KKロングセラーズ
編集長の富田志乃です。
突然ですが、
下記の文章を読んでください。
A)
「五軒町はどのくらい入る?」
「お茶の水は何だって?」
出版業界の方でも、
編集の方でしたら
なんのこっちゃ?
と思う方もいるかもしれません。
B)
「トーハンさんは、この新刊、
どのくらい仕入れてくれるかな?
希望数から調整なしで仕入れてくれそう?」
「日販さんの方は?希望数の調整どのくらい?」
というのが、翻訳でしょうか。
それだって、
一般の方にとっては
何の話をしているのか
わかりませんよね?
C)
出版業界には
書店さんと出版社を結ぶ
取次会社(流通業者)があり、
その取次会社の主な会社さんが
トーハンさんと日販さんになります。
そして、それぞれの会社の隠語として
新宿区五軒町にあるので「五軒町」
東京のJRお茶の水駅前にあるので
「お茶の水」と呼ばれています。
その取次店さんで、
新刊を何冊くらい、
仕入れてくれるかな?
という会話になります。
と、書いても、
まだ、
わからないかもしれませんが。。
ひとまず
出版業界の、さらには、
「営業」部門の人が読者でしたら
A)の文章でも伝わります。
でも、出版業界全体に向けてだったら
B)となります。
しかしながら、
業界外の方に向けてでしたら
B)の他にC)の説明も必要でしょう。
出版業界について、
全くわからない方に
向けるのでしたら、
もっともっと、
基本的な説明を
する必要があるでしょう。
つまり
1つは、読者が誰かによって、
文章は変わってくるということ。
2つめ、より多くの読者に向けて
発信する場合は、
専門用語は使わない方がよいということ。
専門用語が通じるということは、
それだけ、
読者層はニッチになるのだということです。
もちろん、
専門書というものもありますので、
すべてが一般に向けた
書物であるとは限りません。
ただ、一般の方向けの、
さらには、
初心者向けの本を書きたいと
思うのでしたら、
いったん、まわりの方に
読んでいただくとよいと思います。
ただし、ご自身の業界や、
団体などはまったく
無関係の方にしてください。
この意味わかる?
この言葉わかる?
と、確認してみてください。
そう書きながらも、
私自身もセミナーを
開催させていただく中で、
「それ、どういう意味ですか?」
と質問されることが多々あります。
普段当たり前に使っている言葉でも、
はじめて耳にされる方も多い。
誰にでも伝わる言葉で説明するというのは、
なかなか難しいものです。
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