新国立劇場バレエ団『コッペリア』(4日目最終日マチネ)(池田理沙子&奥村康祐&中島駿野)を観てきました。2月は超忙しくて演奏会が全滅(8公演)でしたが、オペラとバレエは予定どおり観ました。
2023年2月26日(日)13時開演 新国立劇場オペラパレス
【振付】ローラン・プティ Roland Petit 【芸術アドヴァイザー/ステージング】ルイジ・ボニーノ Luigi Bonino 【美術・衣裳】エツィオ・フリジェーリオ Ezio Frigerio 【照明】ジャン=ミッシェル・デジレ Jean-Michel Désiré
【スワニルダ】池田理沙子 【フランツ】奥村康祐 【コッペリウス】中島駿野
2年前のゴールデンウィークに観る予定でしたが、新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言のため、残念ながら無観客映像配信となりました。もちろん4回(4組)とも見ました。
隣の席には幼稚園と思われる女の子。私をじっと見て、話しかけてくれるなんだか懐かしい〜
やっぱりコッペリアは楽しい。冒頭の前奏曲とマズルカにはじまりとても幸せな気持ちになれる。スワニルダの友人たちが窓から投げキス与布さんがちょうど私の方向に向かってやるもんだから、直撃弾を受けた感じ…ヘンタイか… そして、スワニルダ理沙子さんが登場…やや遅れて客席から拍手本番前に発表されたキャスト表で名前を確認していたけれど、1月のNYBでは怪我のため一部の公演で降板された理沙子さんが無事復活されたのがとても嬉しいもう、ここだけで感無量。よかった、よかった若干安全運転っぽい気がしないでもなかったけれど、怪我は大丈夫なのかなという私の先入観でしょうか。今日は最後まで無事に踊ってねという気持ちでした。でも、もちろんそれ以上のものを見せてくれました
街の娘たち、衛兵たちの踊りも非常に見応えがありました。スワニルダ理沙子さんがフランツ康祐さんにヤキモチをやく場面の表情や仕草がとても面白い。このキャラは理沙子さんにピッタリ。
ホワイエで気さくなルイジ・ボニーノさん
第2幕はコッペリウスの部屋。抜き足・差し足・忍び足…この場面はいつ見ても微笑ましいし、スワニルダたちの表情や動きがたまらなくいいですよね。大好きなシーンです。フランツとコッペリウスの踊りも楽しい。そして、スワニルダがコッペリアに扮して登場して椅子に座ったところ…黒の衣装がとても映える理沙子さんは華がある。ずっと見ていましたが、ほとんど瞬きしていませんでした。必死にフランツを起こそうと奮闘するスワニルダ理沙子さんが楽しいダンサーさんそれぞれに特長があるけど、理沙子さんのcuteさは彼女にしか出せないもの
最後に町の場面に戻って街の娘や衛兵が登場し、スワニルダとフランツの踊りと楽しさ満載そしてエンディングのコッペリウスの寂しさは胸にしみます。カラタユードと東響の音楽も素晴らしくて大満足
カーテンコールでは、この素晴らしい舞台、踊り、音楽、2021年の無観客配信の無念さ、理沙子さんの怪我からの復帰も重なって、ボロ泣き号泣めっちゃ泣けましたそして、スワニルダの友人たちがサザエさんのエンディングっぽいのがウケてたそれから、めっちゃブラボー飛んでた