IKUKO KUSAKA Web Exhibition 6 『 朝を待つ種 』
作品制作の思い
テーマは「果実の中で発芽を待つ種」
ある時、私は食べようとした果実に虫食いが入っているのに目が釘付けになりました。
なぜなら、果実は虫食いによって空洞化していき死に向かっていくのに、
中身の種子にとっては、果実の外に出て生に向かっていくという、
死と生が入れ替わる場面に感じられたから。
一つの果実に生と死の両極が内包されている不思議さが、
私には衝撃的に感じられた。
私は果実という外側、種子という内側を
自分の肉体と魂に重ね合わせて共感する気持ちが芽生えました。
それは、『本当の自分を追求したい』という心情。
私はそういう希望を求める気持ちで制作しました。
種とは、新しい生命が充填されたカプセル。
種子は発芽するための場所、時間、条件を求めて、
待機したり、旅したりする。
本体 H50×W60×D40(cm)
黒御影石、白御影石
2014.10 長島学様邸に設置
■作品横の銘板には
長島様がどのような思いで彫刻を設置されたかが、
お子様、お孫様の代まで伝わるように、題名と共に
「肉体を超えて遺し伝えたい精神」
という一言が刻んであります。
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