怖い!「アス」2019(47) | Mの映画カフェ♪

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映画の感想など



US
2019年 アメリカ

監督・脚本 ジョーダン・ピール
主演 ルピタ・ニョンゴ(アデレード)、ウィンストン・デューク(ゲイブ)、シャハディ・ライト・ジョセフ(ゾーラ)、エヴァン・アレックス(ジェイソン)、ケイト・モス(キティ)、ティム・ハイデッカー(ジョシュ)他

1986年、カリフォルニア州サンタクルーズの海辺にある遊園地で迷子になり、自分そっくりの少女と出会ったアデレード
大人になり、夫と二人の子供とサンタクルーズを訪れたアデレードは
過去のトラウマに苦しみ、さらなる事態に直面する

鏡の迷路で出会った少女
PTSDと診断されたアデレード
檻に入ったたくさんの兎
鎖、ハサミ

謎めいたあれこれが
アデレードにそっくりな女性の話す言葉で、後からなるほどと思えてくる。
ツッコミどころはいくつかありますが、オチは上手いと思いました。
何より怖がらせる演出が巧みで、観客も遊園地で恐怖の館にまぎれこんだようで…

怖くて、そして面白かった!

この監督「ゲット・アウト」を観ておくべきでした。

映画のHPのトリビアを読んで
アメリカの貧困問題や囚人の問題、ハンズ・アクロス・アメリカなどの背景がわかっているともっと理解できたと思ったけれど、
先に読むと先入観を持ちそうだし…うーん。

エレミヤ書11章11節の暗示するものもわからなかったなぁ。

ルピタ・ニョンゴと夫役のウィンストン・デュークは二人とも、名門のイェール大学演劇大学院(スクール・オブ・ドラマ)を卒業しているんですね。

ルピタ・ニョンゴの母性を感じる演技に、「クワイエット・プレイス」を思い出しました。
夫役のおおらかな感じも良かった。

(9月21日 T・ジョイPRINCE品川)