神奈川フィルみなとみらい第395回:ラフマニノフ交響曲第2番&スペイン交響曲(大植英次&大江馨) | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団みなとみらいシリーズ定期演奏会第395回を聴いてきました。

 



大植と大江、至極の協奏

2024年5月11日(土)14時開演 横浜みなとみらいホール

【指揮】大植英次 【ヴァイオリン】大江馨♭

ラロ:スペイン交響曲 Op.21♭

【ソリストアンコール】

カルロス・ガルデル(アウグスティン・ハーデリヒ編):Por Una Cabeza

ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op.27

Lalo / Symphony Espagnole Op.21

Rachmaninov / Symphony No.2 in e minor Op.27

【料金】S席7,000円 A席5,000円 B席3,500円

【助成】文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))| 独立行政法人日本芸術文化振興会

 

シティフィル定期演奏会(藤岡幸夫&福間洸太朗)と重なっていたので迷ったのですが…

5年前にシティフィルのティアラこうとう定期でラフマニノフ交響曲第2番が演奏され、神奈川フィル首席の齋藤雄介さんのクラリネットが素晴らしくて、次回神奈川フィルがこの作品を演奏する際には必ず聴こうと決めていたので、こちらに行くことにしました。

その他にも、都響(ケフェレックのモーツァルト第20番)も東響(Nott指揮大地の歌)も日本フィル(マーラー9番)、N響ルイージ(レスピーギ)もありましたが、神奈川フィル(というか齋藤さんのクラリネット)を聴くためにはるばる横浜みなとみらいへ。みなとみらいに来るのは、上岡さん指揮新日本フィルのマーラー「復活」以来ちょうど5年ぶり(3回目)。5年前にも同じことを書いていたけど、と、と、遠い…あせる


ランチするにもお店が全然分からない。とりあえず来たらどこもかしこも行列だらけで、空いているこのラーメン店へ。九州No.1になったと書いていたけど…さほど美味しいとは思えず…あくまで私個人の感想ですキョロキョロ



プレコンサートは13:35より

Trp:中村諒 Tub: 宮西純

E.アンダーソン:BAROQUE'N BRASS

E.モリコーネ:『ニュー・シネマ・パラダイス』よりメインテーマ、愛のテーマ

トランペットがハズしまくっていましたが…本番は大丈夫だろうかと不安になる…あせる



大江さんのラロ…特に派手さはないのですが、とても端正で美しい演奏…うとうとしつつ気持ちいいキラキラ


後半はお目当てのラフマニノフ。果たして、齋藤さんの素晴らしいクラリネットに泣けた笑い泣き紺野菜実子さんのイングリッシュホルンも哀愁を帯びて美しかった。大植さんらしくちょっと変態的…第1楽章めちゃ速いし、第3楽章中間部(ティンパニが連打する前のところ)がこれまで聞いたことがないくらいの超快速テンポでびっくりびっくりあの速さでよく破綻しなかったなぁと感心しましたウインク第2楽章がまともでワクワク感maxで素晴らしかった。第4楽章もとても面白かった。






金曜日はマーラー9番、土曜日はラフマニノフ2番と好きな作品を続けて聴けて幸せ。日曜日はNott東響の「大地の歌」を聴きたかったけど…2日連続の演奏会、横浜まで行って疲れたので、自粛してのんびり読書などして過ごしました。