編集長の富田志乃です。
自分を売り出したいと思っている方は
たくさんいらっしゃいます。
そして、そのための努力もなさっている方も
たくさんいます。
ただ、いつも感じるのは、
それをアピールする方法を
もう少し研究した方がよいのかなということ。
どんなに素晴らしい経歴があっても、
実績があっても、それを相手に
伝えられなければ意味がありません。
たとえば、会合などでお会いした際
「本を出したいのです」
だけだったら
「あ、そうなんですね」
としか言えません。
「本を宣伝する力があります」
と言われても
「それはスゴイですね」
としか言えません。
これは春に開催した
ブランディングセミナーでもお話し
させていただいたのですが、
自分は何の専門家なのか、
どんな強みがあるのか、
どういう本を出そうと思っているのか
そのあたりを、
しっかり整理し、まとめ
いつでも話せる準備をしておくことが
大切だと思います。
これは出版に限らず、
ビジネスにおいても同じだと思います。
経営者の会を主催されている方と
ほんの30分程度、しかも深い時間に、
ちらっとご一緒しただけなのですが、
自分が出版社の人間であること、
スクールビジネスをたちあげ、
いろんなセミナーも開催していく予定などを
お話したところ、
興味を持っていただき、
いま、いろいろとお話を進めています。
「最後まで相手の話を聞く」
というのは コミュニケーションの上では
大切なことですが、
ビジネスにおいては、
一方的に、自分が言いたいことだけを
アピールだけされても
「はい、そうですか」で終わって
しまいます。
自分はスゴイです。
私は〇〇なんです。
と言われても、
それがどれだけスゴイのかを
共通語で説明する必要があります。
私〇〇なんですと言われても、
意外と、〇〇な人はたくさんいる場合もあります。
「だから本を出せってこと?」と
こちらが困ってしまうことが、
実はとても多いのです。
まずは、
ご自身のプロフィールを
書いてみてはいかがでしょうか?
自分を客観的に見ることができます。
そうすると、どんな本が書けるのかも
見えてきます。
なによりも、
「私、本を出したいです」と言われるよりも
「私、〇〇な本を書きたいです」と言われた方が
編集者はぐっとくると思います。


