みつまめの「このレコード聴いてみたビックリマーク

「LAND OF THE FREE」

GAMMA RAY

 

 

 古今東西あまり関係なく、みつまめのお気に入りレコードを披露している 「このレコ!」、今回はこのバンドのアルバムです。

 

 

GAMMA RAY (1995)

 

Vo&G:カイ・ハンセン

G&Key:ダーク・シュレヒター

B:ヤン・ルバック

Dr:トーマス・ナック

 

 

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ドイツ

 

 今年秋、ドイツのメロディックパワーメタルバンド ハロウィン がデビュー30周年を記念して、カイ・ハンセン と マイケル・キスク がバンドに限定復帰する “PUMPKIN UNITED” が予定されているということで、これから ハロウィン や ガンマ・レイ のアルバムをちょくちょくピックしていこうと思います。

 

 本作 「LAND OF THE FREE」 は1995年5月発売。

 

 ガンマ・レイ通算4作目で、結成時のシンガー ラルフ・シーパース が脱退し、カイが自らボーカルを取るようになった初のアルバムです。

 

 ラルフの脱退は、単にそろそろ自分で歌いたくなったカイと、それを察したラルフがジューダス・プリーストのオーディションに応募するなどして、ほぼ暗黙の了解で事が運んだものでしょう。

 

 結局、ラルフはマット・シナーと PRIMAL FEAR を結成して成功し、気がとがめたのか、カイも彼らのアルバムに客演したりしてご機嫌を取り結んでおります(笑)。

 

  関連記事→PRIMAL FEAR  「LIVE  IN THE USA」

         GAMMA RAY 「HEADING FOR TOMMOROW」

 

 

 一方、名実ともにカイのワンマンバンドになった GAMMA RAY は、「LAND OF THE FREE」 で過去最高クオリティのアルバムを作ってのけました。

 

 いちおうコンセプト・アルバムで、自由の地を求める主人公が、世の中のろくでもない支配者に反逆しようとするあまり、かえってどんどん幻滅していく というような陰鬱なストーリーが歌い込められています。

 

 しかし、カイのメロディックで陽性な曲調が憂いを帯びたことで、楽曲に深みが出て、非常に味わい深いものになりました。

 

 冒頭の 『REBELLION IN DREAMLAND』 を始め、『MAN ON A MISSION、『ALL OF THE DAMNED』、『ABYSS OF THE VOID』 といったあたりは大作ながら、入り組んだアレンジで一気に聴かせる傑作。

 

 また、マイケル・キスクがゲスト参加したことも本作の大きなウリで、『LAND OF THE FREE』 ではカイとデュエットして高音パートを歌い、『TIME TO BREAK FREE』 では一曲まるまる歌って、さすがの伸びやかなボーカルを響かせています。

 

 肝心のカイの歌は、ライブではけっこうラフなようですが、声質の好き嫌いはあれど、スタジオ版ならふつうに聴けます(笑)。

 

 

 それでは最後に、タイトル曲 『LAND OF THE FREE』 をご紹介ですヘッドフォン

 

 

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