2023年12月19日（火）19時開演 サントリーホール
【指揮】アントニ・ヴィト Antoni Wit 【ピアノ】反田恭平
キラール：前奏曲とクリスマス・キャロル（1972）
ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第２番 ハ短調 op.18
ペンデレツキ：交響曲第２番《クリスマス・シンフォニー》
Kilar: Prelude and Christmas Carol (1972)
Rachmaninoff: Piano Concerto No.2 in C minor, op.18
Penderecki: Symphony No.2, “Christmas Symphony”
ギリギリまで仕事だったのでタクシーで…間に合った…お隣のインターコンチのクリスマスツリー
カラヤン広場のクリスマスツリー
サントリーホール
都響のクリスマスプログラム＋反田クンのラフマニノフ第２番。キラールとペンデレツキはマニアックで、正直なところそんなに楽しい曲ではないが、反田クン人気でチケットは完売。
キラールと言えば『戦場のピアニスト』。弦楽５部の後ろに扇型にオーボエ４人を均等に配して演奏する。クリスマス・キャロルという名前だけど…都響の冊子p37によると「原型が中世にさかのぼる古い歌で、神の子の誕生を祝い、感謝を捧げる内容」とのことだけど…まったくクリスマスらしく思えないし、そもそも退屈な音楽…チラシを見たらめっちゃクリスマス感あふれる公演だと思う人がいるだろうけど…詐欺っぽい
とりあえず15分が過ぎた…それから、どうすればそうなるのか分からないけど、演奏中に小銭をぶちまけたバカがいた
さて、反田クンのラフマニノフ…６月に聴いた第３番（ソディ指揮読響）がイマイチで、直前に聴いた亀井クンと真央クンとの間に差を感じてしまったので、今回も少し不安でした。冒頭のロシア正教の鐘から重厚さを意識したのかもしれないけど、力強すぎて音が濁っていてあまり成功していない気がしました。打鍵が強くても音色がねぇ…オーケストラとも合ってなくて、ど素人の私でもズレてるよって分かるところもあるし、正直なところ、第１楽章全体がなんなんだかな〜っていう感じだった…おそらくリハーサル不足なのだと思う。前後の２曲がマニアックだし、ラフマニノフは指揮者もオケもソリストも何十回となく演奏しているだろうし、あまり時間をかけなかったのかな…ま、以前の彼の素晴らしい演奏を聴いたことがあるだけにね…もちろん普通のピアニスト以上の演奏を期待しているから不満なんだけどね。しかし、第２楽章の繊細な音色は非常に美しかった
ピアノにとても近い席なので、オケに埋もれることなくしっかり聞こえる。曲全体の中で一番よかったのが、第２楽章最後の消え入るところ。そして、第３楽章は、第１楽章はなんだったのかなってくらい素晴らしかった。指揮とか社長業とかをやるのもいいけど、しっかりピアノに打ち込んでこれからもずっと素晴らしいピアノを聴かせてほしい。右隣の女性は反田ファンなんだろうけど、終始首を振ってリズムを取るのがめちゃくちゃ鬱陶しかった
こういう人は反田クンが終わったら後半は聞かないんだろうなと予想したら、やはりそのとおり後半はいなかった。こういうマナーを知らないファンはホントに迷惑。視界に入らないように右目を閉じたり、右手で右目をふさいだりしないといけない…
後半はペンデレツキ。「クリスマス・シンフォニー」という名前のとおり、「きよし、この夜」のメロディが３回聞こえてくるけど…やはりクリスマス…楽しい…というような音楽ではない。重厚、陰鬱な印象で、なかなか理解するのが難しい音楽ではあるが、まぁ、それなりに楽しめて、演奏もよかったと思う。もうちょい聴き込めば分かってくるのかもしれないけど、演奏に行く回数を厳選しようとしているのであえてまた積極的に聴こうとは思えないなぁ…
テレビカメラが入っていたので、後日MXテレビで放送されるかな。
今夜の読響のベートーヴェン交響曲第９番はすでにチケットをお譲りしたのですが…ピリオド奏法でイマイチだったというコメントを多く見かけますが、実際はどうだったのでしょうかね。
８年連続で聴いていた大晦日の「全九」に今年は行かないことにしたので、久しぶりに９番を聴かない年になりそう。
今日のお昼はまた新橋の舞浜で銀ダラ定食。仕事でアシストしてくれている若手男子がいるので、日頃の感謝を込めてゴチすべくお連れしたら、一口食べるごとに唸っていてめちゃくちゃ感動してくれた
夜は娘と一風堂…具をシンプルにしてカロリー少なめ？
ダイエットは明日から