都響スペシャル:ラフマニノフP協奏曲第3番&ニールセン5(K.ゲルシュタイン&A.ギルバート) | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

東京都交響楽団都響スペシャル(7/14)を聴いてきました。2公演のうち初日。



 2023年7月14日(金)19時開演 サントリーホール

【指揮】アラン・ギルバート Alan Gilbert 【ピアノ】キリル・ゲルシュタイン Kirill Gerstein

ニールセン:序曲《ヘリオス》op.17

ニールセン:交響曲第5番 op.50

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30 Nielsen: Helios Overture, op.17

Nielsen: Symphony No.5 op.50

Rachmaninoff: Piano Concerto No.3 in D minor, op.30 


聴きどころ
ニューヨーク・フィル音楽監督時代に交響曲サイクルを完成させるなど、アラン・ギルバートが熱心に取り組んできたニールセンの交響曲から、ひときわ傑作の呼び声高い第5番を採り上げます。2つの世界大戦の間に作曲されたことから戦争との関連を指摘される謎めいた表情、2楽章構成、独特かつ頻繁な転調、打楽器の効果的用法など、孤高のシンフォニスト・ニールセンのユニークさ全開の独創的で高密度な音楽を、その魅力を知り尽くしたギルバートの指揮で味わってください。
そして後半には、現代最高のピアニストの一人であるキリル・ゲルシュタインを迎えてのラフマニノフの第3ピアノ協奏曲。ラフマニノフ生誕150年を記念するにふさわしいキャスティングです。


都響Twitterより

 

都響Twitterより

 

前半のニールセンが名演キラキラ西川圭子さんのスネアドラムが秀逸キラキラやはりこの作品は実演を聴くに限る。めちゃくちゃ盛り上がった爆笑盛り上がりすぎて、第1楽章が終わったところでパラパラと拍手がおき、Alanが左腕を斜め下あたりに伸ばしてやめさせた。アランの指揮はやはり上手い!西川さんへの拍手はひときわ大きかった。通常どおり、こちらが後半のプログラムでよかったのに。


後半は藤田真央クンの師匠K.Gersteinのラフマ3番。6月26日に真央クンのラフマ3番を聴いたばかりなので、師弟対決。

歌わせ方やテンポ、揺らぎなんかは真央クンの方が好み。まぁ、こういう世界トップレベルまでくると単なる趣味の差だけ。ゲルシュタイン快速テンポでグイグイいくけど、圧倒的なテクニックでこの難しい曲をガンガン弾いて余裕綽々。オケと少しズレてもOK。21:07終演でアンコールはなかったけど、前後半とも素晴らしい演奏に大満足キラキラ




今日もサントリーで同じプログラム。昨日の客席は8割程だったけど、今日は完売に近かったはず。もう一度聴きたいけど、今年はかなりのハイペースなので自粛しましたウインク