の39歳での引退だった。
一方、連勝中で入れ替わるように台頭してきた同郷の若いグレグ・
ペイジに白羽の矢が立ちアリの後継者として売り出そうと期待が高
まり注目されることになる。

’82年6月11日、ペイジはアリに勝利したバービックにノンタ
イトル10回戦として対戦することになった。19戦全勝(16K
O)無敗の戦績を引っ提げ挑むことになる。しかし、アリに勝利し
て波に乗っていたバービックの技巧に晒され10回0ー3(6P/
6P/2P)差の判定負け。ペイジは20戦目で初黒星を喫してラ
ンキングも下降、世界初挑戦のチャンスを逃したのだった。再起後
は4戦全勝(2KO)と連勝して再び世界ランキング上位入りを果
たすとタイトル初挑戦のチャンスが訪れることになった。
’84年3月9日、WBC世界ヘビー級王座決定戦で世界戦経験者の
ティム・ウィザースプーン(米国)と対戦すると善戦したものの、
12回0ー2(ドロー/6P/6P)差の判定負けに終わり世界初挑
戦での王座獲得はならなかった。
’84年8月31日、再起戦で保持していたUSBA北米(IBF
傘下)ヘビー級王座の7度目防衛戦をデビッド・ベイ(米国)と対
戦すると12回0ー3(1P/2P/4P)差の判定負けで王座から
陥落。世界初挑戦から連敗したもののWBA世界ランキングに留ま
っていた為、再びチャンスが訪れることになった。
’84年12月1日、南アフリカ・サンシティでWBA世界ヘビー
級王者ゲリー・コーツィー(南ア)に挑戦して8回KO勝ち。敵地
で見事念願だった王座を獲得した。27戦目での頂点だった。元々
そのベルトを保持していた憧れのモハメド・アリからも祝福され嬉
びとともに地元ケンタッキー州ルイビルへの凱旋となった。

グレグ・ペイジが敵地で8回終了間際左フック一撃KOで王座を
獲得したシーンをどうぞ!(CMあり/5分4秒)




’80年代半ばでの最高峰ヘビー級は新鋭有望株が次々と台頭して
きて誰が王座に就いてもおかしくない強豪ひしめく時代だった。
1985年4月26日、初防衛戦を20戦全勝のトニー・タッブス
(米国)と戦いまさかの15回0ー3(5P/3P/7P差=WBA
はまだ15回制)の判定負けで王座から陥落。ペイジは期待されな
がらも僅か5カ月足らずの短命王者に終わってしまった。
その後、’86年1月17日、ジェームス・ダグラス(米国)に1
0回判定負け。‘86年6月12日、マーク・ウイルス(米国)に
9回TKO負けと黒星を重ねてしまう。この時期、実力者との対戦
は多かったが勝ったり負けたりを繰り返し調子は芳しくなかった。
‘93年8月6日、元WBA王者ブルース・セルダン(米国)と戦
い激戦の末、9回TKO負け。この試合によってペイジは頭部にか
なり重度のダメージを受けて2年9カ月間の空白を強いられた。

グレグ・ペイジはもう引退したかと思われたが、突然復帰する。
’96年5月16日、ロバート・ジャクソン(米国)に1回TKO
勝ちすると、その後、17戦16勝(14KO)1分と完全復活し
た。しかし、それでも落とし穴が待ち受けていた。
’98年10月23日、モンティ・バレット(米国)に10回判定
負けしてからは再び勝ったり負けたりで世界タイトルへのチャンス
は巡ってこなかった。それでもグレグ・ペイジはリングに上がり続
けた。42歳となっていたが最後の"砦"とばかりに空位だった地
域王座のケンタッキー州ヘビー級王座決定戦(10回戦)に臨むの
だった。2001年3月9日、対戦相手のデール・クロウ(米国)
は18歳も若い相手だった。試合はフルラウンドまで激闘が続き最
終10回手数を減らして守勢に回ったグレグ・ペイジは中盤過ぎク
ロウの左右フックを浴びてダウン。そのまま立ち上がることなくK
O負け。横たわったままのグレグ・ペイジは昏睡状態に陥り直ちに
病院へと搬送され緊急開頭手術で生命は保たれたものの脳梗塞と診
断される。結果的に左半身不随となり車イスの生活を余儀なくされ
てしまう。その後は入退院を繰り返す生活を送っていた。

