取材力をつけておくと、ビジネスシーンでも役に立つ! | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です

 

昨今の傾向として、

ビジネス書、実用書などの一般書において、

 

著者ご自身が執筆せず

ライターがはいるケースが

7割といわれています。

 

ライターのニーズは増えているのに

ライター自体は増えていない。

 

ですから、うまいライターになると、

 

1年先まで新規案件は

受けられません

なんてこともあります。

 

このうまいライターというのは、

文章がうまいだけでなく、

 

聞き方、

引き出し方がうまい人を指します。

 

取材に同席していて、

「なるほどなー」

「さすがだなー」

と感心するやら、勉強になるやら。

相手が言いたいことを

「うんうん」聞いていれば

聞き上手、なのではなく、

 

こちらが聞きたいことを

上手に誘導して

話させることが

本来の聞き上手です。

 

この「聞き上手」は

なにも本づくりに特化した

ものではなく、

 

あらゆるビジネスシーンで

活用できるスキルです。

 

営業の場面でも

相手が何に困っているのか

どんな解決策を求めているのか

聞き出すからこそ、

クロージングができます。

 

交渉事において、

こちらが知りたい情報を

話してもらうためには、

 

しっかり引き出す必要があるのです。

先延しましたが、

相手が言いたいことを

うんうんうんと

長時間でも聞いていられるから

自分は「聞き上手」だと勘違いして

いる人は、物は売れません。

仕事もまわりません。

 

クレーム対応の場面では

効果的なのでしょうが、

売る、交渉するシーンにおいて

 

相手に気分よく

言いたいことを話させてしまったら

満足してしまい、

「もうこのあたりで終わろうか」

と終了してしまいます。

 

あくまでも、

こちらが知りたい情報を

気持ちよく話させることが

重要なのです。

 

この、知りたい情報を

話せるというのは

 

一見難しく聞こえるかも

しれませんが、

 

ようは相手に興味を持つ

ということです。

 

いろいろな角度から

相手を知ろうと思えば、

たくさん質問が出てきます。

 

それが取材力です。

 

どうぞ、日常的に

相手に興味をもって

いろいろ質問してみましょう。

 

<

KKロングセラーズ ホームページ

https://kklong.co.jp/