「おやすみ」ってメールをしたら、
「おやすみ。ただそれだけなんだけどおやすみ」って電話がかかってきた。

メールも嬉しいけど、
直接声が聞けて気持ちが伝えられる電話は、もっと嬉しい。

ほんのたった一瞬でも。
遠くても同じ空の下。
同じ気持ちでつながれる幸せ。

おやすみなさい。
指折り数えてあと数日。

もうすぐあなたに会える。

でもあと数日あなたに会えない。

会えなくてもそばにいなくても
次会えた時、笑顔でいられるように
大好きと言ってくれた明るい自分でいられるように
会えない今こそ頑張るの。
思い返せば、辛い時やしんどい時にはいつも話を聞いてくれて、すごくすごく助けられていたの。

今も自分のことで大変なのに、相談に乗ってくれたり助けてくれたり、すごくすごく支えられているの。

悲しい状況を受け入れることができたのも、嫌な仕事を楽しめるようになれたのも、全てあなたのおかげだと思っています。

お世辞抜きに感謝しているの。

いくらありがとうを言っても足りない位・・・。

いてくれてありがとう。

出会ってくれてありがとう。

話してれてありがとう。

助けてくれてありがとう。

一緒にいてくれてありがとう。

連絡をくれてありがとう。

それだけで幸せだったのに。

好きになってくれてありがとう。

好きでいてくれてありがとう。

大好きと言ってくれてありがとう。


奇蹟と呼んでもいいですか?

奇蹟の夜に、ただ涙が止まらなくて。


愛されているという驚きほど、神秘的な驚きはない。
それは人間の肩に置かれた神の指だ。
by チャールズ・モーガン
「毎日会いたいなと思っているよ」
そんなことを真顔で言うから
上手に冗談で返せなかったじゃない。

「それで今度楽しいことしよう」
そんなことをメールで言うから
夢にまた出てきちゃったじゃない。


夢で逢えたら抱きしめて。

せめて夢ではそばにいて。


そのぬくもりも幸福感も

目が覚めるまでは零れ落ちないで。

許されないならせめて夢では・・・。


幸福は夢にすぎず、苦痛は現実である。
by ボルテール
一緒にいると楽しいよ。
会える日を楽しみにしているよ。

精一杯ポジティブに言っているけど、本当は会えないと淋しいです。

だけど、気持ちをぶつけられる相手がいることは、こんなにも幸せなのだと。
この切なさも淋しさも、あなたを想うことは全部嬉しいことなのだと。

忘れかけてた、こんな気持ち。
忘れたくない、この想い。


恋の苦しみは、あらゆるほかの悦びよりずっと愉しい。
by ドライデン
この共犯関係は、何年続いているのだろう。
この共犯関係は、何年続いていくのだろう。

だけどその捻じ曲がった罪悪感と歪んだスリルに
どこかで救われている自分がいる。

彼の無邪気な笑顔と大きくて暖かい背中に
頬を寄せてそっと触れながら癒されている自分がいる。

ろくでもない。ふがいない。どうしようもない。
彼だけが、ダメな私の全てをわかって受け入れてくれる共犯者みたいだ。

誰も知らない。誰にも言えない。
そんな二人の関係は、危険で滑稽で、時々愛しい。


恋愛の厄介なのは、それが共犯者なしには済まされない罪悪だという点にある。
by ボードレール
今日、夢に彼が出てきた。
極力思い出さないようにしていたのに。
ある瞬間、突然ぱっと彼の顔が浮かんでは消え、目が覚めて夢の記憶が薄れてからもその強い印象だけは脳裏に焼き付いて離れない。

今日、ドラマで彼に似た俳優を見た。
極力意識しないようにしていたのに。
画面に映るその長身の姿に彼を重ね合わせ、どこかに憂いと影を帯びた彼の表情に感情移入し、次回予告が終わる頃には深くため息をついてしまった。


