前回はキャリアコンサルタントの勉強が始まっている事についてかきました。

1日中パソコンに向かって、慣れないオンラインでの授業は疲れます。


目標に向かう為には必要なので、とにかく前に進みます。


私は、犯罪がなくなる事ないと思っていて

時代の流れに添った犯罪が次々と起こると思っています。


ただ、根本的な部分は変わらないと考えています。



良かれと思っていた尻拭いが仇となる


これまで私は、彼に沢山の尻拭いをしてきました。




尻拭いをしてしまう感情の中には


・うるさいから

・しつこいから

・後で何を言われるかわからないから

・今までに断った事があったけど、しつこくて根負けした



他には


・私だけ我慢していればいい

・嫌われたら嫌だ



上記に書いた様な気持ちが常にありました。




問題行動を起こす彼が嫌で嫌で仕方がない反面、好きだから嫌われたくない。



だから仕方なく言う事を聞いていた部分が沢山ありました。



"こんなのは良くない"と頭ではわかっていても、彼を怒らせたり、機嫌が悪くなるよりは言う事を聞いていた方が楽だった。



矛盾してるかもしれませんが、私の尻拭いが彼の更生のためになるかもしれないと、思っていた部分も正直あります。



しかし、その優柔不断で曖昧な態度が、逆に彼を勘違いさせる行動となっていたのです。




物理的に距離が保てる刑務所にいる間に、考える力を与えてみてください。



今まで良かれと思っていた、彼への尻拭いが、"考える力や、反省する力"を奪っているのかもしれないと気づいた時に、彼に対する尻拭いや反省の邪魔になる行為を今回の服役中にやめてみました。



口では簡単に言えるけど、行動に移すのは難しかったし辛かったです。


辛いながらも、どうにか現状を変えたかった。

そんな一心でした。


「やるだけやってみよ!もしダメだったらまたその時考えよう」と。


仮に彼が刑務所で暴れても、私の所に来る事は出来ない。


暴れたりヤケを起こせば懲罰になるだけ。と割り切る様にしました。



前の様に彼に気を使う生活は嫌だ。

普通に彼と過ごしたい。


だから将来(出所後)を見るようにしました。



結果的に彼の為でもありながら、自分にも良い結果になっていると思います。



彼は少しずつ考えて、感情を出せるようになってきた



彼は出所して1年8ヶ月が経ちます。

やっと、彼は少しずつ、自分の感情を言葉やメールで表す様になってきています。


あと、大きな声は出さなくなりました。

きっとお酒や眠剤の乱用がないからです。


そして『何で私が怒っているのか?』

『何が原因か?』と考えて、大人の話し合いが出来るようになってきました。

(まだまだ拗ねたり大変ですが。)


彼は言い合いや険悪な雰囲気の理由を考え、自分の悪い癖を言葉にする様にもなりました。



衝動的な言動が少し減り、少し時間を置くと言う事が少し出来るようになってきました。





ここまで来るのに私達は本当に必死でした。


明らかな結果が直ぐには出ないから。


目に見える結果がないだけに、辛さは伴いますが少しずつ必ず変化していきます。




もし、私が彼の服役中に構いすぎていたら?


尻拭いをして、勘違いをさせていたら?


今の私達の関係はないと思います。



彼はまたお酒や眠剤に溺れ、捕まっていたかもしれません。


捕まっていないにしても、私が凄く振り回されていたかもしれません。



共依存からの回復中の私は、彼との距離の置き方や話し合うタイミングが少し理解出来てきました。


まだまだ共依存に戻ってしまう可能性を秘めていますから、これからも"道がそれない"様に気を抜かずやっていこうと思っています。



最後に


彼は刑務所入り過ぎて、気付けば、もう50歳すぎ。


彼の更生を諦めていたけど、何歳になっても更生へのスタートがきれるのだと身近で体験しています。


決して私達のやり方が全ての人に当てはまるとは限りません。

ただ、結果としていい方向に進んでると言う事をお伝えします。



刑務所の中は考える時間が沢山あります。


刑務所にいるうちに

『考える力を養うお手伝い』をして欲しいと、、待ち人卒業生として言いたいです。



次回は6月22日(土曜日)

にブログをアップします。