サロメ @ 新国立劇場 | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

新国立劇場『サロメ』(初日)を観てきました。




2023年5月27日(土)14時開演 オペラパレス

リヒャルト・シュトラウス Richard Strauss

サロメ Salome

全1幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉


【指揮】コンスタンティン・トリンクス Constantin Trinks 【演出】アウグスト・エファーディング August Everding 【美術・衣裳】ヨルク・ツィンマーマン Jörg Zimmermann


【サロメ】アレックス・ペンダ Alex Penda(正式にはアレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ Alexandrina Pendatchanska) 【ヘロデ】イアン・ストーレイ Ian Storey 【ヘロディアス】ジェニファー・ラーモア Jennifer Larmore 【ヨハナーン】トマス・トマソン Tómas Tómasson

【ナラボート】鈴木准 【ヘロディアスの小姓】加納悦子 【5人のユダヤ人1】与儀巧 【5人のユダヤ人2】青地英幸 【5人のユダヤ人3】加茂下稔 【5人のユダヤ人4】糸賀修平 【5人のユダヤ人5】畠山茂 【2人のナザレ人1】北川辰彦 【2人のナザレ人2】秋谷直之 【2人の兵士1】金子慧一 【2人の兵士2】大塚博章 【カッパドキア人】大久保光哉 【奴隷】花房英里子

【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団





新国立劇場『サロメ』は2016年3月以来で、その時のタイトルロールはCamilla Nylundさんでした。

ちょうどその公演の期間は、2週間のホーチミン市出張と重なってしまって観ることができませんでした絶望



カミラさんのサロメを観ることができなかったのは一生後悔しそうなくらい痛恨の極み真顔ガーン魂ネガティブ泣





序盤の日本人歌手やサロメはトリンクスが鳴らす音が大きすぎるのかもしれないけれど(舞台に近めの席に座っているのに)どうも声が届いてこない。


そういう中で、昨年11月ノット指揮・東響で絶賛された『サロメ』でもヨハナーンを歌ったTómas Tómassonが最初からものすごい声で、ヘロデとヘロディアスへの憎悪を歌う。素晴らしい声でこの日の一番キラキラ


タイトルロールPendaは最初よく聞こえなかったけど、中盤からかなり良くなり、後半は聴きごたえ十分(出ずっぱりだから前半セーブしたのかも)。「7枚のヴェールの踊り」から最後のモノローグまで実に素晴らしかったキラキラ


ヘロディアスLarmoreは2016年に観た『イエヌーファ』の時と同様素晴らしい…結構好きキラキラヘロデは出番が少ないので目立ちにくいですが、とてもよかったと思う…


Trinksはオケを鳴らしてたなぁ…声を消される歌手多数。日本人歌手がなぁ…以下自粛。


とにもかくにもR.シュトラウスの濃厚な音楽をノンストップ100分楽しめたキラキラ