ブラピの存在感「アド・アストラ」2019(48) | Mの映画カフェ♪

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映画の感想など



Ad Astra
2019年 アメリカ

監督 ジェームズ・グレイ
主演 ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、リブ・タイラー他

このポスターを見て楽しみにしていたのですが…う~ん。若干の期待はずれ感が。

(ネタバレです)

宇宙(地球の上空?)から落ちてきて、パラシュートを開いて無事とか、
宇宙船に侵入するとかありえないし

挙げ句の果てに天王星(だっけ)にまで行って親子で揉め事ですか。

宇宙で行方不明になった父親は、生きて…
普通、生きていないと思う!食料は?酸素は?

もしかして宇宙に夢とかロマンとか感じる人には面白いのかも知れませんが

地球さえ滅ぼしかねない人類が
月やら火星やらにまで行って争って破壊して…。宇宙に迷惑と思ってしまう

しかしまぁこの映画の良いところは
主人公ロイの描写とロイを演じるブラッド・ピット

父親の優秀さが息子の資質に遺伝し、その父が行方不明になった事が冷静すぎる性格を形成したのだとしたら

生存の可能性を聞いて冷静さを失い、人間らしさを取り戻したという事なのかな。


ブラッド・ピットは単なるイケメンから、不思議な存在感のある俳優になりましたね

存在感というか透明感というか

「ワンス・アポン~」の時も今回も、演技でなく自然体のようにも見えるし
逆に緻密に計算して演技をしているようにも見える。

何を考えているのかわからない役がぴったりです。




(9月23日 TOHOシネマズ日比谷)