(デール・クロウ戦で壮絶KO負け)



元王者のグレグ・ペイジがデール・クロウとケンタッキー州ヘビ
ー級王座決定戦(10回戦)で争い最終回で力尽き壮絶KO負けし
たシーンをどうぞ!(画質悪し/38分58秒)


しかし、この試合は開催者の不手際で医師が帰ってしまったり救急
車を呼ぶのが遅れたりと杜撰で最悪の結果となった。後にKO負け
したグレグ・ペイジ選手の処置を巡って裁判沙汰となり全米で論争
が起こった。


〈エピソード〉
1990年2月11日、東京ドームで行われた3団体(WBA・
WBC・IBF)世界ヘビー級タイトルマッチマイク・タイソン
米国🇺🇸)VS.ジェームス・ダグラス(米国🇺🇸)戦の開催前グレグ・
ペイジは元王者ながらタイソンのスパーリングパートナーとして日
本に帯同していた。そのスパーリングではタイソンからダウンを奪
いスポーツ紙にペイジの名はクローズアップされ話題となった。
そのことから「タイソン危うし防衛危機?」と危ぶむ記事が飛び交
った。そして、結果的に記事は的中してタイソンはダグラスにまさ
かの10回KO負けで"世紀の大番狂わせ"と世界中に配信された
のでした。

その後、元王者のグレグ・ペイジは現役を続け復活を見せたものの、
もう一歩のところで敗北して世界再挑戦は巡ってこなかった。
結局、グレグ・ペイジは経済的理由から42歳となってもエキシビ
ションマッチではなく実戦のリングに上がり続けリング禍に遭遇す
る結果となった。個人差はあるにせよやっぱり高齢での実戦は危険
に晒されるということなのだ。

(在りし日の元世界王者グレグ・ペイジ氏)


モハメド・アリの後継者「アリ二世」として注目され期待されてい
たことはボクシング専門誌を読んで知ってはいた。
僅か5カ月の短命王者だったが、WOWOWのドキュメント番組だ
ったかで苦境にもめげず再び這い上がろうとトレーニングに汗を流
して頑張るグレグ・ペイジの姿にボクシングファンとして心打たれ
たことを懐かしく思い出した。
そして、勝ち負けを繰り返していた時期の専門誌インタビューでは
「俺は期待されながらもファンを裏切ってしまったからね。散々ど
ん底も味わってきたよ。だからこれから先も諦めずまた上を目指す
だけだしボクサーにはそれしか道はないからね。また頑張るよ!」

とコメントしていた。

グレグ・ペイジは試合によって脳にもダメージを被り話すことも儘
ならなかったとされる。亡くなった後の家族へのインタビューでは
「グレグはボクシングの話題になると敏感に反応して表情が笑顔に
変わった。体の不自由と闘い続け憧れた偉大なモハメド・アリ氏に
は王座に就いた日に祝福されボクシング人生に悔いはなかったはず
です。最後まで励ましていただいた世界中のファンの皆さんには感
謝しかありません」
と結んだ。 合掌

〈グレグ・ペイジMEMO〉
本名:グレグ・ペイジ(Greg Page)
出身地:米国ケンタッキー州ルイビル
生年月日:1958年10月25日
死没日:2009年4月27日(享年50歳)
階級:ヘビー級
スタンス:オーソドックス
身長/リーチ:188cm/206cm

〈プロ獲得タイトル〉
WBA世界ヘビー級王座(防衛0)
〈プロ生涯戦績〉
76戦58勝(48KO)17敗1分

〈アマチュアタイトル〉
1977年〜’78年 米国ナショナルAAU大会ヘビー級連覇
1978年 全米ゴールデングローブ大会ヘビー級優勝
〈アマチュア戦績〉
105戦94勝11敗
※〈🖥️PC版でご覧ください!〉

★ ★ ★ 世界が注目するファン待望の日本と米国の二大頂上決戦! ★ ★ ★



《4団体世界Sバンタム級タイトルマッチ》
ーundercardー
《WBC世界バンタム級タイトルマッチ》
《Sバンタム級8回戦》

開催日:5月2日(土曜日)
開催地/会場:東京都文京区後楽/東京ドーム





4団体世界Sバンタム級統一王者
井上 尚弥(33=O/大橋)
VS.
元WBC&IBF世界バンタム級統一王者
中谷 潤人(28=S/M.T)

