コジ・ファン・トゥッテ @ 新国立劇場 | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

新国立劇場『コジ・ファン・トゥッテ』(2日目)を観てきました。



2024年6月1日(土)14時開演 新国立劇場オペラパレス

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart

コジ・ファン・トゥッテ Così fan tutte K.588

全2幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉

 

【指揮】飯森範親 【演出】ダミアーノ・ミキエレット Damiano Michieletto 【美術・衣裳】パオロ・ファンティン 【照明】アレッサンドロ・カルレッティ 【再演演出】三浦安浩 【舞台監督】村田健輔

 

【フィオルディリージ】セレーナ・ガンベローニ Serena Gamberoni 【ドラベッラ】ダニエラ・ピーニ Daniela Pini 【デスピーナ】九嶋香奈枝【フェルランド】ホエル・プリエト Joel Prieto 【グリエルモ】大西宇宙(マッティア・オリヴィエーリの代役) 【ドン・アルフォンソ】フィリッポ・モラーチェ Filippo Morace

【合唱】新国立劇場合唱団 【合唱指揮】水戸博之 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団


ここ数年間基本的に新国立劇場オペラは全部観てきたのですが、再演のサイクルが短い『椿姫』はパスしましたバイバイ


ミキエレットによるいわゆる「キャンピング・コジ」はいつかは観たいと思っていましたが、前々回(2013年6月)はオペラどころではなかったのでパスし、前回(2020年3月)はコロナで中止となったので、観るのは初めてです。コジの実演を観るのは、2017年2月新国立劇場オペラ研修所公演以来7年ぶり。

正直なところ、苦手なオペラの1つ。原題は、Così fan tutte, ossia La scuola degli amanti(女はみなこうしたもの、または恋人たちの学校)。女性蔑視の作品とよく言われますが、たった1日で心変わりするのは、モーツァルトの時代から現代まで女性だけではなく、(私以外のウインク男性もなんでしょうねウインクで、この作品は90分ずつ2幕の作品なので、とにかく長い真顔 私の両隣が空席だったので、楽ちんで救われました。


モーツァルトの作品は音楽に比べて脚本に難あると思う。どうでもいいストーリーのオペラ作品はたくさんあるけど、コジはその筆頭かも。ストーリーや歌の内容は正直なところどうでもいい(あくまで個人の感想ですウインクので、字幕はあまり見ないで、音楽と歌にひたれば十分です。


また、お目当てのMichielettoの舞台セットを楽しんで見ていた。キャンピング・コジとも呼ばれるこの舞台セットはホントにすごいと思う。新国立劇場オペラの舞台セットのうち、ゼッフィレッリの『アイーダ』は別格としても、最近観たものの中でもトップクラスではキラキラ


歌手は主要6役みんな素晴らしかった。特にフィオルディリージを歌ったGamberoniキューン目がハート飛び出すハートカーテンコールでは飯森さんにブーイングが珍しく飛んでいたが、新国立劇場では日本人指揮者にしか飛ばない。そんなに酷かったとは思わないけど。飯森さんによると「ブーイングとブラボーの対決が面白かった」と余裕のご発言。


ま、しかし、90分バツレッド2幕は疲れた…


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