だからって、私と彼の距離は一歩も近付いてなんかいない。

現実は、何も変わってなんかいない。

何をしているんだろう。

何をしたいんだろう。


またあの頃のように愛せたらいいのに。

忘れられたら楽なのに。

許せたら楽なのに。


向き合えないまま、動けないまま。

逃げているようで、逃げられないまま。

どれもできないまま。


愛すること、忘れること、そして許すことは人生の3つの試練。
(スペインの諺)


こうして2人きりで長時間話すのは2回目だっけ。

皆が帰って2人きり、オフィス内でも話足りなくて、帰り際の駐車場でもまだ話足りなくて。

でも今日は遅いから、明日があるから、もう帰らなきゃ。

「じゃぁもう帰んな」と、不意に肩にかけてたカバンを直して、ぽんぽん、と、頭を軽くたたいてわしゃっと撫でた。

ただそれだけなのに。

その不意打ちに、ドキッとした。

何もなかったかのように笑って車に乗り込んで、「明日も頑張ろうね。おやすみー。」と手を振った。

だけど、後からじわっと、その右手から流れ込んだ温もりが全身に伝わって、ドキドキが止まらなかった。

明日も、また行く。

明後日も、また会う。

その笑顔で。


恋愛は常に不意打ちの形をとる。
by 立原正秋
それは忘れた頃にやってくる。

「その後の予定は?」

「10時位にどうですか?」

「迎えに行くよ」

短いメールのやり取りで淡々と会う流れになって行く。

違和感も罪悪感もなくいつの間にか状況を受け入れている。


予定があるからと断っても、「お気を付けて」と一言。

「ごめん、やっぱり仕事が終わりそうにないや」と断りのメールが入っても、「うん、また今度」と一言。


ときめきも落ち込みもなく、ただそれは淡々と流れていく。


彼が私を最高に都合の良い女だと思っているのなら、私も同じ位彼を最高に都合の良い男だと思っているのだろう。

良くないとか、裏切り行為とか、自分の価値を下げるとか、それは痛い程わかっているのだけど。

それでも、その気楽な関係にどこかで救われている自分がいる。


心の底を傾けた深い交わりは禁物です。
愛情の紐は解けやすくしておいて、会うも別れるも自由なのがよいのです。

by エウリーピデース
雪は何でも知っている。

全てを知る友人に召喚され、今日はファミレスでトーク&ディナー。

ほんの1週間ぶりなのに、その1週間だけでも抱え込んだ想いは相当なものだったらしい。


「黒」だと聞かされても、実際「白」じゃないかもしれなくても、「黒」な証拠がない限りは、「グレー」と言い続けてきた。

「白」になりきれなくても、心が「黒く」澱んでいても、「黒」にならない限りは「グレー」で居続けようと思った。

失望して、絶望して、倒れて、寝込んで。

それでもまだ微かな希望を信じようと思った。

良い方に、ポジティブに、大丈夫、まだ大丈夫。

自分に言い聞かせて心許ない未来に望みを託した。

だけど返事はこないまま。

一緒に買いに行ったペアリングも渡せないまま。

私達は向き合えないまま。


もうどうしたらいいのかわからない。

気持ちのやり場がどこにもない。


吐き出しても吐き出しても、

以前のように気持ちが軽くならない。

いつものように明るく振る舞えない。

いつもの調子で笑い飛ばせない。


「さすがに今日は重いけど」

「珍しく冷静に現実が見えてるよね」

「準備ができたんじゃないかな」


どこかで頭に過ぎりながらも、必死に振り切って決して口に出さずにいたその言葉を友は口にした。


このまま終わってしまうのかな。

終わったら、その先には何が始まるのかな。

本当はまだ終わりたくなんかない。

でもこの胸の苦しみが解けるなら。

だけど私の心は今もまだ彼を呼んでいるみたいで。


本当は・・・でも・・・だけど・・・


例えそれがどんな結末を迎えたとしても、もがいて受け入れて生きていく他ないのだけど。


人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。
それでも人に恋するのだ。
(by ミュッセ)