くるみ割り人形 The Nutcracker and the Mouse King
【クララ】池田理沙子 【ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子】奥村康祐
稽古場レポートもぜひ。
全17公演中で5回。一般的には多い方だと思いますが、まだまだ上には上がいて、行くたびに見かける人がいるけど、彼ら彼女たちは何回観ているのだろう。それはともかく新国立劇場バレエ団を推しています。池田理沙子さん&奥村康祐さんペアは3回とも観ました。五月女遙さんのルイーズ/葦笛の踊りは4回、渡辺与布さんの祖母も4回、与布さんのアラビアの踊りは3回。
何度観ても楽しい。チャイコフスキーの音楽は美しいし、聴いているだけでも楽しい。それに、新国立劇場バレエ団の高水準の美しい踊りを観ることができるのだから、めちゃくちゃ楽しい。松林の踊りや雪の結晶のコール・ド・バレエと合唱の美しさ、各国の踊り、花のワルツ、最後のPDD etc. それらが組み合わされれば、何度目であったとしてもめちゃくちゃ感動して泣ける。座席の場所が違えば、あの役はここでつながっているのかとかとそれだけ新たな発見もある。それに与布さんのおばあちゃんなどキャラクター設定が面白い。与布さんのアラビアも超美しくて、腰の曲がったクララのおばあちゃんがあの妖艶な踊りを踊るというのはキャストのミスマッチが甚だしい
理沙子さん&康祐さんペアは長いし、何度もこの演目を踊っているけど、3回とも観て、さらに少しずつ進化しているような気がする。今シーズンのくるみも、1回目(12/23)よりも2回目(1/2)、さらに3回目の方が一段としなやかでダイナミックなところもあり、息もぴったり。空中でのふんわりした流れるようなしなやかさに感心。2人の表情や表現もとてもよかった。特に3回目は素晴らしい踊りだったと思う。the best of the best理沙子さんオリジナルのポーズも毎回楽しめる
今日の最終日は観ないので、これにて今シーズンのくるみはおしまい。来シーズンも観られますように
バックステージツアーを募集していたのは知らなかった。けど、まぁ、いいか…英語でもやっていたのには驚きました。
終演後に能登半島災害義援金を募集するため、錚々たるメンバーが募金箱の前に。左から吉田都監督、小柴富久修さん、速水渉悟さん、柴山紗帆さん、井澤駿さん、福岡雄大さん。先日会ったばかりの速水さんのところで募金しました
次は『ホフマン物語』(2/23〜25)の4公演。