新国立劇場バレエ団『アラジン』（６日目ソワレ）（池田理沙子＆福田圭吾）を観てきました。福田圭吾さんのadieu公演
2024年6月22日（土）18時30分 新国立劇場オペラパレス
アラジン Aladdin
【振付】デヴィッド・ビントレー Sir David Bintley 【音楽】カール・デイヴィス Carl Davis 【美術】ディック・バード Dick Bird 【衣裳】スー・ブレイン Sue Blane 【照明】マーク・ジョナサン Mark Jonathan
【指揮】ポール・マーフィー Paul Murphy 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
| アラジン | 福田圭吾 | |
| プリンセス | 池田理沙子 | |
| アラジンの母 | 益田裕子 | |
| サルタン | 小柴富久修 | |
| ランプの精ジーン | 渡邊峻郁 | |
| 魔術師マグリブ人 | 中島駿野 | |
| アラジンの友人 | 小野寺 雄、宇賀大将 | |
| オニキス | 佐野和輝、山田悠貴、 上中佑樹 | |
| パール | 廣川みくり、川口 藍、 赤井綾乃 | |
| ゴールド | 趙 載範、森本晃介 | |
| シルバー | 吉田朱里、内田美聡 | |
| サファイア | 木村優里 | |
| エメラルド | 渡辺与布*、花形悠月、 小川尚宏* | |
| ルビー | 奥田花純、渡邊拓朗 | |
| ダイヤモンド | 山本涼杏 | |
| 指揮 | ポール・マーフィー |
【アラジン】福田圭吾 【プリンセス】池田理沙子 【ランプの精ジーン】渡邊峻郁 【魔術師マグリブ人】中島駿野
【アラジンの母】益田裕子 【サルタン（プリンセスの父）】小柴富久修 【アラジンの友人】小野寺雄、宇賀大将 【サルタンの守衛】中家正博 【オニキス】佐野和輝、山田悠貴、上中佑樹 【オニキスとパール】廣川みくり、川口藍、赤井綾乃、佐野和輝、山田悠貴、上中佑樹 【ゴールド】趙載範、森本晃介 【シルバー】吉田朱里、内田美聡 【サファイア】木村優里、原田舞子、加藤朋子、岸谷沙七優、土方萌花 【エメラルド】渡辺与布*、花形悠月、小川尚宏* 【ルビー】奥田花純、渡邊拓朗 【ダイヤモンド】山本涼杏 etc.
＊オニキス役で出演を予定していた森本亮介は怪我のため、下記の通り出演者が交替いたします。
＊ゴールド役で出演を予定していた小柴富久修は怪我のため、6月14日19:00公演および6月15日18:30公演の出演者を変更いたします。（6月13日更新）
＊エメラルド役で出演を予定していた金城帆香、仲村啓は怪我のため、下記の通り出演者が交替いたします。（5月30日更新）
理沙子さん＆圭吾さんペアは３日目に続いて２回目。キャストは全員同じです。
リハーサル動画も必見です。
ソワレまで２時間半あるので、Joli様のおトイレのためいったん帰宅…すると…Joli様は爆睡中
Joli様とお散歩の後、シャワーを浴びて初台へ戻る…
ソワレのスケジュール…本公演もチケット完売
福田圭吾さんが本公演をもって退団されるとのことで、ホワイエは過去に在籍されていたダンサーさんたちが多数集まって談笑されていました。
今回の席は１階最前列です。近くに福田圭吾さんのお母様もいらっしゃいました。
ディヴェルティスマンが第１幕の洞窟での財宝たちの踊りとして入っているので、プリンセスの出番は終盤の少しだけですが見どころ満載。圭吾さんのアデュー公演ということもあって、みなさん気合いがめちゃくちゃ入っていました。オニキスとパールでは仮面をつけていて動きが速いのですが、最前列ということもあって、みくりさんたち（女性ダンサーだけですが
）を識別可能。シルバーの吉田朱里さんと内田美聡さんは今回もとてもかわいらしくて踊りも美しい。次世代のエース候補ですね
そして、エメラルドは与布さんをただひたすらガン見…お美しい花形さんにも注目です。ルビー奥田花純さんも素晴らしい
