編集長の富田志乃です
先日、ある会合で
数人の著者から聞かれました
「なんで、僕の本を書店は置いてくれないの?」
答えは簡単
売れないから💦
「そこそこは売れているはずなんだけど・・」
とおっしゃるのですが、
本を見て、納得
書店のどのジャンルに積んだらよいのか
このタイトルと表紙ではわからない
ストレッチの本(実用)なのか、
ビジネスなのか、
生き方なのか、
マーケティングなのか、
どこに置くのが適正なのか
わからないからなのです。
書店さんには
ビジネス担当
実用担当
新書担当
文庫担当
など、ジャンルごとに担当者がいます。
大きな書店では
ビジネスの中でも
社会、経済、自己啓発、
お金・・など細かく分かれて
いるケースもあります。
その、どの担当者が
担当べき本なのかがわからないと
引き取り手が見つからず、
宙に浮いた状態になっています。
もちろん、
仕入れ担当の方もいますが、
3冊入荷して、
2冊売れていても、
追加発注をかけるのが
遅くなるのです。
我々出版社も、
その悲劇を回避せねばと
思ってはいますが、
ついつい、
差別化を図ったつもりが
書店店頭で行き場のない
本になってしまうこともあります。
読者をより広く取ろうと、
ついついオビに
コピーを書きすぎて
誰のための本なのか
わからなくなってしまうことも
あります。
企画のたて方、
タイトルのつけ方、
本当に気をつけなくちゃと思いますが、
やっちまうわけです。
これから本を出す方は、
タイトルと表紙を決める際、
編集者だけの意見ではなく
「営業さんの意見も聞きたい」
とたずねてみてもよいかもです
ただし
編集者によっては
「余計なことを言うな」と
ムッとする人もいるかもしれませんので、
相手をみて、試してくださいね。
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