日本の歴史的一戦は東京ドームに5万5千人もの観衆を動員。
これに相応しい世界的リングアナのマイケル・バッファーによる選
手コールで幕が開けた。

〈試合経過〉
初回、お互い立ち上がりは様子見も徐々に体が解れると井上が鋭い
右ストレートで仕掛ける。サウスポーの中谷も右ジャブから左カウ
ンター狙いで応戦して始まった。
2回、中谷が右ジャブを突く。井上はスピードあるパンチを繰り出
す。終盤井上が仕掛けると中谷は左フックを浴びせた。
3回、相変わらずお互い偵察戦も中盤過ぎから井上がプレッシャー
をかけると右ボディーを放った。
4回、井上が序盤から左右で攻勢を強めると中谷も左フックで対抗。
井上がジャブからボディーを叩くと中谷も左ストレートを放った。
ここまで井上がリード。個人的採点は40ー36で井上とした。
しかし、中谷も長いリーチを生かしたジャブから接近すると得意の
左カウンターで巻き返し始める。
6回〜7回と中谷が巻き返しを狙い右アッパー、左ストレートと打
ち込んでポイントを連取したように映った。
8回、井上が鋭い左ジャブ、右フックとヒット。しかし、中谷も怯
まずボディー攻めから右フックと譲らず見た目は互角の展開。
9回〜10回と中谷が再びプレッシャーをかけ左右連打。井上もワ
ンツーを返す。回を重ねると更に中谷が右ジャブから左ストレート
をヒットさせたあと偶然のバッティング発生(10回)。一時試合
中断して再開すると再び中谷が攻め込んだ。ここも中谷がポイント
を連取して差を縮めた。但し中谷は左眉上の傷にリスクを背負った。
11回、打ち合いが始まると井上の左アッパーで中谷は後退。案の
定、中谷は左眉の傷が影響している。終盤も井上がアッパー連打。
12回、序盤から井上が攻勢を強めると右フックヒット。中谷は手
数がなく防戦気味。中盤には井上が中谷の出方を窺う余裕見せる中、
ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
116ー112(井上)
116ー112(井上)
115ー113(井上)

井上が3ー0判定勝ち。これでWBA&IBF王座の7度目、WB
C&WBO王座の8度目防衛に成功した。ファンは次戦もドリーム
マッチを望むんでしょうが、この階級では戦い尽くした感もある。
果たしてこのままSバンタム級で戦うのか、それともフェザー級に
上げるのかはまだ明言していない。最近は何故か人気沸騰中の3団
体(WBA・WBC・WBO)世界Sフライ級統一王者ジェシー"バム"ロ
ドリゲス
(米国🇺🇸)との対戦待望論が挙がっている。どうやらロド
リゲス自らモンスターと戦いたいと名を挙げたことかららしい。
それにしても階級が違い過ぎることに異論もある。しかし、そのロ
ドリゲスは6月13日、階級を上げてWBA世界バンタム級王者の
アントニオ・バルガス(米国🇺🇸)への挑戦が決定している。
もし、ロドリゲスが王座に就けば体重も近づきまんざら話題作りだ
けの話ではなさそうだ。何れにしても井上の次戦相手が誰になるの
か楽しみです。

中谷は判定負けで4階級制覇ならず初黒星。
翌日のインタビューでは「少し怪我はありますが、しっかり治して
また頑張ります」
とコメントした。中谷のSバンタム級転向2戦目
となった今回力の差を感じたでしょう。それでも点差以上に善戦し
たのは確かだ。おそらく今後は再起戦でSバンタム級に留まり実力
者と数試合戦い最終的にはフェザー級に転向して王座を狙うことに
なるでしょうか。今後の中谷に期待したい。




(PHOTOS BY ESPN.COM)

井上VS.中谷戦をハイライトでどうぞ!
リングマガジン社独自映像(CMあり/10分50秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★井上 尚弥/33戦33勝(27KO)無敗
★中谷 潤人/33戦32勝(24KO)1敗







ーundercardー
《WBC世界バンタム級タイトルマッチ》


WBC世界バンタム級王者
井上 拓真(30=O/大橋)
VS.
元WBA世界Sフライ級王者
井岡 一翔(37=O/志成)

