意外と慣れてしまうものだけど・・・ | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です

 

実家に住んでいた頃は、

1時間に1~2本しか

電車がなくても、

 

不便は不便なりに

生活をしていました。

 

それなのに、

いまでは10分電車が来ないと

「もお、なんで来ないのよお」

とブーブー言ってしまう私がいます。

 

どうせ夜は飲むだからと

お昼はお蕎麦で済ませるように

していますが、

 

最初の頃は

「食べ終えてお店出た瞬間

お腹がすいた」なんて調子でしたが

いまでは、天ぷらそばなんて

食べてしまったら、

18時過ぎまでお腹がすかない。

人間、いいことも、悪いことも

便利、不便も

 

環境などに応じて、

勝手に適応して、

慣れてしまうのかも。

 

先日、スマホの充電が

もう一桁。

 

いまから40分以上

電車に揺られなければ

目的地に着かない。

 

あぁ、

なぜ充電を忘れたのだーと

後悔したけれども、仕方ない。

 

昭和の時代、

スマホが無くたって

間はもっていた。

 

本を読んだり

居眠りしたり

景色をみたり

考え事をしてみたり

 

最近「考える」時間と言えば

仕事の組み方、

進め方、起ち上げ方などばかりで、

 

ぼーっと、

夢見がちな妄想をすることが

なかったなと思ったのです。

 

「考える」=眉間にしわ

 

が当たり前になりつつありました。


かつては

妄想炸裂しのちゃんだったのに・・。

 

これは、慣れすぎてはいけません。

たまには、

ぼんやりした時間をつくらなくちゃ。

 

せっかく

スマホの充電がないのだからと、

思う存分妄想時間に。

 

妄想を終えて、

電車を降りるとき

ふと、ドアに映った

自分の顔をみたら、

 

なんだか

穏やかな顔をしていました。

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