新年一本め「キングスマン ファースト・エージェント」2022(1) | Mの映画カフェ♪

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映画の感想など


The King's man
2021年 アメリカ

監督 マシュー・ボーン
主演 レイフ・ファインズ、ハリス・ディキンソン、ジャイモン・フンスー、ジェマ・アータートン、リス・エバンス、トム・ホランダー、マシュー・グード他

ハリーもエグジーもいないキングスマンの
始まりの物語

第一次対戦の始まりの頃という設定なんですね
途中「1917」かと思うシーンは臨場感があったし

レイフ・ファインズのアクション、トム・ホランダーの三役も良かったけれど、なんと言っても
ラスプーチン(リス・エバンス)が良かった!

飽きさせないストーリーで、新年一本めには悪くなかったというか
料金分は楽しめる作品でした

しかし
1914年と「Dune」の西暦1万190年(デーモン小暮の年齢!?)の
戦いのレベルがなぜか同じ。人々が争う原因もほぼ同じ。まぁ2021年に過去を描こうが未来を描こうが、所詮は2021年の頭ですからね…

そして根本的には
「善」と「悪」の戦いというパターンなのが退屈。絶対的な善人って単なる思い込みですよね
オックスフォード公夫妻、きれいごとばかり言っていないで息子をちゃんと教育すれば良いのに!浅薄な正義感としょうもない嘘が可愛く思えないのは、俳優の魅力の不足なのか
エグジーにはやはり及ばないのでした

これでもかという
しつこい展開はこの監督の持ち味ですが
ハリウッド大作では良さが生かされないような気がしました。

(2022年1月5日  T・ジョイPRINCE品川)

東京に雪!