憂国のサラリーマン -166ページ目

関税撤廃 その2



環太平洋戦略的経済連携(TPP)に反対する農水省が早速数字を膨らませてきた。TPPに参加し関税が撤廃される場合、一次産業の損失は4兆円と言われていたのに、約8兆円と倍増になり、TPP不参加(関税を撤廃しない)の場合の輸出企業を中心とした産業の損失にあわせてきた。しかも、340万人の雇用に影響するという。
総務省の発表によれば、日本の一次産業の就業者数は、平成17年の時点で約315万人であり、年々減少している。

憂国のサラリーマン
(http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2005/sokuhou/03.htm)

どこから340万人などという数字が出てくるのか。全滅ということか。
加工食品まで一体化した事業にする等の生き残りの努力は全くできないということか。
日本の一次産業就業者は全体の5%である。そのために残り95%が輸入の恩恵も受けられず、輸出競争力に関税という足枷をかけられるのはどう考えてもおかしい。

自動車や家電等の輸出型企業だって、安い外国製品が日本に無関税で流入してくるのに対し戦おうとしているのである。同時に輸出先で関税がなくなることを利用して、輸出を増やそうと覚悟しているのである。
海外では栽培が難しい高級フルーツなどは、関税がなくなることにより国内シェアを維持しながら輸出を増やすことができるかもしれない。農業もそうした差別化製品で生き残りを図る必要があるだろう。

国土の狭い日本はもともと食料を完全に自給することが無理な国である。どうせ農業で日本人全員を養うことができないのであれば、最悪の事態に備えて、栄養剤を数年分備蓄し、競争力のない農家は自然淘汰されるような方策も考えられるのではないだろうか。万が一のときは、稲作を復活させ、コメだけでも完全自給し、魚をおかずに更に十年くらいは凌げるのではないだろうか。

植物のように、水と二酸化炭素と光から食料を合成する技術、人工光合成が工業化されるのはまだ先のようだが、日本の農業に対する補助金を全部研究開発費に回せば実現できるかもしれない。そういう研究開発を国家レベルで力を入れて、国民の夢として共有できるといいと思う。天候や害虫に左右されない人工食料の確保ができれば、農業は趣味になるかもしれません。

させていだだく

「させていただく」という表現、好き?嫌い? ブログネタ:「させていただく」という表現、好き?嫌い? 参加中
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「させていただく」という表現は、違和感無く使っています。言われたら悪い気はしないし、むしろ好きです。慇懃無礼という人もいるようですが、要は言い方とか、使うタイミングでしょう。周りでも結構使っていると思います。普通の日本語として認知されていると思っていました。わざわざブログネタにするほどかと思ったくらいです。

人間のコミュニケーションにおける言語の役割は30%程度であると聞いたことがあります。特に気持ちのほとんどは、表情や態度、声の抑揚で伝わるようです。本当に感謝を込めて何かをするときは、言葉でもこの「させていただく」を使うことによって、より相手に気持ちが伝わると思います。


以上、自分の考えを述べさせて頂きました。

関税撤廃



環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をめぐり、国内農業の保護を理由に反対する意見と、輸出産業の競争力向上のために推進すべきとの意見がある。農林水産省、経済産業省がそれぞれ影響を資産した結果は、農業生産4兆円減と輸出8兆円増。単純計算では、関税を撤廃し、輸出を増やした方が日本のためである。

日本はすでに貿易立国ではないと言っても、まだまだ輸出産業に頼っている関係者は、一次産業従事者よりも多い。
前原外務大臣は、GDPに占める一次産業の割合は、1.5%であり、その保護のために、残りの98.5%を犠牲にするのかと会見で言っていたが、その通りだと思う。
韓国やタイ等が次々とFTAを各国と締結し、無関税で輸出できる一方、ただでさえ円高で苦しい日本が関税のハンデを負って輸出競争力を持つことは非常に厳しい。

企業の倒産、リストラが続く中、農家だけが保護されるのはおかしい。
競争力のない農家は、同じように淘汰されても仕方がない。田園風景は日本の心の故郷だとか、経済的な指標で判断すべきでないという主張があるが、そんなノスタルジーに浸っている余裕はない。農家の言い訳に過ぎない。


だいたい、何十年も保護してきた農業の現状をどう考えているのか?所得保証、補助金がなければやっていけない、薬漬けの体になっているではないか。延命装置をつけた寝たきり状態を放置するような政策をこれからも継続するのか?

一部の農家のために、一般の国民が、輸入関税撤廃の恩恵を受けられないのはおかしいと思う。また、ただでさえ、円高で輸出競争力が落ちているのに、更に関税のハンデがあっては、勝ち目がない。
いつまでも昭和の小規模農業に補助金を出すのではなく、農業も株式会社化して大規模に効率化、高品質化を目指すべきではないだろうか。