趣味を仕事にしたら、稼げない? | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

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出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

旅行/交通ユーチューバーの

スーツさんという方がいます。

ご存知の方もいらっしゃると思います。

 

彼のインタビューで

 

趣味をそのまま仕事にしても

仕事にはならないと言っており、

 

とても勉強になりました。

 

もともと

電車ヲタクだったので、

大学生のとき、

電車や旅をテーマに

YouTubeに投稿

 

同時期、何人も、

同じような動画を

あげていた人が

いたようですが、

今残っている人は

ほとんどいないとのこと。

その違いは、

 

趣味を趣味のまま仕事にしているかどうか

とのことでした。

 

つまり、

趣味を趣味のまま投稿すると

 

自分の好きな電車、

好きな旅先になってしまう。

 

最初は再生を稼げても

どんどん飽きられてしまうのだというのです。

 

たとえば自分が好きな

廃線間際の電車や

古い電車ではなく、

 

いま新しい電車が出ている

新型はこれ!など

 

視聴者が求めるものを

配信していく必要があるとか。

 

スーツさん曰く、

趣味としては、新幹線には

全く興味はないけれども、

仕事として、

しっかり紹介はしているそうです。

 

つまり、

趣味を趣味のまま仕事にしようとすると、

顧客ニーズではなく、

 

自分ニーズになってしまいます。

 

それではビジネスにはならないのです。

 

スーツさんは、

鉄道や旅を投稿することが

仕事となったため

趣味がなくなった・・とおっしゃっていました。

いま、趣味を副業に!

のキャッチフレーズで

雑誌などでも紹介していますし、

セミナーなどもありますが、

 

趣味で起業したとしても、

 

ニーズに合わせて

カスタマイズしていかないと

ビジネスにはならないのです。

 

趣味を仕事に!

なんかよさそうな響きですが、

何事もラクな道はないようです。

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