なりたい自分と本当の自分はたいがい違うもの | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

人はなぜ、足りないものばかり

欲しがるのでしょうね。

 

この職種につきたいと

思っても、向いていない場合もあるし、

それはどんなに努力しても

無理ってことはあるし。

 

自分は出世したい

偉くなりたいと思っても、

リーダーではなく

プレイヤー向きだったりすることもあるし。

 

ビジネスを構築するならば、

ターゲットはビジネスパーソン

しかもビジネス系だと

頑なに決めつける女性も多い。

 

客観的に見れば、

 

・違う職種だったらもっと成果を出せる

 

・プレイヤーで、ものすごく輝いている

 

・ターゲットは同世代の女性でよくない?

 

と思うのだけど、

 

自分が目指す世界

なりたい自分の姿は

 

意外と不得意なものを目指し

苦悩している人が多い。

 

ように思うのです。

なりたい自分になる努力は必要だとは

思うのですが、

 

本当にそれが自分にとって

 

楽しくて、心地よい世界なんだろうか?

 

どこか他人目線で、

他人からの評価基準で、

「なりたい自分像」を設けてはないだろうか。

 

そうしなければ、

そうならなければ

 

自分は価値のないものだと

思い込んでいるのでしょうか。

 

そういう人に限って

実は、他の人が持っていない

ものをいっぱい持っていたりする。

 

でも、足りないものばかりに

注視して、

持っているものに目もくれず、

 

自分の本当の価値や

強みや武器を

 

自ら捨てているという

こともわかっていない。

結果として、自分を安売りしている

ことにも気づいていない。

 

 

そんな人を目の前にすると、

 

「おやめなさい」と

 

前の私ならば、正論を言っていました。

 

正してあげなくては、

苦しみから助けてあげなくてはと。

 

でも、「おやめなさい」

と言っても

 

聞き耳は持ってくれないよね?

 

本人が傷ついて、失って、もがいて、

 

自分で気づく以外の処方箋はないと

 

最近、私も気づきました。

 

 

 

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