EN MAN SOM HETER OVE
2015 スウェーデン
原作 フレデリック・バックマン
監督 ハンネス・ホルム
主演 ロルフ・ラスゴード、イーダ・エングヴォル、バハー・パール他
ロビーでチラシをみていたら、ダルデンヌ兄弟の新作を発見！4月公開、楽しみです！！
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ひとり暮しの頑固な男、オーヴェ
59才で43年間勤めた鉄道会社の人員整理にあい、あっさり会社を辞めさせられる
そんな彼の日課は近所の見回り
駐輪禁止や車の通行止めを見張り、道に落ちた吸殻をいまいましげに拾う
スーパーの店員に些細な事でガミガミ噛みつく
こんな人が近所にいたら、やだなぁ
59才を老人扱いするのは違和感があるけれど、なるほどオーヴェは頑固ジジイという感じ。
サーヴを愛し、ボルボに乗る友人と絶縁する。BMWなんてもってのほか
妻と仕事を失い人生に絶望するが、近所に引っ越してきた異邦人的な一家と関わることで、オーヴェは次第に心を開いてゆく
って…
「孤独のススメ」や「グラントリノ」っぼい！！
頑固ジジイもの、っていうジャンルですか？
子供の頃のエピソードや、妻ソーニャとの回想シーンは「フォレスト・ガンプ」へのオマージュだそうです。
ソーニャがすごく魅力的で、さらに新しい隣人でイラン人らしき奥さんのストレートな性格も楽しい
全然眠くならなかったし（重要！）良く出来た映画だと思うけれど、後半やや説明過多な気が。
ベストセラー小説が原作という事で、原作に忠実なのかも知れないけれど
だったら映画にしなくても文章のままで、と思ってしまう。
邦題やポスターのビジュアルはいかにも単館系、という感じだけれど、中身は極めて解りやすく誰にでも楽しめそうな作品です。
私はもうちょっと、観る人に判断を委ねるような映画の方が好きだな。
（1月5日 ヒューマントラストシネマ渋谷 ）