編集長の富田志乃です。
出版業界は昔から、
6匹目までは、どじょうがいると、
1つ売れると、似たような本が
6冊くらいは出ていました。
しかし、近頃は
20匹目くらいまで出ているイメージ。
実際売れるのは3匹目くらいまで
なのでしょうが。
それでも、「売れてる本」と似たような
テーマの本でないと、企画が通らないと
聞きますから、ますます似たような本が
多くなってしまうのでしょう。
これだけグローバルだ、
個性の多様性だと言われているのに、
人々の嗜好は、ある時期を境に
どんどん絞られてきているように
感じます。
私の青春時代のバブル期は、
ほとんどの若い女性は
ワンレン、ボディコン。
当然私も、ワンレン、ボディコンww
サザンオールスターズの
#「ミス・ブランニューデイ」
は、当時の私たちを歌った曲
♪みな、おなじそぶり
♪誰かと似た身なり
当時の若い女性は、
後ろから見たら
みんな同じでした。
なんだか、
その時代に
戻りつつあるのかなと思ったりして・・。
さておき、
飲食店も、洋服屋さんも
混んでいるお店は行列していますが、
空いているお店には、人っ子一人いない。
誰かが「いいよ!」と紹介したものには
飛びつくけれども、
自分で探す、自分で選ぶ、自分で決めるが
またできなくなっているのかもしれません。
白か黒か、
右か左か
売れるか売れないか
いいかダメか
いろいろなものが2極化されているようです。
だからとって、2極化されていても
単純ではないので、
この時代のニーズを捉えるの
簡単そうで、難しいのです。


