混んでいるお店と混んでいないお店の2極化 | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

出版業界は昔から、

6匹目までは、どじょうがいると、

1つ売れると、似たような本が

6冊くらいは出ていました。

 

しかし、近頃は

20匹目くらいまで出ているイメージ。

実際売れるのは3匹目くらいまで

なのでしょうが。

 

それでも、「売れてる本」と似たような

テーマの本でないと、企画が通らないと

聞きますから、ますます似たような本が

多くなってしまうのでしょう。

これだけグローバルだ、

個性の多様性だと言われているのに、

 

人々の嗜好は、ある時期を境に

どんどん絞られてきているように

感じます。

私の青春時代のバブル期は、

ほとんどの若い女性は

ワンレン、ボディコン。

当然私も、ワンレン、ボディコンww

 

サザンオールスターズの

#「ミス・ブランニューデイ」

は、当時の私たちを歌った曲

 

♪みな、おなじそぶり

♪誰かと似た身なり

 

当時の若い女性は、

後ろから見たら

みんな同じでした。

 

なんだか、

その時代に

戻りつつあるのかなと思ったりして・・。

 

さておき、

飲食店も、洋服屋さんも

混んでいるお店は行列していますが、

空いているお店には、人っ子一人いない。

誰かが「いいよ!」と紹介したものには

飛びつくけれども、

 

自分で探す、自分で選ぶ、自分で決めるが

またできなくなっているのかもしれません。

 

白か黒か、

右か左か

売れるか売れないか

いいかダメか

 

いろいろなものが2極化されているようです。

 

だからとって、2極化されていても

単純ではないので、

この時代のニーズを捉えるの

簡単そうで、難しいのです。

 

 

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