鍬の再生 | 酔いどれ大雑記 または砥石の断面図

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砥石、研ぎ、刃物を中心にした戯れ言

近所の先輩に仰せつかった鍬を、性懲りもなくまた再生(リフレッシュ?)してみようと思います。




もう直してしまった後ですが、刃元部分を逆方向に曲げてしまってました…( ̄з ̄)


畑にあった切り株か何かををテコの原理でしゃくって動かそうとしたんでしょうけど、そういう作業はバールか何かでやって欲しいものです。

早めに出勤し、現場にある酸素バーナーで最小限だけ炙り、刃先を万力にかませてエイヤーっと直してやりました…指差してる辺りをバーナーで炙りました。


良い子の皆さんはこんな乱暴な真似しないようにしましょうね(*^^*)

ここさえクリア出来たら、磨り減って丸くなってしまった刃先を、土を必要な分だけ掬えるように刃先の形状に削ってやろうと思います。



ベビーサンダーで削る訳ですが、ノーマル回転では回転が早過ぎて削った部分の焼きが鈍ってしまう恐れがあるので、スピコンで回転を下げつつ、また水でちょいちょい冷やしながら少しずつ削りました。

表と裏をカップブラシで磨き錆びを落とし、黒錆置換材を塗っておきます。


刃先をベビーサンダーで粗方削りましたが途中までで終えます。
電動工具で最後まではやりません…やりたくないと言った方が正解かなぁ~?

で、ツボタケ(広島?)とニコルソンのヤスリでゴリゴリ削って追い込んで行きます。


Rに沿ってヤスリを掛けてやらないとイケないので、これはちょっと難しいヤスリ掛けかも…。

柄にも薄っすらヒビが入ってる部分があったりするので、ワトコオイル塗ってウェットサンディングしておきます。

色々やっても先輩は気付かないと思います…それで良いんです!(^_^)