楽しい!「ハウス・オブ・グッチ」2022(4) | Mの映画カフェ♪

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映画の感想など



House of Gucci
2021年 アメリカ

監督 リドリー・スコット
主演 レディ・ガガ(パトリッツィア)、アダム・ドライバー(マウリッツォ)、ジェレミー・アイアンズ(ロドルフォ・グッチ)、アル・パチーノ(アルド・グッチ)、ジャレッド・レト(パオロ・グッチ)他

運送業を営む一家の娘パトリッツィア
パーティーでグッチ家の息子マウリッツォと出会い、

グイグイ行くんですよ!待ちぶせ、デートの誘い、ぜんぶ自分から。
上手く付き合う状況になると、さっそく父親に会わせるボンボンのマウリッツォ
身分が違うと反対されるが押しきって結婚し、運送業を手伝うが

やがてグッチのビジネスに戻ることに。パトリッツィアの目論見通りです

パトリッツィアが財産目当てで結婚したのは事実だとしても

なかなか良く出来た妻だと思うんです。夫を明るく励まし、子供を育て、義理の家族にも気をつかう。
私には無理な仕事…、そう、パトリッツィアにとって結婚は一生をかけた仕事だったと思う。

それをパッとしない相手に取られて激怒
いや上品な美人?かも知れないけど、こういう地味なふりして計算高い美人が私は嫌い。

さらにマリトッツォ、じゃなくてマウリッツォ
当初の情熱が冷めると口うるさい妻をグッチ家とは関係ないよそ者と見下す。最初は良い人そうだったのに…自業自得よね。
決して自分を卑下しないパトリッツィアが最後まで堂々としていたのが良かったです。

パトリッツィアがいなくても、あの家族の内紛はいずれ起きていたと思われますが

レディ・ガガの存在感が素晴らしかった。

なつかしのヒット曲、グッチのベルト、バンブー、ソフィア・ローレン、「プラダを着た悪魔」アナ・ウィンター、トム・フォードの登場も!

古いファッション誌をめくるような楽しさがありました。

最初、イタリア訛りの英語が気になって
イタリア語のセリフに英語字幕のほうが自然と思ったけれど、俳優がイタリア人じゃないですから仕方ないですね。

あとイタリア人、気さくなふりをして実はプライドが高く、身内意識に凝り固まっているのが面倒くさいと思いました。まぁどの国にもそれぞれ国民性があるし、地方によってもまた違いますからね…。

2022/1/26 T・ジョイPRINCE品川