最近目を見張るばかりに素晴らしい踊りを見せるダイアモンド山本涼杏さん。このように次々と素晴らしい踊りが続くので、何回見てもまったく飽きることなく、新たな発見もあります。
プリンセスのお付きなど衣装を替えてあちこちに登場されている。かなりの多役ですが、それぞれ見事な水準で踊りや演技をこなされているところが新国立劇場バレエ団の素晴らしいところ。川口藍さんがInstagramのストーリーで書いていましたが、浴場から裁判まで１分もないのに、ものすごいスピードで全員遅れることなく早着替えさせる衣装さんたちスタッフもレベルが高い
ランプの精🪔ジーン渡邊峻郁さんダイナミックな踊りが素晴らしいジャンプも高い。第２幕のお付きの12人との踊りもみんなキレがあって、めちゃくちゃ楽しい。客席が最も盛り上がった踊りの一つでした。Bravi最後にアラジンから自由になってと言われたときの笑顔も印象的でした。
福田圭吾さんと池田理沙子さんのペアが、前回にもましてとてもいい圭吾さんのアラジンはイタズラも演技以上にコミカルで思わずクスッてくる面白さ。ご本人のキャラクターも出ているとても楽しいアラジン。確認したら、やっぱりりんごを３回ほどかじって、もぐもぐしながらプリンセスと踊っていました。退団が惜しいほどの生き生きした踊り。みんなの愛されキャラが満ち溢れていた素晴らしい踊りでした
第１幕最初の出会いの場面からいかにも見た目がプリンセスの理沙子さんがvery cute理沙子さんにぴったりの役でした
「楽しみにしているよ」と言っておいた第３幕でランプを交換する際の「ひらめいた！」のポーズは目をくりっとさせて人差し指を上に
まさにファンの心を鷲づかみですなアラジンとプリンセスの踊りは、第２幕結婚式のパ・ド・ドゥでも２人の息のあった踊りが前回よりもさらに自然に、さらに高く、さらに美しく…ホワイエで会った友人たちも同じ意見でした。
個性的なキャラクターで欠かせない存在だった福田圭吾さんの退団はとても残念です。特に『くるみ割り人形』のロシアの踊りのキレッキレの踊りに衝撃を受けたのをよく覚えています。最近では『ドン・キホーテ』でのサンチョパンサも最高でした。そして、この『アラジン』のタイトルロール退団直前の最終公演を主役でこんなにも素晴らしい踊りで魅了してくれた圭吾さん…本人も幸せいっぱい、客席みんなも幸せいっぱいでした。
カーテンコールも最高でしたジーン峻郁さんが舞台袖に行ったかと思ったら、獅子舞登場。本番では小野寺さんと宇賀さんが踊っていましたが…なんと、福岡雄大さんと原健太さんでした。雄大さんが圭吾さんとハグ…そして、雄大さんから花束を渡して圭吾さんの背中を強く押して舞台前方へ行かせると…会場は万雷の拍手に包まれた感動的な場面でした。
新国立劇場バレエ団Ｘより。山口百恵さんのラストコンサート（とちょっと桑田真澄が入ってる？）のようにバレエシューズを置く
その時の理沙子さんの表情が
理沙子さんからもうちょっと前に置くように…さらに舞台袖のスタッフさんからもっと前に…泣けるけど笑える感動的かつ圭吾さんらしいユーモアのきいたカーテンコール
会場総立ちスタンディングオベーションで圭吾さんがみんなから愛されていたんだなと…
福田圭吾のアデュー公演に惜しみない拍手をいただき、心から感謝申し上げます！
— 新国立劇場バレエ団 The National Ballet of Japan (@nntt_ballet) 2024年6月22日
彼の次のステージもどうぞ応援をよろしくお願いいたします✨ pic.twitter.com/rZeCLHcHip
１階最前列の席を取ってよかったです
照明さんGood Job
iPhoneの５倍ズームが大活躍
来年７月に中劇場で上演されるYoung NBJ Gala 2025で福田圭吾さんの新作が予定されています。今後の活動も楽しみですね
最終日も観たので、それは後日…