〈試合経過〉
初回、井上が右ストレートを繰り出し、井岡は左ボディーを繰り出
し静かな展開でスタートした。
2回、序盤から井上がジャブで前に出ると井岡も左右で対応。終盤
井上が右カウンターを浴びせ更に連打から右フックを打ち込むと井
岡は前のめりダウン。井岡はさほどダメージなくこの回はゴング。
3回、序盤井上の右アッパーで井岡は背中から2度目のダウン。
井岡はここもダメージは見せず立ち上がり再開すると回復を図った。
4回、井上が右カウンター狙いで井岡は左右連打で対抗した。
この回終了時点の公開採点は39ー35×2者40ー34と井上
がリードした。それでもラウンドを重ねる毎に井岡も粘り強さを見
せた。井岡がジャブから左右でプレッシャーをかけると井上もワン
ツー、アッパーで引き離しにかかる。
8回終了時点での公開採点は79ー71×2者80ー70と井上
が引き離して断然リードした。その後は井岡も左右で粘りを見せた。
しかし、後半戦に突入すると井岡の攻撃も徐々に決定打に欠けてい
った。最終回も井岡は左フックで逆転を狙うものの逆に井上の右ア
ッパーに攻めあぐねる中、ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
118ー108(井上)
119ー107(井上)
120ー106(井上)

井上が3ー0大差判定勝ちでWBC世界バンタム級王座の初防衛に
成功。見栄えはほぼフルマークと言って良い勝ちっぷりだった。
今後は昨年11月24日にWBCバンタム級王座決定戦で対戦して
勝利した那須川 天心(帝拳🇯🇵)との再戦が濃厚でしょう。
これはこれでリベンジに燃える那須川とあって非常に盛り上がりそ
うで楽しみです。

井岡は王座奪取に失敗して5階級制覇ならず。
これまで日本人選手との対戦は初黒星となった。
井岡はWBA世界Sフライ級王者時代の2024年7月7日、IB
F世界同級王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン🇦🇷)
との王座統一戦で判定負けして王座から陥落。翌年5月11日に再
戦したがまたもや判定負けで王座奪還はならなかった。どうもそれ
までのアグレッシブさも薄れ通用しなくなっていた。今回引退は口
にしなかったが、バンタム級では尚更厳しいと感じた。




(PHOTOS BY FIGHTNEWS.COM)

井上が井岡から2度ダウンを奪って快勝したシーンをハイライト
でどうぞ!(CMあり/10分19秒)


【両選手の戦績】
★井上 拓真/24戦22勝(5KO)2敗
★井岡 一翔/38戦32勝(17KO)5敗1分




ーundercardー
《Sバンタム級8回戦》


元WBO世界バンタム級王者
武居 由樹(29=S/大橋)
VS.
WBAアジアSバンタム級王者・WBA同15位
ワン・デカン(王徳康/26=O/chn)

〈試合経過〉
初回、武居がステップを踏みながら接近すると右アッパーから左ス
トレートでワンの動きを止めるスタート。
しかし、3回、ワンがプレッシャーを強めると武居はコーナー際で
攻め込まれてヒヤリ。
4回、打ち合った終盤武居はワンの連打を被弾。
5回、武居が畳み掛けようとしたが、ワンは打たれ強い。
6回、武居がラッシュをかけワンをダウン寸前まで追い込んだが、
終了間際にワンの右ストレートを連続して被弾。ポイントが接近。
最終回、ワンのプレッシャーを武居は動きで躱しつつパンチを打
ち込む中、ゴングとなった。

〈8回採点結果〉
77ー75(武居)
77ー75(武居)
76ー76(ドロー)

元王者武居が2ー0判定で辛くも勝利。
試合後のSNSでは「引き分けくさい!」「武居の負けだろ」
どのコメントが飛び交っていた。確かに武居は勝利したものの再度
世界へアピールするには物足りない戦いぶりだった。

ワンは敗れたが中々粘り強さを見せた。
アジアでは今後一目置かれる立場になるでしょう。
ワンの進化に期待したい。



(PHOTOS BY GAZETTEXTRA.COM)

【両選手の戦績】
★武居 由樹/13戦12勝(9KO)1敗
★王 徳康/11戦9勝(3KO)2敗










《WBA・WBO世界クルーザー級TM》
ーundercardー
《WBA世界Sミドル級TM》

開催日:5月2日(日本時間3日)
開催地/会場:米国ネバダ州ラスベガス/T-モバイル・アリーナ





WBA&WBC世界Lヘビー級王者
デビッド・ベナビデス(29=O/usa)
VS.
WBAスーパー&WBO世界クルーザー級統一王者
ヒルベルト・ラミレス(34=S/mex)

