岐阜県養老郡養老町にある、揖斐関ヶ原養老国定公園。
この国定公園の中には、木曽川水系に属する、
養老の滝
があります。
養老の滝⼊⼝駐⾞場から約1.2km 、徒歩30分ほど歩きます。
遊歩道になっています。
するとあるのが、養老の滝
高さ30m、幅が約4m、落差32mの滝❗
日本の滝百選及び養老の滝・菊水泉として名水百選に選定されている滝です。
滝の水も、流れている川の水もすごく綺麗✨
夏に訪れたのですが、滝のそばは涼しい～🎐
マイナスイオンた～っぷり浴びて気持ちがいいです～
養老の滝にはある伝説があります❗
「古今著聞集」に書かれている、「孝子（こうし）物語-親孝行のむかし話-」
昔、この美濃の国に、貧しいけれど親を敬い大切にしている樵が住んでいました。 毎日山に登り薪を取ってそれを売り、年老いた父を養っていましたが、その日の暮らしに追われて老父の好む酒を十分に買うことができませんでした。 ある日、いつもよりずっと山奥に登り、谷深くの岩壁から流れ落ちる水を眺め「あぁ、あの水が酒であったらなあ」と老父の喜ぶ顔を思い浮かべた時、苔むした岩から滑り落ちてしまいました。しばらく気を失っていましたが、ふと気づくとどこからか酒の香りが漂ってくるのです。不思議に思って辺りを見回すと、岩間の泉から山吹色の水が湧き出ているのです。これはどうしたことだろうとすくって舐めてみると、芳しい酒の味がするのです。夢かと思いましたが、「有難や天より授かったこの酒」と腰に下げている瓢箪に汲んで帰り老父に飲ませた所、半信半疑であった老父は一口飲んで驚き、二口飲んでは手を叩いて喜び、父と子の和やかな笑い声が村中に広がりました。老父はこの不思議な水を飲んだので白い髪は黒くなり、顔の皺も無くなり、すっかり若々しくなりました。 この不思議な水の出来事が、やがて都に伝えられると、奈良の都の元正天皇は「これは親孝行の心が天地の神々に通じてお誉めになったものでありましょう」と仰せになり、さっそくこの地に行幸になり、ご自身飲欲せられて、「わたしの膚は滑らかになり、痛む所を洗ったらすっかり治りました。めでたい出来事です、老を養う若変り水です」と年号を養老と改められ、80才以上の老人に授階や恩賜があり、孝子や節婦を表彰され、この地方の人々の税を免除なされました。
そう、滝の水を瓢箪に入れたらお酒🍶になったという伝説ですね
まあ、滝の水はいたって普通の綺麗なお水でしたが
養老公園内には滝以外にもいろんなスポット、見所があります！
養老寺
「養老孝子伝説」の「孝子源丞内」ゆかりの寺院で、「孝子源丞内」が開いた寺とされております。
養老伝説に因み、不老長寿にご利益があるとされております。
お寺だけでなく、神社もあります。
養老神社⛩️
こちらも「養老孝子伝説」の源丞内ゆかりの神社⛩️です。
雨乞い、祈願の天神社として信仰を集め、菊水天神・養老天神などと呼ばれていました。
1504年に菅原道真を合祀して以降は、菊水天満宮・養老天満宮等とも呼ばれましたが、明治6年に養老神社と改称しました。明治時代に元正天皇・聖武天皇・天照皇大神を合祀し、不老長寿・学徳成就に霊験がある神社です。
手水がね、やはり瓢箪なんですよ
拝殿の脇にある泉。
菊水泉
養老山地から湧き出ている湧水の泉❗
ミネラルを含む水は、世の中をくくり結び、病に効く「菊水泉」と名付けられ、日本の名水百選に指定されています。
元正天皇が浴した美泉と言われており、天皇がこの泉で手や顔を洗うと肌が綺麗になり、痛い所を洗うと痛みが取れたと仰せられました。
泉の水は菊の香りがすると評判になった為、菊水泉と呼ばれるようになったそうです
不老ヶ池
菊水泉の水が流れる小川に沿って行くとある池。
この他にも小川沿いの遊歩道には7つの特徴的な橋が架けられております。
我ら行ったのは夏場だった為、涼を求めてのハイキング🚶♂️として散策したのですが、春には桜🌸が綺麗ですし、秋には紅葉🍁が物凄く綺麗なスポットとなっています
養老と言えば❗
養老サイダー🍹
も有名です✨
1890年（明治23年）に作られた地サイダーで、100年以上愛されてきた味だったのですが、2000年に惜しまれつつ無くなってしまったのですが、2017年に復刻されました
養老の菊水霊泉の岩清水からできたこだわりの味で、日本最古のサイダーです
散策し終えた後に飲みましたが、スッキリとして美味しいです
