昨年、奥山村の自分ごと化会議に出席した。
NPO会長が「ローカルコープ」を活用しなければ奥山村はジリ貧だから「自分ごと化会議」は出るべきと断言したから、メンバーになった。
結局、報告会を入れた5回中4回出席。
最初に感じた
「胡散臭い、一体何がしたいんだ」
と言う印象は強まる不信感と共により一層強い印象に変わった。
それを上手く言葉に出来なかった。
でも、今朝
雨の中、雨天決行の小学校主催の廃品回収活動を見て理解出来た。
今年は例年5月最終週のごみゼロ運動実施日(5月30日)に近い日に実施されていたのにお知らせが回らなかった。
現在奥山村の小学校にほぼ児童がいない。PTA活動の一部だった廃品回収活動も出来なくなったのだろうと他人ごとに考えていた。
ところが四日前にLINEで告知が回った。
6月9日に実施と。
で、今朝小雨が降る中、8時には雨が止むので雨天決行の告知も発信された。
今日はやっぱり無理かもと外に出た私に
すかさず村人Aさんが
「今日、やるから出してね」と声を掛けてくれた。
で、ゆっくりと指定された場所に置きに行くと
1台の軽トラが止まった。
荷台に一杯の古新聞と雑誌。
助手席から隣人が出てきて
「載せてくね」
とニコニコ笑ってくれた。
彼女たち夫婦は学校とはほぼ無関係。
ボランティアでPTA活動を自主的に協力。
その後爽やかに走り去った。
次に来た軽トラから降りてきた村人も学校とは縁遠い人種。
学校が困っていたら
自主的に自分の軽トラを出して協力を惜しまない。
これが本当の自分ごと化だと思った。
考える前に行動すること。
それを当たり前だと本人達が思っていること。
実施が難しいから出来ないかもって思った私を叱りつけたい。
みんな、学校が困っているから自分のできることをしようと思っている。
私の百倍意識が高い。
この人たちがいる限り奥山村は衰退しない!と思った。
課題をきちんと把握して解決する行動を起こす真っ当な人が住んでいる。
それが奥山村の底力だと私は信じる。
秋の廃品回収活動時には我が家の4トントラックが活躍できたらいいなあと思った。
運転できないけど。