四国曼荼羅霊場第5番
丹照山 慈光院 長寿寺(ちょうじゅじ)
御詠歌
ありがたや 命永らえ 長寿寺 かけて頼めや 法の夢告げ
詳細
●本尊/阿弥陀如来
●開山/増泉上人
●創建/寛永年間
●所在地/〒771-0364
徳島県鳴門市北灘町粟田字東傍示276
●電話(088)682-0401
紹介
瀬戸内海に近い北灘の里に長寿寺がある。古くは葛城神社の杜僧を務めていたが、明治の神仏分離によってその職を断たれた。一言主神の御霊魂を祀る香華寺である。寺仁は次のように記す。一言主命が当地に御滞留・遂に逝去あそばされるを随従の下臣等、悲痛の余り、草庵を結ぴ、命を祭れるに由来する。寛永年間二六二四)増泉上人が弘法大師の夢告をうけ、阿弥陀如来を本尊に堂宇を建立。丹照山長寿寺と号す。その後、火災のため焼失、当地に移り、増宥唯法の中興の祖ありて現在に至る。
以上が略縁起であった。では、一言主命の神話は他に議るとして、ここは山号考について述べよう。創建の由来が深遠なものになる。一般に「丹」は薬の名に用いられるが、その薬は不老不死の妙薬をさしていう。故に長寿であり、「照」に一言主命の神威が偲ばれよう。
(新四国曼荼羅霊場ホームページより引用)
本堂