新国立劇場『くるみ割り人形』(5日目)(池田理沙子&奥村康祐)を観てきました今シーズン3回目、前回に続いて理沙子さん&康祐さんペアです。
2022年12月29日(木)13時開演 オペラパレス
くるみ割り人形 The Nutcracker and the Mouse King
【振付】ウエイン・イーグリング Wayne Eagling 【指揮】アレクセイ・バクラン Alexei Baklan
【芸術監督】吉田都 【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 【美術】川口直次 【衣裳】前田文子 【照明】沢田祐二 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 【合唱】東京少年少女合唱隊
【クララ】池田理沙子 【ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子】奥村康祐
【ドロッセルマイヤー】中家正博 【ねずみの王様】木下嘉人 【ルイーズ/蝶々(葦笛の踊り)】奥田花純 【クララ(こども)】工藤沙久 【フリッツ】秋山梶 【乳母】木村優子 【シュタルバウム】福田紘也 【シュタルバウム夫人】寺田亜沙子 【クララの祖父】福田圭吾 【クララの祖母】渡辺与布 【ルイーズの友達】五月女遥、広瀬碧、赤井綾乃 【詩人】原健太 【青年】上中佑樹 【老人】山田悠貴 【聖ニコラス】西川慶 【騎兵隊長】上中佑樹 【雪の結晶】飯野萌子、廣川みくり 【スペインの踊り】廣田奈々、朝枝尚子、清水裕三郎 【アラビアの踊り】益田裕子 etc. 【中国の踊り】広瀬碧、福田圭吾、小野寺雄 【ロシアの踊り】宇賀大将 【花のワルツ】中島春菜、吉田朱里、浜崎恵二朗、渡邊拓朗 etc.
2017年の新制作から毎年6シーズン目。私が観るのは今回で17回目(池田理沙子さん・奥村康祐さんペアは9回目)。
今回も舞台にかなり近い席を確保。前回と子役以外は全員同じキャストなので、理沙子さんが登場している場面では理沙子さんに集中与布おばあちゃんにも注目です印象や感想は基本的に前回と同じですが、よくよく見ているといろんな発見があります。4人の馬が前を通る際の敬礼エイエイオーとか大砲を撃つときや騎兵隊の動きをしっかりと指揮しているのがとても楽しいです。唯さんや絢子さんはやらない理沙子さんだけのオリジナルの仕草を探すのも楽しい。第1幕終盤の松林の情景でのクララとくるみ割り人形との踊りと音楽、第2幕のグラン・パ・ド・ドゥが美しくしいです。じっくり見ていると、王子との手が少し合わずに一瞬離れてしまったり、ほんの少し外側にバランスが移動した場面があったと思いますが、動きの中で自然に見せて何でもないようにしていたような気がしました。
雪片Snowflakesや花のワルツなど新国立劇場バレエ団の群舞も美しく、児童合唱も左右バルコニーで8人ずつ歌うとやっぱり感動的。ディヴェルティスマンもスペイン、アラビア、中国、ロシアと楽しめました。前回最後にバランスを崩してしまった山田さんも今日は見事でダイナミックな踊り。廣田奈々さんのスペインが美しい中島春菜さんの花のワルツも素敵でした。
Baklanさんの指揮でのチャイコフスキーは今日も最高でしたこの美しい音楽を聴けるのは幸せ今日も満席の客席から大きな拍手何回観るのって思う方もいるかと思いますが、くるみ割り人形は踊りも音楽も最高で、とても幸せな気持ちになれますね