〈試合経過〉
初回、サウスポー王者のラミレスが右ジャブでプレスをかけるとベ
ナビデスも右ストレートで対抗して始まった。
2回、ラミレスが左ボディーから接近するとコンパクトな連打を打
ち込む。終盤ベナビデスも左右連打を打ち込んだ。
3回、グイグイ前に出てプレスをかけてくるラミレスにベナビデス
はスイッチを織り交ぜコンビネーションブローで対抗。
4回、ベナビデスの右を貰ったラミレスはロープに詰められ連打を
浴びると膝を着くダウン。立ち上がって8カウントで再開に応じた
ところでゴングに救われた。
5回、ベナビデスの連打にラミレスも必死に応戦して耐える。

迎えた6回、ベナビデスの左フック、左右フック連打と浴びたラミ
レスは後退すると右頬を押さえながら自ら左膝を着く2度目のダウ
ン。ラミレスはダメージで立てずレフェリーは8カウントで勝負あ
りと試合を止めた。

ーKO・6回2分59秒ー

ベナビデスが強打を爆発させ見事に2団体クルーザー級王座を獲得
した。これでベナビデスは3階級制覇達成。
WBA&WBC世界ライトヘビー級王座を保持したままクルーザー
級王座に挑戦したが、どうやら3団体(WBAスーパー・IBF・
WBO)ライトヘビー級統一王者のドミトリー・ビボル(ロシア🇷🇺
)との対戦を希望しているようで悩ましいところ。どっちで戦うか
決断が迫られる。

ラミレスは2団体クルーザー級統一王座(WBO2度目・WBAス
ーパー3度目)の防衛ならず王座から陥落した。ラミレスは3回ま
では互角に渡り合った。4回最初のダウンはさほど効いた様子は見
せなかったが、連打をあびて徐々にダメージを蓄積したようだ。
今回の戦いぶりを見た限り復活する力はまだ十分ありそうだ。再起
に期待したい。




(PHOTOS BY BOXINGNEWS24.COM)

それではベナビデスの強打ぶりをハイライトでどうぞ!
(2分46秒)


【両選手の戦績】
★デビッド・ベナビデス/32戦32勝(26KO)無敗
★ヒルベルト・ラミレス/50戦48勝(30KO)2敗





ーundercardー
《WBA世界Sミドル級タイトルマッチ》


WBA世界Sミドル級王者
アルマンド・レセンディス(27=O/mex)
VS.
WBA世界同級3位
元WBO世界Sウェルター級王者

ハイメ・ムンギア(29=O/mex)

〈試合経過〉
序盤から挑戦者ムンギアが軽快なフットワークから王者レセンディ
スに接近すると上下に打ち分けるコンビネーションブローで大量リ
ードして回を重ねた。レセンディスもカウンター狙いで必死に粘っ
たが追いつけず結果的に手数、有効打で引き離される中、ゴングを
聞いた。

〈12回採点結果〉
117ー111(ムンギア)
119ー109(ムンギア)
120ー108(ムンギア)

ムンギアが3ー0大差判定勝ちでWBA世界Sミドル級王座獲得。
2階級制覇を達成したムンギアは2019年9月14日、保持して
いたWBO世界Sウェルター級王座を5度防衛すると返上。その後
徐々に階級を上げた。2024年5月4日、4団体世界Sミドル級
統一王者サウル・アルバレス(メキシコ🇲🇽)に挑戦したものの判定
負け。ムンギアは6年7カ月ぶりの王者復帰となった。

レセンディスは王座の初防衛失敗に終わった。
昨年5月31日、WBA世界Sミドル級暫定王者カレブ・プラント
(米国🇺🇸)に挑戦して2ー1判定勝ちで暫定王座獲得。その後正規
王者に昇格しての初防衛戦だったが防衛することなく王座から陥落
となった。



(PHOTOS BY BOXINGNEWS24.COM)

ムンギアが久々王者に返り咲いたシーンをハイライトでどうぞ!
(CMあり/3分6秒)


【両選手戦績】
★アルマンド・レセンディス/19戦16勝(11KO)3敗
★ハイメ・ムンギア/48戦46勝(35KO)2敗