取材の天才は、1言えば、10わかる | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

先日、

あるブックライターさんと

打ち合わせをした際

 

「おぉー」と思わず

声をあげてしまった出来事を

書かせていただきます。

 

ライターさんから送ったいただいた

セミナーの構成が

 

ちょっと私のイメージしていた

ものとは違っていたので、

 

顧客設定、受講する理由、

受講した先のイメージを

ざっくりお話をしたところ、

 

「なるほど、〇〇で、△△ということですね、

つまり、××という構成ですよね」

 

と、私の頭の中を

まるっと、言葉にして表現されたのです。

 

「わお!」

 

これは気持ちいいー。

いま、日本で一番売れている

ブックライターさんの一人。

 

理解力が違う。

 

こりゃ、取材されている人も

嬉しくなって話してしまうだろうなと

思ったのです。

 

いまの時代、

傾聴力が必要だと言われています。

 

ただ、私は常々疑問を持っていました。

 

相手が気持ちよく話せるだけで

よいのかしらと。

 

「そうねそうね」

「なるほどねー」と

相槌を打っていたら、

確かに相手は気持ちよく話すでしょう。

 

で?どうすんの??

 

そうしたら好かれるから??

 

それで??

 

ただ話したい。

ただ愚痴りたい

ただ言いたいだけの人には

 

ただ聞いてあげればよいのでしょうが、

 

それがビジネススキルだとは

思えません。

先述のライターさんのように、

 

相手の話を聞いて、

それを瞬時に理解し

まとめる力までが備わってこその

 

傾聴力だと私は思うのです。

 

この力は、天性ではありません。

 

相手に興味をもって

しっかり聞く。

 

自分の価値観や考え方に

あてはめない。

 

この二つを心が得るだけでも

本当の傾聴力が身に付くのかなと

思います。

 

そう思いませんか?

 

 

KKロングセラーズ ホームページ

https://kklong.co.jp/