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17.「真の父母教会が何だ?」

 確か1997年に、「世界基督教統一神霊協会」が「世界平和統一家庭連合」に変わると発表されました。その後、享進様が世界会長になられたときに「統一教」となり、今年、再び、「世界平和統一家庭連合」となった? と聞きました。

  次の御言をお読みください。

「私たちの教会は、『再臨主教会』ではなく、『真の父母教会』です。イエス教会でもありません。今からは、誰かが詰め寄って、『真の父母教会が何だ?』と言えば、『真の父母であるからには家庭救援を目標とする教会であるが、あなたたちは個人救援を目標とする天使長の子女である』と言いなさい。天使長の息子・娘の立場は滅びるのです。
 これから家庭の救援時代に入っていかなければならないのです。世界基督教統一神霊協会は、天使長宗教圏です。結婚できませんでした。イエス様も結婚できませんでした。天使長の使命しかできないというのです。息子の使命が果たせないのです。分かりましたか?
 今まで、宗教というものは個人救援をしたのであって、家庭救援の内容がありませんでした。個人救援は天使長圏を意味するのです。天使長には相対理念がなく、所有権がありません。それゆえ、今日のこの地上のすべての家庭や制度や国家の所有権は、世界的所有権時代に移行していくのです。」
(ファミリー97年10月 P22 七・八節のみ言)

「宗教の看板を下ろさなければ、家庭、国家、世界の救援圏内に入れないのです。皆さんは、個人救援を受けますか?(「国家救援を受けます」)ですから、『世界基督教統一神霊協会』がなくなったのを寂しく思わずに、『世界平和統一家庭連合』が生まれたことを称賛するようにしなければなりません。家庭教会は家庭を一度に教えてあげて、家庭救援ができる時になったのです。」 (ファミリー97年7月 P12 統一教会創立43周年記念日)

 最初の御言の2行目から4行目にかけて
 
「今からは、誰かが詰め寄って、『真の父母教会が何だ?』と言えば、『真の父母であるからには家庭救援を目標とする教会であるが、あなたたちは個人救援を目標とする天使長の子女である』と言いなさい。」

 とあります。かつて「世界基督教統一神霊協会」が「世界平和統一家庭連合」に変わると発表されたとき「世界平和統一家庭連合が何だ?」と詰め寄るまではいかないとしても、少なからず疑問を抱いたのは、ほかならぬ私達だったのではないでしょうか。
 
 文先生は、私達とは無縁であるかのような話し方をされています。御旨に関する話のため、直接的な表現を避け、間接的な表現を使われているのかもしれません。
 そこで、この「誰かが詰め寄って」「誰か」が、間接的に私達を指しているとしたら

「あなたたちは個人救援を目標とする天使長の子女である。」

 という部分の「天使長の子女」も私達を指していることになります。
しかも、そのあと、はっきりと

「世界基督教統一神霊協会は、天使長宗教圏です。」

 と言っておられます。
 もし、天使長宗教圏である世界基督教統一教会にいる私達が、「自分は天使や天使長ではない」と言うとしたら、それはこの御言に符合しないということになりそうです。
 ですから、私達の立場は、少なくともこの時点までは、天使長だったということになるのではないでしょうか。そして、
「天使長の使命」
しかできなかったようです。
 
 その前の「結婚できませんでした」という部分も気になります。やはり、少なくともこの時点までは、本然の祝福ではなかったということを言われたのでしょうか? 次の2つの御言もふまえてご検討頂ければと思います。


「今日の統一教会の祝福家庭は長成期完成級で天の側の天使長として結婚した立場です。・・・この家庭は直接、天国に入れないのですが、なぜでしょうか? 現在、祝福を受けていると大丈夫だと思いますが、そうではありません。」(ファミリー95年1月 P10)
 
「なぜ、『家庭協会』が必要かというと、今までの統一教会の祝福は天使長家庭だからです。堕落する可能性がいくらでもあるのです。
 なぜ、『家庭協会』か。天使長家庭からアダム家庭に帰らなければ、永遠に地上には天国は顕現しません。・・・天使長の血統をアダムの血統に切り替える復活の理論を知らなければなりません。
(FAXNEWS 106号  1994・9・13アラスカ・日本家庭協会特別修練会)

 繰り返しになりますが、「世界基督教統一神霊協会」時代の私達の立場は天使長だったようです。
 文先生は地上の神様、私達は天使・天使長。そして地上の神様である文先生がなさっていたことは天と地を再創造する摂理。それを天使(私達)が手伝いました。天使は僕ですから、地上の神様である文先生は、摂理に関することに関しては、厳しく命令されたわけです。ところが御旨に関することは詳しく語ることができませんでした。(1968年の神の日に、文先生が地上の神様の位置に立たれたということについては、第5の記事で提示させて頂いています。) 
 そのような時代が少なくとも2000年まで続いたようです。

「昨日までの2000年間は、第二イスラエル圏を中心として、世界的な蕩減路程を歩んできた時なので、今からは、そのような時代が過ぎて、黎明が訪れ、新しい朝の成約時代を迎えて、祝福の理想が天宙化される時代となったのです。」(ファミリー01年2月 P12 第34回「真の神の日」)

「祝福の理想」とは「創造理想」のことと言ってもいいのではないでしょうか。「御旨」の中心テーマです。それが「天宙化される時代」になったと言っておられます。
 ただし、その後の文先生の御言によりますと、さらに2012年まで延長されていると取れる内容のものもあります。

「今から神様の国が開かれます。堕落していない真の父母が先に入っていくようになっているのであって、天国は、堕落した子孫が入っていけるようにはなっていません。原理がそうであり、原則がそのようになっています。ですから、先生は、この時に対して知っているので、今日までどれほど急いできたか分かりません。数千年の歴史を12年(2001年~2012年)に短縮して清算しなければならないのです。(神様の祖国と双合七八禧年祝福を勝利しよう P22 2008.2.3)

 私には、ここに一つの疑問があります。

 かつて、神様と天使が天地を創造されたのは何のためだったのでしょうか。そして、その目的を当初天使・天使長は知っていたのでしょうか。

 疑問とは、これをそのまま当てはめてもいいのか、ということです。

 地上の神である文先生が天地を再創造をされたのは何のためだったのでしょうか? それを手伝った私達天使・天使長はその目的を知っていたのでしょうか?

 あまり、考えたくなくなってきました。天使だと言われて気分のいい人はいないと思います。
 ですが、
「天使長の血統をアダムの血統に切り替える復活の理論を知らなければなりません。
 とあります。そして、その前には
 「なぜ、『家庭協会』が必要か」
 とありますから、『家庭協会』に関連する御言を中心に「天使長の血統をアダムの血統に切り替える復活の理論」 を探す必要がありそうです。私には、今だ整理できてはいませんが。

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