《トリプル世界戦〜中谷潤人・田中恒成・加納陸》東京/No.1468 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBC世界バンタム級タイトルマッチ》
ーundercardー
《WBO世界Sフライ級タイトルマッチ》
《WBO世界フライ級王座決定戦》

開催日:7月20日(土曜日)
開催地/会場:東京都墨田区/両国国技館




WBC世界バンタム級王者
中谷 潤人(26=S/M.T)
VS.
WBC世界同級1位
ビンセント・アストロラビオ(27=O/PHI)


中谷が超速157秒KO防衛V1成功!

〈試合経過〉
初回、お互い距離をとっての静かなスタートも中谷が右ジャブから左ストレート。アストロラビオも右で応戦も届かない。2分過ぎ中谷が右ジャブで打ち気を誘い左ボディーをアストロラビオに突き刺すと間を置きダウン。アストロラビオは苦痛で顔を歪めながら立ち上がったが再び沈み10カウントとなった。

ーKO・初回2分37秒ー

中谷選手が全く相手にせずWBC世界バンタム級王座の初防衛に成功した。あまりにも早いわずか157秒でのKO勝利だった。今後はいよいよ統一戦に向かうんでしょうか。
他の3団体バンタム級世界王者は全てが日本人選手です。WBA王者井上 拓真(大橋)、IBF王者西田 凌佑(六島)、WBO王者武居 由樹(大橋)と強者揃い。今後、中谷選手の対戦相手が誰になるのか非常に楽しみです。

アストロラビオは2度目の世界挑戦だったが、全く歯が立たずに終わった。2年半前は名を馳せたギジェルモ・リゴンドー(キューバ)を10回3ー0判定で破り、その後は世界戦間近だったニコライ・ポタポフ(ロシア)を6回KOで勝利するなど名を売っていた。
少しは粘っていい勝負になるかと思ったが、相手が悪かったというほかない。アストロラビオは出直しです。



(Photos by nikkansports.com)

それでは中谷選手がわずか157秒で決めてしまった超速KO劇をどうぞ!(3分13秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★中谷 潤人/28戦28勝(21KO)無敗
★ビンセント・アストロラビオ/24戦19勝(14KO)5敗





ーundercardー
《WBO世界Sフライ級タイトルマッチ》
★ロドリゲスの2.9kg体重超過で試合中止!

WBO世界Sフライ級王者
田中 恒成(29=O/畑中)
VS.
WBO世界同級12位
ジョナタン・ロドリゲス(28=O/MEX)

前日計量で田中はSフライ級リミット(52.16Kg)を1回目で難なくパスした。しかし、ロドリゲスは1回目を55Kgと2.9Kgの大幅超過で不合格。2回目(2時間以内)の猶予を与えられ走り込みで体重を落とそうとしたものの体中の筋肉に痙攣が見られた為、途中断念した。田中陣営は数百グラムならともかく2階級上のSバンタム級体重では戦えないとして中止に至ったという。
結局、トリプル世界戦ではなくなってしまった。
トホホ、な〜んじゃこりゃ!

【両選手の試合前戦績】
★田中 恒成/21戦20勝(11KO)1敗
★ジョナタン・ロドリゲス/28戦25勝(17KO)2敗1分





ーundercardー
《WBO世界フライ級王座決定戦》


WBO世界フライ級2位
加納 陸(26=S/大成)
VS.
WBO世界同級3位
アンソニー・オラスクアガ(25=O/US/帝拳)


加納は無念、オラスクアガの王座戴冠!

〈試合経過〉
初回、加納が右フック、左ボディーと先制したかに見えたが、2回徐々に攻勢を強めたオラスクアガの左右ボディーに加納は後退しながらも凌いでみせた。
迎えた3回、序盤左右で迫るオラスクアガに加納も左ストレートで凌ぐ。しかし、ラウンド終盤オラスクアガの右フックから左アッパーをモロに浴びると加納はダウン。加納は立ち上がることなく10カウントを聞いてしまった。

ーKO・3回2分50秒ー

オラスクアガがわずか8戦目でWBO世界フライ級王座の獲得に成功した。オラスクアガは2023年4月8日、6戦目でWBAスーパー&WBC世界Lフライ級王者寺地 拳四朗(B.M.B)に世界初挑戦したが9回TKO負けに終わり今回は階級を上げ2度目のチャンスで王座を手にした。次戦は鬼門と呼ばれる初防衛戦で王座を守れるか注目したい。

加納 陸は2016年8月20日のWBO世界ミニマム級王座決定戦を高山 勝成(仲里)と戦い6回0ー3負傷判定負け。それ以来徐々に階級を上げ2度目のチャンスだったが今回も王座には届かなかった。パワーの差が出てしまった印象。加納は無念の出直しです。


(Photos by nikkansports.com)

どちらも2度目世界挑戦もオラスクアガが王座を手にしたシーンをどうぞ!(10分59秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★加納 陸/29戦22勝(11KO)5敗2分
★アンソニー・オラスクアガ/8戦7勝(5KO)1敗