編集長の富田志乃です。
さて、たとえば、
「神社」をテーマに
本の企画をまとめようとしたとき、
「神社」→「神様」→スピリチュアル
「神社」→「神様」→パワースポット
「神社」→「神様」→成り立ち
と、どこに読者の
興味とニーズを設定するかによって
本の内容は変わってきます。
ちなみに、スピリチュアルと
パワースポットは、似て非なるもの。
スピリチュアルは精神世界ですが、
パワースポットは、
ちょっといいことあるといいよね、
お散歩がてら行ってみよう!
というアプローチになるので、
読者設定は変わってきます。
また、神社だからといって、
目に見えない世界だけでななく、
神様の紹介、
神社の成り立ちなど、
歴史的アプローチも考えられます。
そうなると、
また、ぐっと読者設定は変わってきます。
つまり、
どんな人に
何を伝えるのか
によっても、
内容は全く異なるのです。
ただ、意外とやりがちなのは、
たとえば「神社」の企画で
成り立ちや歴史を伝える内容なのに、
読者は誰?と聞くと
「スピリチュアルに興味がある人」と
内容と読者が一致していない
場合が多いのです。
もちろん、
神社の歴史に興味がある人は、
多少の精神世界にも興味はあるでしょうが、
ただ、その本から得たい知識は
精神世界ではなく、
神社の成り立ちや神様の歴史を
知りたいのです。
さらには、
初級として知りたいのか、
専門的なことを知りたいのか
でも、読者設定と
内容は変わってきます。
神社の歴史を知りたくて
本を買ったとします。
その本に、
スピリチュアル的な
歴史や出来事を入っているのでしたら
よいのですが、
「神様はあなたのそばにいつもいます」
的な章があったら
いったい、これは何の本かしら?
となりませんか?
つまり、
読者ば誰なのか
何を求める人が
読者なのかを定める必要があります。
ただ、そうはいっても
なかなか、
自分ひとりで
明確にすることは難しいかも
しれません。
そのとき、
やっていただきたいのは
書店のどのコーナーに
並ぶ本をつくりたいか
考えることです。
考えてもわからない場合は
実際に書店に行ってみましょう。
「神社の歴史」と
「神社とスピリチュアル」
とでは、
売り場は違います。
どこに並べたいのか、
それぞれの売り場では
どんな本が並んでいるのか
それを見るだけでも
ぐっと企画は固まってきます。
お近くに大きな書店が
ない方、海外の方、
なかなか書店に行くことが
できない方は、
ネット書店のジャンルで
検索してもよいかもしれません。
ただ、できる限り
書店に足を運んだ方が
イメージはしやすいかもしれません。
KKロングセラーズ ホームページ
https://kklong.co.jp/公式LINE
https://lin.ee/hVtE3ic

